小人のしくみ

冒頭に少し『虐殺器官』の話が混じってますが『借りぐらしのアリエッティ』の話です。たぶん。
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Kou @ditty100

伊藤計劃『虐殺器官』の侵入鞘について流体の人が曰く、「最終的に制動傘(ドラグシュート)で減速して着地するのに、なぜわざわざ乱流を制御吸収して落下速度を増すような真似をするのか」「人工筋肉で制御できる乱流の大きさは小さいので、機体姿勢を崩すレベルの乱流には意味がない」とのこと。

2010-07-24 06:33:50
Kou @ditty100

「もしまだ作者が生きていたら、ファンレターついでにこの点を指摘したいと思ったくらいだった」と語ったその人は、興味がないと言っていた『借りぐらしのアリエッティ』で「小人の視点からの水の粘性がよく描写されている」ということを聞いてにわかに見てみたくなったという。面白い。

2010-07-24 06:45:51
大介 (I love Jobs.) @DiceKatKobe

@ditty100 アリが高所から落ちても死なないってのはボクらが水の中を沈んでいっても死なないってのと同じなんでしょうね(呼吸・水圧は無視)彼らにとって大気はどれほどの抵抗があるものなのか…。ミクロの決死圏のノベライズでも肺胞の気泡に採取装置を刺すのに数人がかりって描写が。

2010-07-24 06:51:16
Kou @ditty100

@DiceKatKobe そういえば、ヒトが呼吸で空気を取り入れるメカニズムについても、層流と乱流を絡めた流体力学的な解説を聞かされました。「スケールが小さすぎると呼吸に必要な乱流が体内で発生しないので、もし小人がいても呼吸が出来ないのでは?」と。

2010-07-24 06:58:19
Kou @ditty100

その時に思い出してホーガン『ミクロ・パーク』の話をしたのだが、今度アシモフ『ミクロの決死圏』と共に貸してみようかな。

2010-07-24 06:59:59
大介 (I love Jobs.) @DiceKatKobe

@ditty100 呼吸する必要ないですよ。あの小ささだと、気孔(鼻の穴と口に見えるもの)があれば昆虫と同じ様に僅かな空気の動きで酸素交換できるのでは。

2010-07-24 07:01:23
Kou @ditty100

@DiceKatKobe なるほど、昆虫だと気門でしたっけ。確かにそもそも生体のメカニズムからして根本的に違うでしょうね。あの小ささで知性を宿すレベルの脳があるというのも凄いですが。

2010-07-24 07:05:04
大介 (I love Jobs.) @DiceKatKobe

@ditty100 あ、気門です、失敬。植物が、光の取り入れ>クロロフィルまでの経路で失うエネルギーロスが少なすぎる、これは光量子が量子効果によって、いくつもの経路に同時に半存在し最短距離で存在化するからだ、という研究がありますから、天然の量子コンピュータでは?>小人脳

2010-07-24 07:10:13
Kou @ditty100

@DiceKatKobe おお! その話は読んだことがあります(http://j.mp/bmGLuG)が、そう繋げますか。小人たちの脳を量子コンピューティングのリソースに利用する悪との戦いとか、そういう方向に妄想がw

2010-07-24 07:21:53
大介 (I love Jobs.) @DiceKatKobe

@ditty100 ハリウッドでリメイク時にはそうなります(笑)。昆虫の体に量子コンピュータの脳、こんなジブリは嫌だ(笑)。水木しげる氏の大量の名言のうちの一、「人間の絶妙のアイディアは、自然に似てくることが多いのです」by「大人向けゲゲゲの鬼太郎」ですね。

2010-07-24 07:25:35
Kou @ditty100

小人たちの量子脳を繋いで超並列処理を実現させた科学者アリエッティは、そのシステムが多世界へも干渉できることを知るのだが……って、これなんてホーガン『量子宇宙干渉機』。

2010-07-24 07:36:40