漫画家としての「売り」はどこからやってくる?

「ほとんどの人が誤解している、デビュー前新人が心得るべきこと。  投稿や持込みは「営業」であって受験でも就活でもない。  作家デビューは自分で店を開いて経営することと同じ。  だから「私の才能を評価してください」ではダメです。  『才能があることは前提』で、版元はあなたの“売り”が知りたいのです。」 続きを読む
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竹熊健太郎氏の「デビュー前の漫画家でも自分の『売り』というものは持ち合わせているべきである」という発言に対する違和感から始まります……
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
ほとんどの人が誤解している、デビュー前新人が心得るべきこと。投稿や持込みは「営業」であって受験でも就活でもない。作家デビューは自分で店を開いて経営することと同じ。だから「私の才能を評価してください」ではダメです。「才能があることは前提」で、版元はあなたの“売り”が知りたいのです。
星崎真紀@魔法のリノベ④ @hoshizak
竹熊さんの持ち込みツイートが何度かRTされてくるんだけど、デビュー前に自分のどこに才能があるかなんてわからなくて、初代担当者に見つけてもらってそこを一生懸命磨いてデビューに至った私は32年間勘違いしたまま来ちゃったってこと?http://t.co/uGJwfS1a
星崎真紀@魔法のリノベ④ @hoshizak
もっと言っちゃうと初めて描いたシリーズものなんて。読者のファンレターの「こういうところが好き」「キャラのこういうところが面白い」って言葉で、(そうか自分はこういうところが売りなのか)って気づいてそれではじめて自分の売りを意識できるようになったようなもので。
星崎真紀@魔法のリノベ④ @hoshizak
自分で自分の売りを営業できるようになったのはデビュー7年目くらいの、いったん人気が落ちてなんとかせにゃーってなってからでしたよすみません。
井上正治 @inouemasahal
@hoshizak 僕も自分の才能なんてわかんないです。RTに違和感。
星崎真紀@魔法のリノベ④ @hoshizak
間違ってはいまいけど違和感ありますよね。若い人の才能の芽をみつけて水と栄養をあげるのが編集者の役割の一つだと思ってたので。RT @inouemasahal: @hoshizak 僕も自分の才能なんてわかんないです。RTに違和感。
井上正治 @inouemasahal
@hoshizak 新人に必要なのは叩かれて凹んでも翌日には前に進む忍耐力としぶとさではないかと思います。
星崎真紀@魔法のリノベ④ @hoshizak
「これ、何が面白いの?」と聞かれて答えられるようになったらプロになったということだと思ってます。RT @inouemasahal: @hoshizak 新人に必要なのは叩かれて凹んでも翌日には前に進む忍耐力としぶとさではないかと思います。
井上正治 @inouemasahal
なんとなく描いてみた‥ではダメですもんね。 RT @hoshizak: 「これ、何が面白いの?」と聞かれて答えられるようになったらプロになったということだと思ってます。
星崎真紀@魔法のリノベ④ @hoshizak
@inouemasahal 投稿者さんに「この作品で何が描きたかったの?」と聞いて「動物」という答えが返ってきたことがあって困ったことがありました。
井上正治 @inouemasahal
@hoshizak うーん「女の子」が描きたかった‥みたいなもんですねw
星崎真紀@魔法のリノベ④ @hoshizak
@inouemasahal それはそれでアリな作品もあるんですけどね。「描きたかった」が、絵だけじゃなくて中身もなら大丈夫なんですが。
自分の『売り』は経験を積んで初めてわかるもの
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
ほとんどの人が誤解している、デビュー前新人が心得るべきこと。投稿や持込みは「営業」であって受験でも就活でもない。作家デビューは自分で店を開いて経営することと同じ。だから「私の才能を評価してください」ではダメです。「才能があることは前提」で、版元はあなたの“売り”が知りたいのです。
高崎佳代 @kayo0126
ていうRTはある意味正解なのかなあ でもプロでもないのに営業とかこれいかに。星崎真紀先生@hoshizakのおっしゃるように、漫画家さんもだけど役者も、やっていくうちに周囲の声などで色々道を探りつつ自分に一番合うものをみつけるのでは
星崎真紀@魔法のリノベ④ @hoshizak
@kayo0126 自分でわかっていればそれに越したことないんですけど、そこに行き着くまでには経験が必要なんですよね。
高崎佳代 @kayo0126
@hoshizak  そうですよね経験。それと「仕事なんだから勉強させてもらったとか言うな」って言われたことがありますが、仕事しながら一生勉強してるって感じだなあと思っています。虎蛇とブー子の2話楽しみにしています!お返事ありがとうございます!
