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食品用の簡易放射線測定装置でできるだけよい測定を行うために:CAPINTEC CAPTUS 3000A編

米国製のNaI検出器入り食品用簡易測定装置、CAPINTEC CAPTUS 3000Aは消費者庁が貸し出し用検査機器として選定し、第2次(50台)および第3次配分先(150台)に配分した機種です。 配分先一覧はこちら http://www.caa.go.jp/jisin/index.html#m029 配分ごとの機種はこちらのまとめの「番外編::消費者庁の検査機器貸出しの機種選定って・・・」の項 http://togetter.com/li/280748 続きを読む
科学 セシウム137 放射線測定 セシウム134 nai検出器 食品 カリウム40 給食丸ごと検査
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発端:見てびっくり、宮城県加美町の給食丸ごと検査結果

涙月 @namidanotuki
丸ごと測定で12Bq http://t.co/mFZJP9s5 簡易測定とはいえ、びっくり!
Susanna Yukari Oseki @niigatamama
これって常時検出限界ぎりぎりまで出ているということなのでは?検出されても対策をとってくれなければ、意味がない。 RT @namidanotuki 丸ごと測定で12Bq http://t.co/tUom2Jsj 簡易測定とはいえ、びっくり!
涙月 @namidanotuki
@niigatamama 対応するのか探しているんだけど、見つからない。
Susanna Yukari Oseki @niigatamama
@namidanotuki 「食材を測定の結果、国が定める基準規制値を超えた場合は、その食材を使用しません。」と書いてあるから、40Bq/kg超えないと対策はとらないということでは? http://t.co/tUom2Jsj
涙月 @namidanotuki
@niigatamama 丸ごとに関しても40でしょうかね。新潟も12じゃ発表だけだし・・
Susanna Yukari Oseki @niigatamama
@namidanotuki この宮城の文書を見る限り、そういうことだろうね。だから下限値を下げて、少しでも検出されたら、食材を見直して、常時NDを目指すことを確約していただくことが大事。

すぐに疑問点が浮上

nao @parasite2006
@namidanotuki 給食丸ごと検査をNaIで15分測定、しかも試料の使用量を書かないなど今時もってのほかhttp://t.co/MLVnvpME 1週分まとめて2 kgにしてGeで外注検査、30 分連続測定というのが対費用効果ベスト。これで検出限界0.5 Bq/kg達成可
nao @parasite2006
@namidanotuki ともあれこれはこの日の給食の食材を一つずつ検査して、原因を突き止める必要はありますね。ここの給食丸ごと検査は今年4月に始まった時はちゃんとGeで30分測定していたのに、6/11以降は発注していたNaI検出器の入荷を理由に全部がNaI測定に切り替え
nao @parasite2006
@namidanotuki そして宮城県加美町の給食丸ごと検査http://t.co/JIGQrNTu は、NaI検出器きりかえ第1回からこのとおり検出限界越えが頻発http://t.co/gtucYsoJ Geで測定していたころは一度も検出限界越えが出たことがなかったのに。
Susanna Yukari Oseki @niigatamama
@parasite2006 @namidanotuki それを達成したとしても、結果として、現時点でこのように検出されていても、基準値を超えない限り何ら対策をとらないのと同じ対応では困りますよね。どれくらい検出されたら、調査する、食材に配慮するという基準を下げさせる必要があるかと
nao @parasite2006
@niigatamama いや、これはどうも給食そのものよりも、一度検査法を疑ったほうがいいかも。http://t.co/oa3swXZD ゲルマで外注していた頃は一度も検出限界越えが出たことのなかった所が、注文したNaI検出器が入荷して切り替えたとたん毎週どこかで検出限界越え
nao @parasite2006
@niigatamama @namidanotuki しかも厚生労働省に報告されるGe半導体検出器による検査結果では最近検出限界越えが全く出ていない茨城県産のジャガイモから、ここのNaI検出器は繰り返し検出限界越えのセシウムを検出しています。

