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茂木健一郎 @kenichiromogi
しゅりんくっ! ぷれいりーどっぐくん、おはよう!
茂木健一郎 @kenichiromogi
連続ツイート第719回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、昨日の朝日カルチャーセンターでの話を受けて。
茂木健一郎 @kenichiromogi
びい(1)あれは、2011年2月19日のこと。ツイッター上で、「ある人を好きだと気付いた瞬間」(moment of love)について、ハッシュタグ #mlv でつぶやきませんか、と呼びかけたら、たくさんの反応があって面白かった。http://t.co/GrZ4uu3N
茂木健一郎 @kenichiromogi
びい(2)人間は、他者に対しては、共感とともに警戒心を抱く。つまり、心の中には免疫系があり、防空網がある。その警戒を「するり」と抜けて入り込んでくる人がいる。その瞬間がある。それが、moment of love。昨日のアサカルでも、何人かの証言を聞いたが、面白かった。
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びい(3)ある方は、サッカーをしている時、彼がディフェンスで、試合の途中で、膝の上に手をついて、はあはあと休んでいる時に、この人は素敵な人だと思ったという。その話を聞いて、教室にいる男性たちに、「じゃあ、これからは時々膝の上に手をついて、はあはあと休みますか」と言ったら、爆笑。
茂木健一郎 @kenichiromogi
びい(4)恋に落ちる瞬間(moment of love)は人それぞれであり、典型的なものはない。だからこそ、おもしろい。たとえ、ある人がサッカーの試中に膝に手をあててはあはあとやった時に好きだと気づいたからと言って、その通りにやればみんなが恋に落ちるとは限らないのである。
茂木健一郎 @kenichiromogi
びい(5)つまり、恋に落ちるということは、アハ体験(aha experience)に似ている。ニュートンは、リンゴが木から落ちるのを見て万有引力の法則に気づいたが、誰もが果樹園で待っていればひらめきを持つわけではもちろんない。ひらめきも、恋に落ちる瞬間も、突然やってくる。
茂木健一郎 @kenichiromogi
びい(6)友人の関原さんご夫妻のmoment of loveが面白かった。関原さんは、奥さんが全く関係のない人の話を熱心に聞いて上げているのを見て好きだと思ったという。奥さんは、関原さんがゴリラのぬいぐるみを脱いでも体型がそのままだったので、面白い人だと思ったのだという。
茂木健一郎 @kenichiromogi
びい(7)しかも、関原夫妻は、お互いにどのような瞬間に相手のことを好きだと思ったか、私がアサカルの講座でお聞きするまで相手に言ったことがなかったのだという。25年目の「そうだったのか!」。教室の人たちが思わず拍手をしていたのは、感動したからに違いない。愛と感動のアサカル講座。
茂木健一郎 @kenichiromogi
びい(8)ところで、様々なmoment of loveの多様性な豊かさに接していてつくづく思うのは、世にある「美人がいい」という基準のつまらなさである。科学的には美人とは「平均顔」で、収束的。多様性よりも統一。そんなものを基準に恋愛を語るのは、モノカルチャーに過ぎぬ気がする。
茂木健一郎 @kenichiromogi
びい(9)美人が良い、というのは、一つのイデオロギーに過ぎないのだろう。美人だからと声をかける男の心の裡には、一つの義務の観念があるようにすら感じられる。恋に落ちるのは、もっと複雑で豊かで予想ができない瞬間。足元が揺らいで自我が失われるその乱流の中にしか、真実はない。
茂木健一郎 @kenichiromogi
以上、連続ツイート第719回「美人がいいというのは一つの、イデオロギーに過ぎないのだろう(moment of love」でした。

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