星崎真紀@魔法のリノベ④ @hoshizak
@kayo0126 こちらこそ読んで頂いてありがとうございます。役者のお仕事がんばってください。
「売り」を磨き上げる場所は「現場」から「学校」へ?
石川俊樹 @ishikawatoshiki
自分はちょっと描ける学生には「売り」を必ず聞きますよ。「女の子」でもOK! RT @inouemasahal: なんとなく描いてみた‥ではダメですもんね。 RT @hoshizak: 「これ、何が面白いの?」と聞かれて答えられるようになったらプロになったということだと思ってます。
石川俊樹 @ishikawatoshiki
作品の「売り」はテーマ性というより「強度」の問題だと思っている。漫然と好きなものを並べて描くより、一つの要素にフォーカスする事でだんだんと自分の押していくべき「売り」が見えてくる。・・という自己プロデュースの訓練。
井上正治 @inouemasahal
@ishikawatoshiki @hoshizak 売りを磨き上げることは大事ですね。僕は漫画家志望時代はわかんなかったけど。
石川俊樹 @ishikawatoshiki
@inouemasahal @hoshizak 自分も一人じゃわかんなかったですね。その点マンガの学校は訓練できるからいいですね、本番(対編集)でヤケドする前に(笑)・・
星崎真紀@魔法のリノベ④ @hoshizak
@ishikawatoshiki 漫画を教える学校が増えて、そこに向かう漫画家志望者が増えた理由はそこなのかもと思いました。編集者は即戦力を求め、かつて編集者がやって来た育英の仕事を学校関係者が担うようになってきた側面があるのかも。
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コメント

菊池健 @t_kikuchi 2012年9月8日
漫画家支援者の立場は、竹熊先生の言葉に近い所を言いがちなのかも知れない。両方の視座を見れたことに感謝。ただ「営業する」という言葉の意味の中には、諦めずにどんどん向かっていくという意味も含まれるはず。(続
菊池健 @t_kikuchi 2012年9月8日
トキワ荘PJでは「1000ページ描いて一人前、最初は早く沢山描くべし」と言い続けている。基礎体力として量産の地力をつけるのは、営業マンの最初の仕事に似ると思うけども、まぁどこから始めるかという所の違いか。この議論、対立軸には見えないのは私だけかしら。
山本ランビディン @white_apple001 2012年9月8日
竹熊氏は持込は営業といいますけど、この論法だと即戦力を求めてる企業に応募する就活生の活動も営業と考えなければならないので矛盾しますよね。企業側の論理としては正論ですが結局は建前に過ぎないのでは?作家さん側の認識と齟齬が生まれてますし実態にはあってないと思うのですが。
山本ランビディン @white_apple001 2012年9月8日
受験においても最初からビジョンを持って合格し、入学する学生さんは実際どれくらいいるんでしょうか。推薦ありきの学校なら面接でのビジョンの説明も必要でしょうが大抵はペーパーテストを通過しての入学ですよね。
山本ランビディン @white_apple001 2012年9月8日
業界に新人を育てる余裕は無いという話も本当なのでしょうか?ビジョンと実力を示せる若手だけが採用され、その他は切り捨てられてしまう。そのうえ代わりはいくらでもいる。そんな情の薄い業界を竹熊氏は望んでいるのでしょうか?
