「真夜中のボーイ・ミーツ・ガール」考察
- Neko_Urufu
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正直に言うと、男体化秘封を使った秘封らしい(結界探索等々のサークル活動)お話をシノアサさんが今回の東京秘封で描いてくれたであろうことには非常に安堵している。
2012-09-07 08:48:09「真夜中のボーイ・ミーツ・ガール」の時間軸と繰り返しについてだけど、これは「メリーが混乱して状況を受け入れられない≒現と夢が入り交じり、やや夢に傾いているがゆえに繰り返す1日目」と「メリーが蓮の存在を受け入れて現寄りに傾いた2日目と3日目」に分かれるのかな。
2012-09-11 02:25:40推測と解釈の連続だけども、最後に蓮が床を踏み抜き、それを追って落ちたメリーが「これが夢であれ」と強く願った為に蓮は蓮子に戻り、現と夢は分けられる。でも、現に夢が入り交じった痕跡は完全には消えず、メリーのもとには蓮と買ったコサージュが残される。そういう結論になった。
2012-09-11 02:29:07メリーが蓮を異性として意識していたことは作品内の描写からも明らかだし、それとともに蓮子と蓮どちらを夢としてどちらを現とすべきかも迷っていた。迷う程度には混乱してたし意識もしていた。おそらく時計塔で日付が変わり、蓮が落ちるまではずっと迷いっぱなし。
2012-09-11 02:33:25でも蓮は床を踏み抜いて落ちて、メリーは蓮が落ちたことを「夢」と一瞬でも規定してしまう。そこに時計台という要素が加わって、結果メリーは蓮子がパートナーを現と選択した。「失恋」というほどの確たる思いであったかは置いておいて、メリーから蓮への気持ちは強制的に夢の一部として処理される。
2012-09-11 02:38:32この「メリーから蓮への気持ち」が夢として処理されてしまったことはちょっとした苦さでもあるかなと思う。でも、サークル活動を続ける限り、またメリーが蓮に出会う可能性が残されているのも事実。次はどちらを現とするかはわからないけど、そういう未来が予想できるのは苦さに対する救いでもある。
2012-09-11 02:41:58そんなわけで「真夜中のボーイ・ミーツ・ガール」美味しい作品でした。シノアサさんありがとうございます。素敵なゲスト絵を描いてくださった仲谷さんありがとうございます。機会があったらもう1冊買います。
2012-09-11 02:44:04