厚生労働省が公表する全国の食品の放射能測定結果(2012年3月21日以降の分)は三重大学・奥村先生のデータベースhttp://bit.ly/IuWp4l で産地別、品目別に検索できます。都道府県=茨城県、品目=ジャガイモ、Cs-134+137=0 Bq/kg以上と入力して「検索」ボタンを押すと、検出限界未満を含むすべてのデータが画面下半分に一覧表示されます。

nao @parasite2006
@niigatamama カリウムを多く含むジャガイモは、K40の影響の補正がうまくいっていないNaI検出器で測定すると放射性セシウムが誤検出されることがよくある野菜のひとつです。
Susanna Yukari Oseki @niigatamama
@parasite2006 NaIに変わった初期のものはバナナやオレンジが含まれていることが多いですね。しかも検出される時はだいたい10Bq/kg代であることもparasiteさんの検査法に対する疑念を裏付けているような気もします。こちらの自治体にはお電話されたことはありますか?

早速調査開始

nao @parasite2006
【情報求む】宮城県加美町の給食検査http://t.co/JIGQrNTu に今年6/11から導入のNaI検出器入り簡易測定装置の機種名をご存知の方、@parasite2006 までご一報下さい。厚労省報告Ge検査結果で最近不検出続きの茨城県産ジャガイモから繰り返しCsを検出
nao @parasite2006
宮城県加美町は、消費者庁の検査機器貸出しの第3次配分先http://t.co/75lUI0q8 配分機種は遮蔽壁3 cmの米国CAPINTEC社製CAPTUS 3000A http://t.co/eJr3UJbT (詳しくはこのまとめhttp://t.co/KACmNBCp
nao @parasite2006
米国CAPINTEC社製CAPTUS 3000A http://t.co/AGP1l0aj は遮蔽壁の厚さが3 cmしかなく、装置付属のマリネリビーカーも500 ml用(これはベルトールドのLB2045の420 mlとほぼ同等)。これでは文字通り一度に一人分の給食しか入らない。
nao @parasite2006
(同じメーカーの上位機種CAPTUS 3000Bなら遮蔽壁は4 cmあり、1 Lマリネリビーカーが使えたのに。第1次配分の機種は遮蔽壁が4 cmあっただけに、これを知った時は配分先の数が増えたからといって装置の性能をダウングレードするとはけしからんとずいぶん腹が立ったものだった)

NaI検出器入りの簡易測定装置では、天然放射性物質であるカリウム40の影響をうまく差し引かないとこれを放射性セシウムと誤検出してしまいます。このことはカリウムを大量に含むものがたくさんある食品の測定で特に大きな問題になります。しかもカリウムの影響を差し引くための操作は機種ごとに違うので、据え付けの際に製造元の技術担当者によく説明してもらウ必要があります。ユーザーが自力でやるのが無理だと思ったら、有償で設定してもらうのが賢明でしょう(むしろ製造元側はこうした有償設定サービスを積極的に用意して、せっかく売った製品が風評被害製造機になるのを防ぐべき)。
CAPINTEC社のCAPTUS 3000Aと同程度の性能のドイツ製のNaI検出器入り簡易測定装置、ベルトールドLB2045(検出器直径2.5 インチ、遮蔽壁厚さ5 cm、試料容器は420 ml入りマリネリビーカー)が宮城県栗原市の給食検査に導入された時、カリウム補正のための設定変更の必要性を製造元の技術担当者がユーザーに十分説明しなかったばかりに、設定変更なしで装置が使われ続け、その結果宮城県産のジャガイモから23 Bq/kgの放射性セシウムを誤って検出したことがありました。このときのいきさつはこのブログ記事 http://t.co/f4goODX5 をご覧下さい。

nao @parasite2006
【急告】NaI検出器入りの食品用簡易測定装置をお使いの方、特に今年4月以降ジャガイモを測定してセシウムを検出したことがある方、一度「やさしお」を測定してみて下さい。セシウムが検出されたら大至急製造元の技術担当者に相談を。放射性カリウムの影響を差し引く装置調整かソフト改訂が必要です
moca_matari @moca_matari
今のRT追記:「やさしお」とは塩のNaをKに置き換えた食品。約8500Bq/kgの自然由来の放射性Kが含まれており、これをセシウムと誤検知するという RT @parasite2006: 【急告】NaI検出器入りの食品用簡易測定装置を(略) http://t.co/jVTsfOPs
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コメント