小松伸郎 @SteAcca1 2012年9月8日
white_apple001 就活を営業と置き換えても矛盾しないのでは?漫画家さんは出版社から食べさせてもらう立場ではなくお互いに利益を出し合う間柄ですが、それは企業と社員の立場でも同じこと。
小松伸郎 @SteAcca1 2012年9月8日
編集さんと漫画家さんが密な関係なのは大いに喜ばしい事だと思いますが、そこのところを履き違えてる漫画家さんが多いような気がする…
小松伸郎 @SteAcca1 2012年9月8日
単純な話、漫画家って自営業を開始した時点でベテランも新人もないでしょ。取引先にしてみりゃ、営業がいい話持ってきたと思って話を聞いてみたら甘っちょろい事言ってる就活生だった場合、仮に商材が良くても契約するのは躊躇うと思う。
けん @bunbun_kenken 2012年9月8日
この議論って、就活指導する側が就活する学生に言うことと、実際に就活に成功した人の体験談の違いにとっても似てて、面白いなあ。要は自分のアピールポイントを自分がはっきり掴めてるくらいなら、就活なんかには苦労しないよってことなのかなあ?
シンデン @Shinden28 2012年9月8日
竹熊氏の言ってることは、書いらっしゃる通り「デビュー前新人が心得るべきこと」であって、他の漫画家さんのコメントは「そこを突破すれば、実際にはこういう仕事内容ですよ」といった体験談ですよね?これ。
シンデン @Shinden28 2012年9月8日
あと、「売り」も「私の売りはAです」と、とりあえずでも言えれば、そこから編集さんが「ここはA’に路線を修正しないか」とか「いやBだろ」といった風に修正がしやすいと思うのです。必ずしもそうなるとは限らないでしょうが、指針としては有効な道筋の一つかと。
楽茶@rakti @rakti_puncak 2012年9月8日
テーマについては、事務系の仕事と芸術系の仕事の違いであって前者ではまずそこを考える必要が育成では大切ですが、芸術系では無意識にでてくるものなんじゃないかぁ、と思ったり。 どっちが間違っているじゃなくて、ベクトルの違い。
楽茶@rakti @rakti_puncak 2012年9月8日
ベクトルの違いはエディターとクリエーターの違いであって、どちらに偏向した考えであってもいけない。どっちもどっち、というのではなく、お互いにぶつけあっていいものを共同で作りましょう、みたいなものかと思っています。
楽茶@rakti @rakti_puncak 2012年9月8日
自分の能力に対して自分の意見を仮説で持ってそれで売り込みをかけることはいいことだと思う。そこで、違うよ、といわれてもいいし、そうだ、と言われてもいい。ただ、自分自身の能力に対して、あまり無責任になってはいけないと思う。抽象的でわかりづらくて申し訳ないです。
七衣れむ @rem_nanai 2012年9月8日
無意識下にあるはずの「売り」を意識化して、伸ばすせれば表現者としては強みになるはずだ。しかし、それが出来る人間はどれくらいいるのか。教育すれば何とかなると思いがちだが、教える側の方法論と教え方のうまさ、それに対する教えられる側の適正と行間を読める力が必要なので、期間的にも芽が出なかったという結果に陥るかもしれない。そのコストを編集が負うべきか否か。負えるような時代性でないのは感じる。
keel @NORTHtheKEEL 2012年9月8日
編集者は一種の山師みたいなところがあるのに、山にも当たりやすさを求めるの? という印象。当てなきゃ食えないのは作家だけど、当てなきゃならんのは編集の仕事じゃないのかね。それでも! という作家にアドバイスするなら、最初のコメント(編集個人の判断基準)に戻るってのはわかるけど。
keel @NORTHtheKEEL 2012年9月8日
個人的に、そんな売りがわかって飛び込んでくビジネスマン的な仕事できる作家って、わざわざ持ち込みとかしないし、海とも山ともわからん編集を当てにしないで自分で展開してく気がするけどな。編集長や営業に「売りはなに?」って聞かれるのって編集じゃないの? 漫画の世界はよくわからんけど。
