- ttt_ceinture
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[再掲] 新カント派の浸透下地に、国内ヘーゲル受容がある。フェノロサはヘーゲルとスペンサーの合体を目指して東大で講義(これは最初期ヘーゲル受容だけど)。このへんざっと見るには山口誠一『ヘーゲルのギリシア哲学論』第1章「日本のヘーゲル研究史と古代ギリシア哲学問題」など。
2011-05-02 21:29:50明治期のスペンサー受容に関しては思想史的には膨大な蓄積があるのだろうか?ciniiでチェックしたらイメージよりも検索にかかる論文が少なかった。
2010-07-22 11:04:31山下重一先生が英学史研究の一環としてやっているお仕事で尽きているような… QT @toshiromitsuoka: 明治期のスペンサー受容に関しては思想史的には膨大な蓄積があるのだろうか?ciniiでチェックしたらイメージよりも検索にかかる論文が少なかった。
2010-07-22 11:09:04@toshiromitsuoka いえいえ。山下重一先生も山室信一先生もとにかく調べ尽くす方々ですから。そもそも日本語で読めるまとまったスペンサー研究自体が少ないですよね。比較的新しいものだと、富永健一『思想としての社会学』のスペンサーの章ぐらいかなと。
2010-07-22 12:07:52@elefanti25 ロバートソンのグローバリゼーション関係の論文を読んでいたら、政治経済に先行して、19世紀末には既に、ある種の普遍的(グローバル)な社会理論のローカル化は既に行われていた的なことが書いてあって、ちょっと気になりまして。
2010-07-22 12:29:43@odg1967 @toshiromitsuoka ベルクソン『創造的進化』にもスペンサー言及があったり、あとは明治14年にスペンサーの訳『社会平権論』が出ているので、明治大正思想史研究の単著では、何らかのまとまったものがありそうですね。
2010-07-22 12:13:49@ttt_ceinture 山下重一『スペンサーと日本近代』 http://amzn.to/9O9pWV があります。戦前の翻訳、いろいろあったのでしょうけど、なぜその大半が戦後に読み継がれなかったかといえば、やはりその程度のクォリティのものだったのかなと。
2010-07-22 12:21:23おお、明治のスペンサーブームについて詳述しているようですね。感謝。RT @odg1967//山下重一『スペンサーと日本近代』//があります。戦前の翻訳、いろいろあったのでしょうけど、なぜその大半が戦後に読み継がれなかったかといえば、やはりその程度のクォリティのものだったのかなと。
2010-07-22 12:42:42吉本隆明の「わが国では、思想の尖端をゆく言葉は短命で移ろいやすい」がしばしば引かれるわけですがそういう感じなのかな…RT @odg1967 戦前の翻訳、いろいろあったのでしょうけど、なぜその大半が戦後に読み継がれなかったかといえば、やはりその程度のクォリティのものだったのかなと。
2010-07-22 12:47:33@ttt_ceinture こちらも改めましてありがとうございました。思想史系は全く素人ですので、ご教示助かりました。とりあえずお礼のみ。
2010-07-22 13:00:24@toshiromitsuoka いえ、私も疎いままですので。どうやら明治大正には進化論が官学側・自由民権運動側療法にとって武器としてもてはやされたようですね。大杉栄がダーウィンを訳すのも社会主義経由でしょうし、ベルクソンのスペンサー意識も近いものがあるのかなと。
2010-07-22 13:02:50@toshiromitsuoka 私はスペンサーを全然かじってない状態ですが、また何か気になるスペンサー言及がありましたら挙げますね。webでのレビューを見る限り、山下重一『スペンサーと日本近代』(お茶の水書房、1983)はたしかにまとまったよい本のようです。
2010-07-22 13:04:50実を言うと、故セラーズやブランダムなど、ピッツバーグの人らが何故ウケているのかさっぱりわからない。マクダウェルの徳倫理関係の諸論文も、あまり感心はしなかった。
2011-05-02 18:31:16ヘーゲル大好きな一部の人らがプッシュしてるだけなんじゃねえのと、心の片隅で思っているけど、たぶんこれらは私の認識不足なので、おとなしく勉強しますごめんなさい、ハイ。
2011-05-02 18:33:01彼ら21世紀ヘーゲリアンが人気な理由も良く解らんが、スターリングやブラッドリーら19世紀ヘーゲリアンの不人気の理由も同様に良く解らん。英米ヘーゲル情勢はまこと複雑怪奇なり。
2011-05-02 19:11:13あとブランダムのヘーゲル解釈を知る上でミラー訳精神現象学が必要だったから買ったものの、何が書いてあるのかほとんど理解出来なかった。さらにブランダムは自分の論文でヘーゲルを引用する際に、無断で強引に構文を改変したり、途中の文をすっ飛ばしたりしているので余計にたちが悪い。
2011-05-02 19:20:20そして苦労して読んだ挙句、分かったことは「ブランダムはヘーゲルを素材にして自分の創作料理を作ってるだけで、別にヘーゲル解釈をしているわけではない」ということだった。もちろんヘーゲリアン方には異論あろうが、私にはそうとしか思えなかった。
2011-05-02 19:22:36@amenitydry 英国ヘーゲル主義が不人気なのは、ラッセルの陰謀と、アメリカでヘーゲルが歴史学者の間で絶大な人気があることへの哲学界からのアンチテーゼだと思います。
2011-05-02 19:35:05@yukiphilo G.E.ムア、ラッセル、ヴィトゲンシュタインのケンブリッジ三羽烏がヘーゲル主義者を駆逐したのはかなり大きいでしょうね
2011-05-02 19:41:30