対戦格闘ゲームをカードゲームで再現！　「YOMI」の魅力を語る

支部長 @koi_shibucho

明日ようやく対戦格闘ゲームのカードゲーム移植であるところの「YOMI」が届くんすよ。ルールに愉快な記載があって、「本作はトランプとしても使えます」。いやいや待て待て。

支部長 @koi_shibucho

２Ｄ対戦格闘ゲームをほとんど完璧な形でカードゲーム化した「YOMI」は、２Ｄ対戦格闘ゲーム好きにこそ遊んでほしいんよ。アクション性と間合いがないくらいで、読みあい・立ち回り・連続技・追い撃ち・特殊技に超必殺技まで完備。キャラクターも１０人いてそれぞれに能力が違う。

支部長 @koi_shibucho

YOMIは互いにカードを伏せて出し、めくりあってその強さを比べます。強さは３すくみ。攻撃は投げに勝ち、投げはブロックと避けに勝ち、ブロックと避けは攻撃に勝ちます。ブロックで勝つと手札にそのカードが戻り、なおかつ山札から1枚引けます。避けの場合は、手札から1枚攻撃カードを出せます。

支部長 @koi_shibucho

互いに攻撃カードだった場合、技の発生速度の速いほうが勝ちます。対戦格闘ゲームでもよく見られる光景ですね。同点なら相打ち。投げも同様ですが、発生速度が同じだと互いに投げられません。投げ抜けですな。

支部長 @koi_shibucho

攻撃ではコンビネーション（コンボ）が使えます。カードにはトランプのマークと数字が書かれているので、その数字が連番だった場合にコンボできます。たとえば２→３→４という順番ですね。コンボは無制限に決められるのではなく、各キャラに設定されたコンボ限界値と技のコンボ消費値で決まります。

支部長 @koi_shibucho

また、投げ技からコンボをつなげることもできます。すべての技がコンボにつながるわけでなく、コンボ不可の技やそれを出すとコンボが終了する技もあります。各キャラによってもちろんカード配分が違うので、各キャラの個性につながっていくんですね。ここらへんも対戦格闘ゲームとまったく一緒です。

支部長 @koi_shibucho

「YOMI」の対戦格闘ゲームの再現っぷりと、ルールなんかしらなくてもすぐできるわかりやすさと、ゲームとしての面白さに、はじめてやったその日のうちにアメリカから直輸入したくらい。俺、「YOMI」でならプロゲーマーの「ザ・ビースト」ウメハラ氏に勝てるかもしれん。

支部長 @koi_shibucho

また、J、Ｑ、Ｋの印刷された技はいわゆる必殺技にあたります。ダメージは基本的に大きく、それぞれに特徴的なや個性がつけられています。また、防御された時の削りダメージも設定されてます。いまのところ、『真サムライスピリッツ』のズィーガーみたいな削り専門技を持つキャラはいませんね。

支部長 @koi_shibucho

Ａが印刷されたカードは超必殺技です。体力が減っていないと出せないわけではありませんが、出すための条件がいろいろと定められています。体力を6割持っていく投げや避けから出せる超必殺技なんかもあって、相手が必殺技を出せる条件が見えてくると、緊迫感が高まるんですな。

支部長 @koi_shibucho

超必殺技カードを山札から引っ張ってくることもできます。１つはコンボを一定数決め、もう1つは手札からペアを捨てる。どちらも対戦格闘ゲームの仕組みをうまく取り入れ、落とし込んでます。

支部長 @koi_shibucho

対戦格闘ゲーをカードゲームで完全再現した「YOMI」は超面白いんですよ。KOF95の草薙京みたいに避け攻撃から超必殺が入るキャラもいれば、体力を減らしながら超必殺技を連打するキャラもいる。やたらとコンボがつながるやつに、攻撃をブロックすると相手にダメージを与えられるキャラも。

支部長 @koi_shibucho

攻撃を当ててからカードを引き、特殊技をキメるパンダ。ＦＦ６のセッツァーみたいなキャラなんよ。画面端でガード固めて飛び道具飛ばすだけの完全待ちプレイ戦法とか、相手に無理矢理防御させてそこから投げにつなげるハメ野郎までキャラで再現。ドラゴンに変身して体力７割減らすオヤジも超熱い。

