薬剤給付管理(PBM)とジェネリック医薬品に関する日米比較

9月9日に開催された「ファイザーヘルスリサーチ振興財団国際共同研究~薬剤給付管理(PBM)とジェネリック医薬品に関する日米比較~」の会場から。日本にはない医薬品の流通・価格に大きく関与するPBMについて熱い討論がなされました。
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医療の未来を考える会 @MasatoTKO

今日は「薬剤給付管理(PBM)とジェネリック医薬品に関する日米比較」に参加。最初にアメリカの医療制度の背景:PBMの状況についてGregg Mayer先生から。流暢な日本語で #iryo #IM2011

2012-09-09 13:12:18
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

アメリカは貧困層に対しての保険はMedicaide。多くの州は民間保険会社に出している。15%はMedicare Advantageというので民間会社に入っている。財源でみると、医療費の半分以上は民間保険会社がみている。#iryo

2012-09-09 13:15:22
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

アメリカの医療費は1988年は出来高は来が73%だったのが、2011年99%がManagede Cereに変化。医療費のうち薬剤費は10%。処方薬の費用のうち民間医療保険が45%支払っている。#iryo

2012-09-09 13:18:36
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

アメリカでは2006年にMedicare Part Dが導入されて以来、処方薬剤費の公的資金ひよる負担が増えている。また医療費の内訳ごとの成長率、1999年には18.4%もあった薬剤費の成長率は2009年には5.3%へと他の病院医療費や診療所の医療費の成長率なみに低下。#iryo

2012-09-09 13:22:03
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

アメリカで現在開発中のPhase IIIの医薬品は50%以上がSpecialty(抗がん剤など)を占めていて、安い低分子薬の開発はあまり熱心ではない。PBMの次の課題はこういった高価な新薬による医療費高騰をどう抑えるか?である。#iryo

2012-09-09 13:25:34
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

次は元Keiser PermanenteのClifford Wong氏より。PBMによる薬剤給付管理についてお話。#iryo

2012-09-09 13:27:31
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

後発品も含め医療情報サービスなどを活用して、薬剤の費用をどうやって抑えるのか。後発品や薬剤採用リストの管理によって、1兆ドルの費用を過去10年にわたって節約していた。#iryo

2012-09-09 13:37:49
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

アメリカでは5500の薬局がある。日本は52000軒の薬局がある。アメリカの薬剤費は医療費の12%を占めている。上位には抗がん剤、呼吸器、糖尿病薬などが並んでいる。#iryo

2012-09-09 13:41:09
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

PBMは各領域の医薬品のうち、どこで経費を節減でき、アクセスを確保することに貢献している。アメリカの薬剤費の2011年の伸びは3.7%だったが、このうちもっとも伸びたのは後発品で、13.8%。#iryo

2012-09-09 13:43:09
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

PBMのツールは、医薬品の給付のプロセスをマネジメント(管理)することで、費用を抑制しつつアクセスを確保するという戦略の一環である。後発品の方が自己負担が少ないことも活用する。費用対効果が高いものから使用する、あるいは後発品のみが第一選択だったりする。#iryo

2012-09-09 13:46:44
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

後発品の無料サンプルの提供、後発品推奨のためにインセンティブ、あるいは医師への教育も含む。2011年には後発品は金額ベースでアメリカの市場のうち54%を占めるようになった。#iryo

2012-09-09 13:48:25
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

アメリカの後発品の処方数は76.7%と過去最高になっている。金額でいうと18.2%であるが、先発品の金額にしめるパーセントは高いが、やはりバランスが大切。Quality, Affordability, Accessibilityの三つのポイントが大切 #iryo

2012-09-09 13:51:49
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

PBMは毎日の処方箋の内容を監査したり、手頃な価格で薬剤を患者さんが購入できるようにはからって、コンプライアンス(服薬維持)を維持するようにする。#iryo

2012-09-09 13:54:50
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

Keiser Permanenteについて会員は900万人と大きい。年間6900万の処方箋を出す。365の薬局を傘下にもち、32億ドル以上の外来薬剤費。入院の薬剤費は4億ドル。

2012-09-09 14:10:02
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

日本ではPBMのビジネス形態がまだないので、今後ビジネスチャンスがあるという形でしめくくられた。#iryo

2012-09-09 15:17:42
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

GenericからSpecialtyへ~PBMI(Pharmacy Benefit Management Institute)参加報告。三津原庸介氏より。アメリカでは毎年のように総会が毎年開催されている。http://t.co/4p2ninR7 #iryo

2012-09-09 15:32:16
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

今年のPBMの学会ではSpecialtyに関するセッションが複数話題になっていて、Genericは少なく、圧倒的にSpecialty Drugの話題が引っ張っていた。#iryo

2012-09-09 15:34:46
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

Specialty Drugとは薬物療法において特別な保存、取扱、患者に対する緊密なケアを要する高コスト(毎月600ドル以上)な注射薬、経口剤、吸入剤である。服薬スケジュール管理も副作用プロフィールも複雑なもの、多くの場合バイオ医薬品である。#iryo

2012-09-09 15:38:10
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

2011念の使用率のうち先発品12.5%、後発品85%、Specialty2.5%、価格の占める率では39%、30%、31%とSpecialtyの存在感は大きい。しかもSpecialty Drugの半分は適切な管理を受けていないという統計もある。

2012-09-09 15:39:43
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

Growing Specialty Conditions Listでは突発性肺線維症、慢性疲労症候群、ALSといった従来の開発分野とは違う方向に向かっている。しかし保険者にとっての最大関心事はコストである。#iryo

2012-09-09 15:41:30
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

アメリカでは後発品を推奨、普及させるというフェーズは終了している。現在は、高価格のSpecialty Drugを使用することによる薬剤費の高騰をどうやっておさえていくのか?というところになっている。 #iryo

2012-09-09 15:42:27
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

薬局にとっては、Specialty専門薬局などが高成長分野。しかし取扱管理が難しいだけでなく、在庫ロスのリスク、患者に対する指導も難しい。価格が高いうえに高い専門性が必須。アメリカだとWalgreensが薬局として有名 #iryo

2012-09-09 15:44:26
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

アドヒアランスプログラムによって薬剤コストを抑制できるなどデータが豊富にアメリカは持っている。#iryo

2012-09-09 15:45:18
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

Specialty Drugの問題はもう見えている未来である。医療現場主導型のコスト削減への取り組みの必要性がある。#iryo

2012-09-09 15:45:54
医療の未来を考える会 @MasatoTKO

次は「PBMとジェネリック医薬品」池田俊也先生 #iryo

2012-09-09 15:48:28