強姦罪と「抵抗」要件?

議論があったようなので、まとめてみました。
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ナツ @NATSU2007

被害者への処罰感情が透けて見えているのに「お前のためを思って」というお為ごかしの自衛論が後を絶たないので何年も同じ所をループしてますね。RT @jinminaduki: 強姦された女は被害者じゃない。「他人様(男・もしくは社会)のものをお預かりしていながら、管理を怠り傷物にした」

2012-09-12 00:23:29
ナツ @NATSU2007

犯された女は死なねばならない。死ぬ気で抵抗して逆上した加害者に殺されるか、事後にショックで自殺するか。生きているからには結構愉しんだ=秘かにレイプに感じた証拠であり、どうしても死なないなら家族によって殺されねばならない。良い被害者は死んだ被害者だけ。これがイスラム名誉殺人の論理。

2012-09-12 00:39:14
ナツ @NATSU2007

一番怖ろしいのはこの「名誉殺人の論理」が日本の法律(強姦罪)の抵抗の要件の中にも息づいてること。被害者は死なない限り「潔白」を疑われ続けるようになっている。強姦されて生きているからには、この女は怪しい。どれだけ死ぬ気で抵抗したか、本当は嫌じゃなかったんだろと責め立てられます。

2012-09-12 00:57:03
ystk @lawkus

日本の強姦罪に「抵抗の要件」などないだろ嘘つくな馬鹿。>RT

2012-09-12 18:09:25
nabeso @nabeso

裁判官が判決文に無茶書いてたような RT @lawkus: 日本の強姦罪に「抵抗の要件」などないだろ嘘つくな馬鹿。>RT

2012-09-12 18:12:15
nabeso @nabeso

これか。ハルシオンもられて車中で犯されたけど、ハルシオンに対して抵抗するような行動を取っていなかったとして準強姦罪の起訴に対し無罪判決>前橋地裁高崎支部/平一三(わ)三九号/平 15・2・7判決/無罪(確定) ,判例時報 1911 号

2012-09-12 18:20:39
ystk @lawkus

日本の強姦罪が「抵抗」を「要件」としてるなんてことは全くないので指摘したまでで,個々の判决の事実認定に色々批判があるのは知ってますし,勿論あって良いと思います。ちなみに無茶書いてたというのはどの判决のお話ですか?RT @nabeso: 裁判官が判決文に無茶書いてたような

2012-09-12 18:21:41
KOMIYA Tomone @frroots

@nabeso これ準強姦の事例だから強姦罪の構成要件の話とちがう。

2012-09-12 18:26:44
nabeso @nabeso

ハルシオンの薬効、ぼーっとした、力がはいらなかった、などの症状は出たものの、抵抗自体は可能であったと考えられるから、抵抗要件を認めがたい、という判決文が正確か。すみません。はしょりました

2012-09-12 18:27:44
しゃっちー @orcashka

@lawkus 「暴行又は脅迫」について「被害者の抗拒を著しく困難ならしめる程度」を要求する最高裁の判示部分を意識してるんですねぇ

2012-09-12 18:28:46
KOMIYA Tomone @frroots

「抵抗要件」とか言われてるのは、刑法177条の中の「暴行又は脅迫を用いて」という表現のことでしょうね。「暴行又は脅迫」には「被害者の抵抗を著しく困難にする程度」が要求されるというのが一般的な解釈。

2012-09-12 18:31:09
しゃっちー @orcashka

@lawkus ×意識してるんですねぇ ○意識してるんですかねぇ

2012-09-12 18:32:07
KOMIYA Tomone @frroots

で、その「程度」が、被害者の意思と切り離されてなんか客観的に測定できようなもんだとみなされると、「同意してない」と認定されてるのに、その「程度」の「暴行又は脅迫」がなかったから無罪、みたいなことが生じる(広島高判昭53・11・20 判時922)

2012-09-12 18:32:17
ystk @lawkus

@fcorca 善解するとそうなんでしょうね。あくまで暴行脅迫の強度の表現であって現実の抵抗が要件になってるわけではないといっても,間接事実としては抵抗の有無も意味を持つので,「必死で抵抗しないと有罪にしてくれない!」みたいな誤解が一部にあるのかもですね。

2012-09-12 18:32:48
KOMIYA Tomone @frroots

そうすると当然「じゃあ被害者はとにかく一定程度の暴行脅迫を引き出させるように抵抗しないとダメってことなのか!」という怒りが生まれるわけで、「抵抗要件」という表現でいいたいのはそういうことなのでは。

2012-09-12 18:33:52
しゃっちー @orcashka

@lawkus でもローカス先生おっしゃるように、暴行・脅迫の認定にあたっては、「実際に抵抗したかどうか」ではなく、「一般人からみて抵抗が困難な態様であったか」が判断基準になると思うんで、やはりミスリードですよね。

2012-09-12 18:36:55
KOMIYA Tomone @frroots

「結局強姦罪は『貞操観念の強い女性なら必死に抵抗するだろう』という考えを守ってるんじゃないか」とか言われる。実際刑法の解説に「些細な暴行・脅迫の前にたやすく屈する抵抗の如きは本条によって保護されるに値しないというべきであろうか」なんて書かれたこともある。

2012-09-12 18:37:18
KOMIYA Tomone @frroots

そういう怒りには共感しつつ、事態はもうちょっと複雑そうである、という点については拙著『実践の中のジェンダー』5章~6章をごらんください。

2012-09-12 18:38:17
長閑しぐれ @nodokasigure

@kmuramatsu キーワードで検索すると、『注釈刑法』にある記述のようですね。自分は読んだことが無い大部の本なので、ちょっと近くの図書館で借りてこようかと思います。

2012-09-12 18:50:43
KOMIYA Tomone @frroots

歴史的には「そりゃ問題あるんじゃないの」という解釈があったり運用があったりしたのは事実で、それに対して女性たちは怒ってきたのだから、法の素人が使う「抵抗要件」という表現が不正確だったとしても、弁護士さんには「馬鹿」とか言ってほしくないな。

2012-09-12 18:51:26
ystk @lawkus

下記連続RTで @frroots さんが 挙げている広島高判昭53・11・20をざっと読んだ。これは俺も強姦だろと思うなあ。つか,今だったらこの事実認定で無罪にはならないような気が。

2012-09-12 18:54:04
長閑しぐれ @nodokasigure

うーん、この強姦罪に関する構成要件の記述・・・。ちょっと気になることがあるので調べてこよう。

2012-09-12 18:54:13
KOMIYA Tomone @frroots

@lawkus ちょっとずつ司法の基準も変わっているということでしょうか。それは喜ばしいことですね。でもきっとそれには、「抵抗要件」みたいな不正確な言葉を使いつつも声をあげてきた女性たちの運動の成果という側面も、あると思うのです。

2012-09-12 18:56:22
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