支部長 @koi_shibucho

対戦格闘はもう２０年くらい遊んでいるけど（『アーバンチャンピオン』を含めたらもっと長い）、「YOMI」はカードゲームとしてはもちろん、対戦格闘シミュレーターとしても本当によく出来てるし、作ったアメリカンが日本製の２Ｄ対戦格闘を愛しすぎてるのもよく伝わってくる。

支部長 @koi_shibucho

そういえば、ファミコン『大甲子園』の駆け引きのエッセンスを対戦格闘で再現したのが『ストリートファイターII』という話を聞いたことがある。なるほど『大甲子園』も読みあいだし、そして『ストII』から２０年後に生まれた「YOMI」もやっぱり読みあいのゲームなんですよ。実に面白い。

支部長 @koi_shibucho

かように「YOMI」は大変すぐれた対戦格闘カードゲームであるが、はるれいさんこと春麗をモチーフにしたキャラがいないんだよなぁ。作るか、それこそMUGENのように。

支部長 @koi_shibucho

対戦格闘カードゲーム「YOMI」は人気が大爆発しまして、終盤はそれしかやってない人がいたくらいです。とにかく読みあいが面白いっ！ テンポがいい！ 『ストII』全盛期みたいな熱気がありました。もちろん今日は完徹で「YOMI」対戦。

支部長 @koi_shibucho

結局、朝まで「YOMI」を対戦してしまったわー。いやぁ、こいつは大傑作。対戦格闘やってる人もやってた人もまずハマるはず。もちろん読みあいというのがあるんだけど、相手の読み筋を対戦格闘のセオリーにそった形でコントロールできるようになると、面白さの質が変わるね。

支部長 @koi_shibucho

セツキという見習い忍者がいるんだけど、明らかに一人だけ弱いんだよね。体力が少ない、手数を当ててもダメージ少ない、勝つための戦術が本当に限られてる。どのキャラにも勝率１割を切ってると思うんだけど、どう見ても元キャラは『ストIII』の見習い忍者いぶきなんだよね。

支部長 @koi_shibucho

他のキャラは完璧にバランス調整されているのに、なぜセツキだけ弱いのかっのを話していて、それは多分いぶきの実戦での弱さを完全再現したのではないか、と。制作者に持ちキャラがいぶきの人がいて、だから強いいぶきはいぶきじゃない、みたいな思いがあるとしか思えない。

支部長 @koi_shibucho

@minqe11 ええ、あと捨て札を山札に積む能力があるので、それがうまくハマれば、というかそれしか勝ちが見えてないです。

上杉真人｜ボードゲームデザイナー @dbs_curry

@koi_shibucho Yomi の Setsuki が弱い問題ですが、あのゲームはかなり長いベータテストで各キャラの勝率が一定範囲に収まるように調整されていたので、意図的に弱くしたわけではないと思います。実際勝率最悪っぽいですが…。 http://t.co/YSuP4cut

David Sirlin @Sirlin

@dbs_curry @koi_shibucho The very small difference in winning % for Setsuki is because she is so popular. Bad players skew those stats.

David Sirlin @Sirlin

@koi_shibucho @dbs_curry Hmm, she idolizes Grave (similar to Sakura liking Ryu). She is similar to Cammy and Ibuki for fighting style.

David Sirlin @Sirlin

@koi_shibucho @dbs_curry Rook = Potemkin / Zangief. Geiger= Guile (w/ Venom super). DeGrey = Slayer. Valerie= Fei Long. Jaina = Ken / Sagat.

支部長 @koi_shibucho

対戦格闘カードゲーム『YOMI』にルークというキャラがいる。こいつの元ネタは『ギルティギア』のポチョムキンだろうね。デカくて岩のようなゴツい体、投げキャラ設定、相手の技を堪えてから反撃するアンブレイカブルスピリッツ、ダメージのデカい超必殺投げのポチョムキンバスターも持ってる。