ライスのアニメ感想:#182 輪廻のラグランジェ(23)(season2〔11〕)

輪廻のラグランジェseason2の第11話感想です。 遂に最終決戦、なんだけど、 ジャージ部はいつもどおりのジャージ部でしたというお話です。 BD/DVDソフトも最終6巻内容に突入。
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テリー・ライス @terry_rice88

輪廻のラグランジェ#23:「鴨川の海の向こう側」Season2第11話。ディセルマインが輪廻の世界で感情を淀ませていたけど、ジャージ部はいつものジャージ部だったぜ!というエピソードだったなあと。あんまり緊迫感を感じさせない展開の流れはなんか表裏一体で興味深くもあるよなあ。

2012-09-19 22:02:11
テリー・ライス @terry_rice88

ここまで緊迫感が無い、のは多分まどかたちにとってウォクスは乗り物と道具であり同士でもあって、ディセルマインへの処遇も世界や宇宙の命運云々より、手を取り合ったはずのヴィラジュリオをあんな目に合わせたからと言う理由が先に立ってるよね。キャラの関係性の問題が一番最初に来てる印象。

2012-09-19 22:06:01
テリー・ライス @terry_rice88

そのヴィラジュリオやディセルマイン、えーと、まどかたちも確か運命論的な話をしてたと思うけども、つまりそういうこと。たとえ困難な道が前にそびえていても、それを分かち合っていこうと言う流れ。つまり必要以上に大きいものを一人で背負い込まないようにしようというお話なんだろうと思う。

2012-09-19 22:08:20
テリー・ライス @terry_rice88

そういうことを分かち合える存在に出会えたことこそが運命であり、奇跡でもあると。奇跡=親友=同士=ジャージ部の図式がまどか達には成り立っているから、まどかも母の死も乗り越え、ようこの影を追わなくなって、自分の道を進み始めていると言うことなんだろうなあ。けど、同士と繋がっている。

2012-09-19 22:11:58
テリー・ライス @terry_rice88

今回、ディセルマインの幻影によってジャージ部はそれぞれ引き離されたけど、一人だとどうしても感情が淀んでしまって、輪廻の力が暴走してしまっていると。もちろんディセルマインなんかはモイドによって心の淀みを与えられてしまって大暴走してしまっている。タガが外れてる状態。

2012-09-19 22:14:52
テリー・ライス @terry_rice88

面白いのはそんなタガが外れてしまった状態のディセルマインを尻目に、まどか達がランチを取るの絵面が非常に顕著だよなあ。ここも彼女たちにとって見れば日常の延長線上でしかなくて、三人いればどうにかなってしまう余裕さすら感じてしまうそんな描写だった。その結果が投げっぱなしジャーマンという

2012-09-19 22:21:34
テリー・ライス @terry_rice88

なんかもうセカイとかそういうのを背負ってないというか、過去の因縁すら超越してしまう、「今、この瞬間を生きる」まどかたちの強さがハンパないなあ。過去より大切なのは今であり、その先の未来への対処が必要で巡りめぐる輪廻、或いはループを打破しているようにも思える。ジャージ部最強w

2012-09-19 22:26:35
テリー・ライス @terry_rice88

人類を一つにしようとか、世界滅亡阻止とか、絶対的な侵略者(悪)とか、世界の命運だったり存亡だったり、そんなの特定の誰か一人が対処できる問題じゃないし、そういうのはみんなで力をあわせてやるもんでしょ?って冷や水ぶっ掛けているよね、ラグランジェって作品は。何もしないよりはいいけど。

2012-09-19 22:31:21
テリー・ライス @terry_rice88

そう考えるとロボットアニメとしてはつくづく、定石を外している作品と言うか。どこまでも理屈っぽさが付いて回る男性と、感覚的ではあるけどどこか醒めている女性の主人公像の差と言うか。決断と頭の切り替えが凄いよねえ。ノリだけで動いているけど生きてもいるし活力もあるみたいな雰囲気。

2012-09-19 22:35:13
テリー・ライス @terry_rice88

そこら辺の対比って、堕天使ルシフェル的重度の厨二病患者だったモイドがようこ姐さんにワンパン食らう所が非常に面白くもあるなあ。あそこら辺のモイドの思考がそのまま理屈っぽさを感じさせると共に、追い討ちをかけるように現実味を帯びたようこ姐さんのゲンコツが飛んできたと言う」w」

2012-09-19 22:48:19
テリー・ライス @terry_rice88

今回はたまたまウォクスという力を持っていたまどか達が、その力を使う義務として対処した、という話なのでそこまで規模が大きくはないだよねえ。問題があったのはキャラの内的問題であって、周りの危機は付随物という置き方をしているからなんだかややこしくなっちゃってるけど。開くと人間関係の話。

2012-09-19 23:00:50
テリー・ライス @terry_rice88

どんな立場に立ちうる者だろうと人間は人間で、悩みも苦しみもするだろうけど側には支えあってくれる誰かがきっといるはずという、ことで一件落着って感じだからなあ。ディセルマインは色んなものを気負いすぎて、モイドにも利用され、周りが見えなくなってたんだろうな、と。ヴィラジュリオがいたのに

2012-09-19 23:02:59
テリー・ライス @terry_rice88

だから今回の展開もディセルマインを倒しに行くんじゃなくて、暴走したor理解者でヴィラジュリオ踏み潰した、ディセルマインを止めに行くだけの話で殺すとか駆逐するとかそういうのではないと。その点でも、わりと死の匂いは全くないかなあと。アステリアのそこら辺をどう捉えるべきかだけども。

2012-09-19 23:06:56
テリー・ライス @terry_rice88

ラグランジェという作品の中で明確に死を迎えているのが、まどか母とユリカノだけってのもあるけれどそれぞれ船の碇のようなものであって、軽減(乗り越え)は出来るんだろうと。事実まどかはそうだったし、ヴィラジュリオとディセルマインも助けられつつも乗り越えようとはしていた。

2012-09-19 23:10:01
テリー・ライス @terry_rice88

それらの点を踏まえてアステリアとモイドが2万年前の因縁をどう解消するか、結局まどかの進路はどうなるかの二軸がが最終回の方向性かなあ。ランもムギナミも進路を定めているので、日々更新される未来をまどかがどのように捉え、見据えていくのか。そしてジャージ部はどうなるみたいな感じだな。

2012-09-19 23:26:57
テリー・ライス @terry_rice88

だからロボットアニメの最終決戦としてあまりにもあっさりな幕引きなのはのも、そこまでメカを重視しているわけではないことの如実な現われかなあと思う。乗馬のようにウォクスというロボットにまたがり、駆る。その方向性は最後までブレなかった印象だなあ。

2012-09-19 23:30:55
テリー・ライス @terry_rice88

なんだかんだで楽しかったラグランジェもゆるゆると次回で最終回。最後は物語の幕をどう締めていくのか、気になりつつもあんまり予想もしても意味がない感じなので、楽しみして待ちたいですね。といった所で今回の感想は以上です。ありがとうございました。つくづく不思議な作品だなあと。ではまた次回

2012-09-19 23:33:34