ケースカンファレンス 福井大学 寺澤秀一教授 まとめ
バイタルサイン、過去の記録と比較して微妙な変化がないか確認(元々SPO2:98%の人がSPO2:95 %なのか。元々SPO2:95%程度なのか)。呼吸数は自分も患者さんと同じように呼吸してみる。頻呼吸かどうか自覚的にわかりやすい。#MCPCGM
2012-09-15 09:57:26「電カルの素晴らしい機能」を利用し、常に時系列で確認する癖をつける。女性の高齢者は夏に弱い(脱水増悪)、男性の高齢者は冬に弱い(COPD感染増悪)。Dr.寺澤の法則。#MCPCGM
2012-09-15 10:02:15高齢者肺炎のうしろに「こっそり」隠れていることがある・・・肺癌や結核、肺塞栓からの肺梗塞などは気にしておきましょう。#MCPCGM
2012-09-15 10:17:04肺炎かと思ったけど、CTで肺炎像はっきりせず。入院3日目に血培陽性:G陽性レンサ球菌!…と思ったら、G陽性「桿菌」(リステリア)。感受性のある抗菌薬ですみやかに解熱。#MCPCGM
2012-09-15 10:22:05リステリアの感染ルートは食物が多いようだ。加熱不十分なもの。健常人であればセルフリミットされるが、小児・高齢者・易感染宿主のかたは注意。しかも菌の分離は困難で血培だけがたより。「キャベツ」は原因として同定されることが多いよう。#MCPCGM
2012-09-15 10:26:46色々悩んで「前のめりに倒れる」。名言!!後ろに倒れるのは腰が引けて倒れる場合。攻める研修医。患者の救命、患者を一番に考えるのは重要。ややもすると指導医に怒られないように…ってなるかも?(頑張った1年目!)#MCPCGM
2012-09-15 10:36:34今回の1年目は上級医に連絡がつかない中、Up To Dateを使用していろいろ勉強、検討して対応したようです。「今まで英語は避けてたけど…」って、今回は必死でやらなきゃって頑張ったようです。(エラいぞ1年目!)Up To DateとDyna Medで~#MCPCGM
2012-09-15 10:42:40悪性疾患の方は主治医と連携・相談していくことで患者さんの安心感・信頼がえられる。悪性疾患の患者さんと主治医の関係は密接でとても強いデス。#MCPCGM
2012-09-15 10:50:36突然発症の胸痛。AMI/解離/肺塞栓/食道破裂/などは考えるが、発熱(37.7℃)がある高齢者だと、緊急性が少し下がる?感染契機かも。#MCPCGM
2012-09-15 11:06:30息子との男二人暮らし。。。家庭医だとそれだけでいろいろ妄想的に膨らみます。妻は?嫁は?子供は?家族背景、生活背景、その後のことなども考慮してしまう。#MCPCGM
2012-09-15 11:14:56高齢者で排泄後の救急搬入。排泄とは、排「尿」か排「便」か。往々にして排「便」後はなにかいや~なことが起こっていることが多い。気にして聞いてみるとなにかわかるかも。#MCPCGM
2012-09-15 11:17:03気持ちのアンカリングで実際の身体所見も見えなくなる。(錨が降りていると多少の嵐でも船は動かない。)自分の診察ではなかったのに、上級医診察では存在、更に自分で再度診察すると存在していることを確認。…なんてことはよくある。 #MCPCGM
2012-09-15 11:30:09検査異常値を見たときは必ず時系列で見る癖をつけよう。通常から異常値で推移なのか。急激に悪化しているのか。疼痛部位の左右の違いは関連痛などの影響もあるかも。 #MCPCGM
2012-09-15 11:36:54AMI/PCI既往ある高齢者の胸部痛。左側腹部痛があったのだが、結局、総胆管結石、急性胆管炎。消化器科専門医の診察では右季肋部叩打痛+、圧痛あり。再度診察すると左圧痛。ま、そんなこともあるさ。診断は変わらないし、治療方針もかわらない。 #MCPCGM
2012-09-15 11:41:52状況によって(急性胆管炎など)、救急室で1発目の抗菌薬を投与してしまった方がいいこともある。もし抗菌薬によるアナフィラキシーが起こっても対処可能だし、早く抗菌薬治療始めたほうが悪いことが起きない。通過障害のある感染を伴う場合はSeptic shockになりやすい。 #MCPCGM
2012-09-15 11:47:00ALP↑↑、γGTP↑のときは肝胆道系。ALP↑↑、γGTP→の時は骨、違うなら甲状腺機能亢進症を疑う。バイタルサインも充分注意。 #MCPCGM
2012-09-15 11:56:32