10周年のSPコンテンツ!

「キョート・ヘル・オン・アース」急「ラスト・スキャッティング・サーフィス」#9

翻訳チームによるサイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」リアルタイム翻訳 (原作:Bradley Bond-san & Philip Ninj@ Morzez-san) ニンジャスレイヤー公式ファンサイト「ネオサイタマ電脳IRC空間」 http://d.hatena.ne.jp/NinjaHeads/ 続きを読む
文学 書籍 ニンジャスレイヤー
1
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
第2部「キョート殺伐都市」より:「キョート:ヘル・オン・アース」急「ラスト・スキャッティング・サーフィス」#9
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
ロードは忠実なるパラゴンの死を視界の端に捉えた。「クルシュナイ」彼は呟く。ギルドの最初の一人、そして最後の一人か。ショーグン・オーヴァーロードの実の子孫、インロウ・オブ・パワーの資格者であるドゴジマに今後付き従うのは、キンカク・テンプルから肉体を備えて降臨するニンジャ達だ。1
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーが投擲したスリケンを指先で捉え、反対方向から斬りかかるダークニンジャに投げ返す。「イヤーッ!」ダークニンジャは側転で回避し、ベッピンをイアイ。ロードは素早く回転してドス・ダガーで二度ベッピンを切り払い、打ち返す。後ろ足でニンジャスレイヤーを蹴る。2
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは身を沈めてロードの蹴りをかわし、メイアルーアジコンパッソを繰り出す。ロードはブリッジしてこれをかわし、足元を狙ってきたダークニンジャのクナイをバック転で回避する。すぐにニンジャスレイヤーが踏み込んでくる。だが、所詮は手負い。「イヤーッ!」 3
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
接近しながらのチョップが届くよりも早く、ロードは懐に足を進め、掌を当てる。「グワーッ!」ニンジャスレイヤーは吹き飛び、堪え、回転着地した。「イヤーッ!」ダークニンジャの横斬撃を前転跳躍で飛び越し、頭部に蹴りを放つ。「イヤーッ!」黒ローブが斥力を生み、ダークニンジャは飛び下がる。4
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
ロードの心中には、二人のニンジャを手玉に取る余裕よりも、不満が大きい。彼は制御水盤を見やる。ドラゴン・ニンジャが新たな命令を入力しようとしている。操作記憶を引き出そうとしているのだ。だがインターラプトが行えない。水盤の側へ逃れたあの正体不明の小娘のニンジャも邪魔、実に邪魔だ。 5
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
ZANKZANKZANK……現世に近づいたキンカクからは続々と新たなニンジャが送り込まれる。アーチニンジャ達を初めとする強者の降臨には、まだまだ時間がかかる。情報量の少ないニンジャから先に、こうして肉体を構成し、出現してくるのだ。 6
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
彼らはロードの血統力、そして身に宿すソガの威光には逆らわない。彼らは朧な存在であり、短時間のうちにアイデンティティや意志を構築する事ができないのだ。完全体となれば疑念や反抗心も湧いてこよう。その時までにこの場の邪魔者を全て殺し尽くし、万全にキョジツテンカンを整える必要がある。 7
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!」ダークニンジャが襲いかかる暗黒物質をカラテ斥力で牽制し、反動で宙を飛ぶ。あれも邪魔だ。もっぱらダークニンジャを狙うが、キンカクのニンジャ達もあの無軌道な攻撃に……否、ダークニンジャがそれとなく誘導しているのだ……少なからず犠牲になっている。 8
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーの中段突き、そして下段蹴りを素早くガード。今のドゴジマにはレジェンドヤクザ全盛期の肉体とカラテ、ソガのニンジャソウルがある。ぬるい。彼は掌打を繰り出す。ニンジャスレイヤーは身をそらし回避。もう一撃。「グワーッ!」「……」吹き飛ばしたが、やや浅い。9
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!」ダークニンジャのクナイを弾き返す。さらに蹴りが来る。これもかわす。ダークニンジャが側転すると、その後ろから暗黒物質がロードに襲いかかる。「てめェもだ!」「イヤーッ!」掌打。暗黒物質が跳ね散る。「オオオ!」それらが渦巻き、ダークニンジャを襲う。カラテで弾き、跳ぶ。10
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
ロードはドラゴン・ニンジャを一瞥する。水盤が光り輝き、照り返しを受けた。命令を通したか。その傍で小娘はロードを凝視している。ロードのニューロン鎧は強固だ。だが早々に排除せねばならぬ。この膠着を破る一瞬の揺らぎが必ず来る。その瞬間を捉えて、全ての敵を一秒で殺すべし。 11
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
くだらぬイクサである。しかしこの瑣末時を片付ければ、ニンジャミレニアムは美しく到来する。ニンジャ軍団を従え、ネオサイタマを、日本を平定すべし。ニンジャソウル憑依者達を地ならしし、ヨロシサン製薬を潰す。あれにはパラゴンが特にこだわっていた。もはやくだらぬが、ケジメである。 12