e8o @e8o 2012年9月8日
何でみんな騒いでいるの? 竹熊って、頓珍漢な漫画批評をするので有名な人でしょ? 彼が何か言ったら、それは必ず間違いだ、と覚えておけば、それで済む問題。 いちいち騒ぐのは時間の無駄でしかない。
よみち @yoijichife 2012年9月9日
自分はこれから持込イベントに参加しますが、「自分の描きたいもの」を編集者にぶつけてきたいと思います。「描きたいもの(方向性)」に味付けをするのが「ウリ」ですから、そこは話し合いで生まれる部分かと・・・。例えば恋愛物(方向性)をバトル風(ウリ)に描くってなったら新しいものが生まれそう。まだ漫画家の卵でえらそうなことを言ってすみません(^^;
アザラシ@デグーのこてつ @AzaraSeals 2012年9月9日
~/  ´=ω=.)<「即戦力が欲しい!」…って結局今の日本社会全体に通じる気が…だから人材を育てずに使い捨てる…そら給料も上がらんし、景気もよくならんわなぁ(嘆
хидэ @fuayue 2012年9月9日
竹熊氏の言う「(営業の)売り」とそれを受けた漫画家諸氏の言う「(自身の)売り」ってのは別のものだと思うのだけど。前者は作品で表現する「自分はこれが描きたい」って言うアピール力で、後者は自身の作風個性からの長所な訳で。
хидэ @fuayue 2012年9月9日
そこの一致がないまま、プロとして活動する視点からの「売り」の定義だけで話が進むから誤解が拡大しちゃってるなぁと。
おいちゃん @semispatha 2012年9月9日
編集者のスキルアップについて話が出てこないと、「編集者ってホントに要るの?」となりそう。この辺赤松先生言ってなかったっけ。
万打無 @mandam111 2012年9月10日
漫画家が自分の売りを理解していたら評価されやすくなるし、編集者が作家の売りを見抜けたらいい作家を拾いやすくなる。「編集者なんだから作家の売りを見抜くことぐらいしろよ」と言う話に対して「もうそんなことしてられません」という返答。編集力の衰退の埋め合わせを作家の側がしなければならないのは難儀な話であるが、編集側に決定権がある以上作家が合わせなければならないのである。
カサハラテツロー @KTetsuro 2012年9月11日
あらー、知らない間に面白い話題が。星崎さんの意見には全面賛成。同時に「自分の売りって何?」って本気で悩み出す自分がいたり。
nexxas @nexxas 2012年9月12日
編集者として言うと、漫画家さんの「売り」ってその漫画家さんの「頭の使い方」とか「着眼点」だと思っていますが。実は作品はそこからしか産まれてこない。だから常に漫画家さんと(どんなくだらない話でも)話をして、その限界点を模索するのは編集の仕事だと思います。
nexxas @nexxas 2012年9月12日
だから「女の子を描ける」は「売り」ではない。「どんなキャラクターに見える女の子を描けるか」が「売り」。そして、そこに漫画家個人のパーソナリティがそこに反映される。
nexxas @nexxas 2012年9月12日
技術論も売りにはなるんだけど、そこは「この車はリッター何キロ走れる」くらいの意味合いしかなく(暴論ですが)、そこで選ばれるのか…というと若干弱い気もします。
nexxas @nexxas 2012年9月12日
マインドセットがしっかりした延長線上で技術論が伴うのがベストかな、と思います。
かーる٩( ˘ω˘ )و @ka_ru0603 2012年9月12日
これ”投稿や持込みは「営業」であって受験でも就活でもない”って言ってるだけで「売り」については一例の様なものなのに、何でこうなっちゃんたんでしょうね。
たかしすきー @takashiski 2015年6月16日
漫画家って出版社の契約社員だっけ?個人事業主じゃないの?とすると持ち込みはビジネスパートナーを探すための営業だよね。顧客は常に読者で、出版社相手のB2Bではない。
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