T2HKG @T2HKG 2012年9月5日
結局、原因はオレンジ(のK?)だったのでしょうか?
nao @parasite2006 2012年9月6日
うーん、他の日も見て行くと、カリウムの多い果物が生のままでデザートに出されている時にセシウム検出と判定されている日が多いように思います。たとえば6/21検査の保育園のメロン、カリウム含量350 mg/100gでバナナ(360 mg/100g)とどっこいどっこい。また6/14検査の中学校のキウイフルーツ(290 mg/100g)。
nao @parasite2006 2012年9月6日
また7/13公表の結果http://bit.ly/NRKrlq を見ると、食材のゴボウ(7/11検査、群馬県産)とゴボウがおかずに使われている給食(7/10検査の保育園、7/12検査の中学校)がセシウム検出判定になっていますが、ゴボウのカリウム含量は210 mg/100 gで、あちこちの持ち込み検査でセシウムが誤検出されることがあるハクサイ(220 mg/100 g)と同程度。
nao @parasite2006 2012年9月6日
NaI検出器入りの簡易測定装置で食品を検査する時は、カリウムの多い食品の一覧表http://bit.ly/guYATX を手元に置き、とくにカリウムの量が多い品目は覚えておくといいだろうとかねがね思っています。
wwinkanjinnno @wwinkanjinnno 2012年9月6日
フルーツ類に比べると、ゴボウは一度にそんなに沢山は食わないんじゃないでしょうか? ハクサイも漬け物なら一切れ二切れでは?
nao @parasite2006 2012年9月6日
コメント有難うございます。確かに重量あたりの含有量が多くても実際に一度に食べる量はどれだけかという問題は常にあります(栄養素の摂取量を考えるときと同じ)。ただ私のコメントの主旨は、食材としてのゴボウのカリウム含有量がセシウムの誤検出をおこしうるほど多いことを今まで知らなかったことにあります。ゴボウは垂直方向に深く根を張るので、土壌からのセシウムの移行が起こりにくいとされる野菜です。
nao @parasite2006 2012年9月14日
宮城県加美町の給食検査の結果はその後2回公表されています。9/3-7の分http://bit.ly/Q7V7Ox では9/3の保育園の給食(納豆とオレンジ使用)と食材3件(しめじ、ピーマン、キャベツ)がセシウム検出(10-16 Bq/kg)と報告されたのに対し、9/10-14の分http://bit.ly/Q7VTex は給食、食材ともすべて不検出(検出限界は総セシウム量で10 Bq/kg)。
nao @parasite2006 2012年11月2日
久しぶりに加美町の給食検査結果ページ(このページhttp://bit.ly/OSTncS の下半分に掲載)をチェックしてみると、9/24-9/28検査分http://bit.ly/SjRNko で結果一覧表の下にはじめて「NaI検出器では自然放射線核種(ビスマス等)が放射性セシウムに影響を与えることがあります」という但し書きが。以来同じ但し書きが毎回の報告書に必ずつくだけでなく、検査結果公表ページにも表示。検査結果も9/10-14検査分以降不検出を継続中
nao @parasite2006 2012年12月12日
再度加美町の給食検査結果ページ(このページhttp://bit.ly/OSTncS の下半分に掲載)をチェックしてみると、11/5-9検査分http://bit.ly/VzoRW2 のうち11/9に検査した宮城県産生しいたけから24 Bq/kgのセシウムが検出され使用差し止めに。これ以外は食材、給食とも不検出判定(検出限界は総セシウム10 Bq/kg)が続いています。
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