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
ZANKZANKZANK!さらなるニンジャが出現した。うち一体がドラゴン・ニンジャの攻撃をくぐり抜け、痛烈な一撃を叩き込んだ。さらに一体。さらに一体。……ロードの待ち望んだ瞬間が訪れた。 13
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはロードへの二段目の蹴りを諦め、ユカノとエーリアスそれぞれにトドメを繰り出そうとしたフェイスレスめがけ、スリケンを投擲した。「グワーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」ユカノは体勢を立て直す。エーリアスを庇い、二体に立て続けに拳を打ち込んで破壊!14
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「命取りである」ロードはニンジャスレイヤーの胸に当てた掌を放し、ダークニンジャに向き直った。「ア……アバーッ!」ニンジャスレイヤーは両膝を突き、崩れた。胸の傷から血が噴き出した。「イヤーッ!」ロードはダークニンジャの斬撃をワン・インチで躱し、掌を通した。「グワーッ!」 15
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
ダークニンジャへのダメージは浅かった。ダークローブはそれ自体が命を持ったように動き、斥力を生み出すからだ。彼は体勢を整えようとした。「いただきィー!」「グワーッ!?」その身体に暗黒物質が巻きつく!「「アバーッ!」」惨殺されたフェイスレスの血溜まりの中からデスドレインが浮上! 16
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「ヌウッ!」ダークニンジャが顔をしかめ、カラテで圧殺に抵抗した。デスドレインは吼えた。「アアー?頑張るのか?脳味噌撒き散らして歌えェ!」デスドレインはロードを睨んだ。ダークニンジャを空中で捉えた暗黒物質が、そのままロードめがけ巨人の腕めいて叩きつけられる!「イヤーッ!」 17
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イイイイヤアァーッ!」ダークニンジャを圧し包むアンコクトンが爆発した!内側からのカラテで拘束を破壊したダークニンジャは飛行方向のロードめがけベッピンを構える!キィィィィィ……切っ先が消えた!「イヤーッ!」「グワーッ!」デス・キリ!だが……浅い!ロードは切断されなかった! 18
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
ベッピンの刃はロードの筋肉と左肘骨を半ばまで断ち切っていたが、通り抜ける事はなかった。ロードは右掌をダークニンジャの胴体に叩きつけた。「グワーッ!」ダークニンジャは吹き飛ぶ!そこへ更にコマ回転しドスで斬りかかるロード!「イヤーッ!」「グワーッ!」斜めに斬り上げる!鮮血! 19
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「アアアア!」そこへ雪崩れ込むアンコクトン!ロードは腕を庇い、回転跳躍した。アンコクトンは螺旋を描き襲いかかる!ロードは蹴りでカラテを叩き込み、再跳躍!アンコクトンはバラバラにほぐれて床に拡がり、無差別に跳ね回る!「「アバーッ!」」呑み込まれるフェイスレス!ロードは降下! 20
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「クソがァ!」デスドレインが両手を広げ仰け反った。黒い毒花めいて拡がったアンコクトンが渦を巻き、触手が雌しべめいて十数本伸びる!ロードを迎え撃つ!「イヤーッ!」落ちながらロードはコマめいてキリモミ回転!両手にはドス・ダガー!触手を切断!切断!切断!切断!切断!そして本体を! 21
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
上腕!肘!肩!鎖骨!首!胴体!ロードは張力を失い崩れるアンコクトンの毒花の中へ着地した。ダークニンジャは転がって離れ、カタナを杖に身を支えた。デスドレインはバラバラに……なりかかった。血の代わりにアンコクトンが噴き出し、身体中を結び合わせ、縫い合わせた。「……ガイオン……」 22
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!」ロードはデスドレインにサマーソルトキックを繰り出した。デスドレインはまともにこれを受け、黒い水の中に叩きつけられた。「ガイオン……ショージャ……ノ……カネノオト」広大な天守閣の方々で白いタタミが天へ跳ね上げられた。アンコクトンが噴き出した。 23
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
ドウ!ドウ!ドウ!宙を舞うタタミ!ねじ切られるフスマ群!天守閣が!黒く汚されてゆく!「フジキド!」ユカノが咄嗟にニンジャスレイヤーのもとへ飛び、助け起こした。エーリアスはニューロン攻撃を絶やさず、鼻血を流しながらガンドーの手を掴む。ガンドーは水盤に寄りかかって起き、呻いた。 24
残りを読む(77)

コメント

オスツ🍣 @alohakun 2012年9月11日
「キョート・ヘル・オン・アース」急「ラスト・スキャッティング・サーフィス」#1 http://togetter.com/li/357672 「キョート・ヘル・オン・アース」急「ラスト・スキャッティング・サーフィス」#10 http://togetter.com/li/371424
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする