日本における放射線業務従事者について:その数、線量管理の実態

表題の事項について、以下の論文から抜粋して紹介してくださっていたものをまとめました。 中川晴夫(2009)「放射線防護」 in 神田啓治・中込良廣 ed. 『原子力政策学』 、京都大学学術出版会、2009. http://amzn.to/QcV7jf
震災 原発 放射線管理 放射線業務 放射線防護
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廃炉作業関連。そもそも日本で原発作業員はどのくらいなのか、どうやって線量管理をしているのか等の情報を以下に少し引用しておく。出典は、神田啓治・中込良廣(2009)『原子力政策学』から。 http://t.co/h1kvPuGk
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「我が国の放射線業務従事者は,確認できる者で約40万人,そのうち約半数の20万人が医療分野で働いており,原子力分野は6万人と,医療分野の約3分の1と言われている」(中川晴夫(2009)「放射線防護」in『原子力政策学』, p.251)
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「表10-4,表10-5に放射線業務従事者数と法令限度を超過した放射線業務従事者を整理しまとめた」「原子力に区分したデータは被ばく線量登録管理制度による集計によっ ている」(中川晴夫(2009)「放射線防護」, p.251) http://t.co/Vs39MWQq
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表10-5 年間線量限度(50mSv)超過者の年度推移 (中川晴夫(2009)「放射線防護」in『原子力政策学』, p.251) http://t.co/tdmKZHlN
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「現状、規制官庁には1年に一度、規制を受ける各事業者から線量データが報告されているが、それぞれの事業者の線量を集計した統計デーータであって個人の被ばく記録ではない」(中川晴夫(2009)「放射線防護」in『原子力政策学』, p.252)
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「また、作業従事者数は事業者間に重複して従事する放射線業務従事者が多数あり、延べ数である。さらに法令の中には医療法のように施設事業者に対し,個人被ばく記録の報告を求めていない法令もある」(中川晴夫(2009)「放射線防護」in『原子力政策学』, p.252)
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「このように法令ごとに報告先が様々で、国において一元的には集約されていない。個人毎に被ばく記録を集計するには、なによりも、数多く全ての事業者から生のデータを収集しなければならず、このことが、こうした記録の統計の難しさに拍車をかけている」(中川晴夫(2009:252))
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「加えて、規制当局の全てが集まったところで、わが国の現状では、個人の放射線被ばく防護に直接責任のある一元的な行政担当部署が存在しない」(中川晴夫(2009)「放射線防護」in『原子力政策学』, p.252)
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「このような状況では,名寄せ作業を伴う個人被ばく線量の集計は事実上不可能であり,結果として国では放射線業務従事者の実数の把握かできていない」(中川晴夫(2009:252))
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「個人被ばく線鎧を個人ごとに把握できていないことは、国としての放射線防護政策を遂行する上でデータベースがないということであり、これは政策基盤の根幹に係わる問題であると言えよう」(中川晴夫(2009)「放射線防護」in『原子力政策学』, p.252)
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「我が国全体から見れば一部の放射線業務従事者であるが、全ての原子力施設で働く放射線業務従事者の個人被ばく線量記録については、財団法人放射線影響協会の中央登録センターで名寄せが行われている(放射線影響協会編1997)」(中川晴夫(2009:253))
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「原子力以外でも近年、個人線量計を製作し販売する企業及び放射線作業の現場で放射線管理業務を行う企業などが、個人線量計を施設管理事業者に貸与し、事業者が従事者に携帯させて後、作業に伴う被ばく線量を測定し、線量記録を報告するサービスを行うようになった」(中川晴夫(2009:253f)
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「その結果、膨大な事業者によって管理される従事者被ばく線量記録が、わずかな数の線量測定サービス会社に集積されることになった(放射線影響協会編2004)」(中川晴夫(2009:254))
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「しかし、線量測定サービス会社のデータは民間契約に基づくものであるため、データの名寄せは範囲が限られ、また個人情報保護法の制約から、サービス会社間同士で情報の交換はできず、全ての個人線量記録の名寄せは,行政措置が無いままでは実施できない」(中川晴夫(2009:254))
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「国連科学委員会(UNSCEAR)による世界調査*に対しては、我が国からも被ばく線最統計データを提出している。*項目によって、あるデータは記載されているが、あるデータは大部分が欠落しており、結果として国際社会では,信頼性が極めて低いと評価されている」(中川晴夫(2009:257)
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以上の引用した箇所で、参考文献としてあげられていたのは以下の二つ。 (財)放射線影響協会(編)(1997)「被ばく線量登録管理制度20年の歩み」 (財)放射線影響協会(編)(2004)「我が国の全放射線業務従事者の被ばく線量の実態調査報告書」
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ATOMICAには線量も書いてあるので引いておこう。/ 「原子力事業所から(財)放射線影響協会の放射線従事者中央登録センターへ登録された個人線量記録の統計が、同協会発行の「放影協ニュース」に報告されている」 http://t.co/ZJJIieoA
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「表2は、同センターでまとめ*放射線業務従事者個人ごとに*年間関係事業所数(1年間にわたり歩いて働いた事業所の数)とそこでの被ばく線量を集計し、関係事業所別・線量別の従事者数をまとめて示したもの」http://t.co/ZJJIieoA http://t.co/ux6xiGPh
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「この制度での放射線業務従事者数は、61,635人であり、平均線量は1.4mSv*/本登録制度に基づく原子力事業所での総線量は、前記の放射線業務従事者数と平均線量を乗じて86,289mSvとなる」 ※いわゆる「人・シーベルト」のこと http://t.co/ZJJIieoA

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