小児臓器移植での虐待情報の開示に関するまとめ

小児臓器移植では、虐待情報の開示を巡って自治体の対応がばらばらであることがニュースに取り上げられるが、その原因を作ったのが他ならぬ国と国会であることを連投ツイートしたもの。 せっかくなのでまとめました。
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t.muttta @muttta

児相と医療機関、連携強化指示へ=臓器提供の虐待照会―厚労省(時事通信) - Y!ニュース http://t.co/7bipxFgW

2012-09-14 20:12:14
t.muttta @muttta

この件は以前もツイートしたが、腹立たしいので、改めて連投させていただく。

2012-09-14 20:12:56
t.muttta @muttta

提案時の臓器移植法改正案には、実は虐待有無の確認はなかった。国会審議の中で虐待の証拠隠滅に使われるとの難癖が付き、修正に消極的だった政府が事態を収拾するため、姑息にも法案の附則で虐待を受けた児童の臓器が提供されないようにとの努力義務規定が付けられたのが混乱の始まり。

2012-09-14 20:13:26
t.muttta @muttta

厚労省の対応にも問題があった。附則の実行を迫られた臓器移植推進室は、虐待確認の具体の方法を明示せぬままに「医療機関が確認する」とだけ書いて逃げてしまった。虐待防止対策室ももともと虐待情報開示に消極的だったため、結局、医療機関と自治体で決めてね、という事になった。

2012-09-14 20:13:49
t.muttta @muttta

自治体が情報開示する場合は、個人情報保護条例に基づいて判断するが、どの自治体でも国の法令等に基づき請求された場合は、ほぼ無条件で情報開示出来る事になっている。すなわち法律、政省令又はガイドラインの中で、医療機関に開示できると明記されていれば、何の問題もなく開示できたはずだった。

2012-09-14 20:14:34
t.muttta @muttta

臓器移植時の虐待情報の開示は、全国一律に発生する事務であり、国も国会も必要性を認めていたにもかかわらず、こうした両者の不作為によって医療機関と自治体の現場に混乱を巻き起こした。

2012-09-14 20:15:02
t.muttta @muttta

虐待情報は犯罪の前科情報のようなものであって、おいそれと外に出せるものではない。子どもや保護者にも開示してないのに、第三者に個人情報を教えていいのか。国の通知のどこを読んでも開示できるとはなっていない。書いてあるのは「医療機関が確認する」。これでは自治体も医療機関も気の毒である。

2012-09-14 20:15:28
t.muttta @muttta

小宮山大臣をはじめ厚労省は、虐待情報の開示で自治体の対応がバラバラなのをさも地方が悪いように言っているが、そもそもの原因は国と国会の不作為にある。厚労省はこの期に及んでもまだ、医療機関と児童相談所の連携を強化するよう各自治体に通知するとして、不作為を改める様子は見られない。

2012-09-14 20:15:53
t.muttta @muttta

こんなのでまた児相が苦労するのが気の毒でならない。

2012-09-14 20:17:16
Finsceal Beo @Finsceal_Beo

@muttta 立法にきちんと具体的な内容を規定していただき、責任の所在を明確化していただきたい。「確認する」とか「協力する」とか「連携する」とか具体的に何も指示がなければ、当然ですが動きません。

2012-09-14 20:24:31