続・なぜライブハウスはバンドに集客を依存するのか?

以前のまとめ http://togetter.com/li/232113 【なぜライブハウスはバンドに集客を依存するのか?】 で説明不足だと感じた点についての補足です。 ライブハウスとロックバンドを中心に話していますが、 続きを読む
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ロックンロール哲学者 @afromootekki

まず集客のための告知活動についてですが、これは僕がいちいち説明するよりこちらのまとめを読んでもらったほうが早いと思います。http://t.co/LQ6Q4EsL#有効なライブ告知方法について考える のまとめ】

2012-09-21 08:05:15
ロックンロール哲学者 @afromootekki

ここに書いてある方法のひとつも実践していないバンド、またここで批判されている不十分な告知しかしていないバンドは、やっている音楽の質の良し悪しを問わず、実際に集客できないバンドが多いはずです。

2012-09-21 08:10:37
ロックンロール哲学者 @afromootekki

なぜならそういうバンドは、当たり前なのですが、単純にそのバンドが存在し活動していることをお客さんが知らないからです。いい音楽をやってさえいれば誰かが勝手に探して見つけてお客さんになってくれるなんて考えは都合が良すぎます日本むかしばなしじゃないんだから。

2012-09-21 08:15:20
ロックンロール哲学者 @afromootekki

しかしここでは敢えて、告知活動に積極的でないバンドマンの立場に立ってみましょう。幾つかの言い訳が考えられますその1、僕の経験上一番多いのは「めんどくさい。それはスタッフの仕事であってミュージシャンの仕事じゃない」です。失笑する人も多いでしょうがこういう人は本当にたくさんいます。

2012-09-21 08:20:11
ロックンロール哲学者 @afromootekki

2、「人付き合いが苦手、友達がいない」。コミュニケーションに自信がなく、やる前から宣伝しても無駄と思っているタイプです。これは実際その通りの場合もあるので一概に責められません。バンドのブログやプロフィール等を読んで「日本語でおk」と感想を持ったことは皆さん少なくないでしょう。

2012-09-21 08:25:18
ロックンロール哲学者 @afromootekki

3、「やる気がないわけではないが、具体的にどうしたら効果的な告知ができるか分からない」。もしかしたら他の理由はただのポーズで、本当はこれが一番多い可能性もあります。効果的なやり方はバンドのカラー、メンバーのキャラ次第で変わってくる部分もあるので。

2012-09-21 08:30:41
ロックンロール哲学者 @afromootekki

4、「自分がやっているバンドに対し自分自身が納得いってないため、集客を増やすより音楽やステージング等パフォーマンス面の向上を優先したい」。1と被る面もありますが、こちらは告知活動を自分の仕事と思ってないわけではなく、単に優先順位をつけているということなので分けて考えます。

2012-09-21 08:35:14
ロックンロール哲学者 @afromootekki

アンケートでも採ればいろんな理由が出てくるでしょうが、まぁ代表的な言い訳は上記4つだと思います。そしてバンドはいろんな人間の共同作業なので、このうち複数、或いは全てがバンド内に存在する場合もあり得ます

2012-09-21 08:40:36
ロックンロール哲学者 @afromootekki

なお正直に話すと、僕が昔やってたトリオバンドでは上記4つの言い訳のうち1~3を各メンバーがそれぞれ担ってました… ボーカルが1、ドラムが2、ベースの僕が3で。そりゃ客も集まらんわ…と今なら言えるけどね…若い人たち後悔しないようにホント真面目に考えたほうがいいよ。とおっさんの忠告。

2012-09-21 08:45:16
ロックンロール哲学者 @afromootekki

問題点を一つ一つ考えていきます。まずですが、音楽に限らずセルフプロデュース能力のない表現者は余りに時代遅れと言わざるを得ません。しかしそれについてここでは一旦保留します。人格的に向いてない場合も確かにあるので、これらの人は自らの言葉に責任を持って宣伝スタッフを探しましょう

2012-09-21 17:06:00
ロックンロール哲学者 @afromootekki

スタッフ募集して誰もやってくれないのなら、まず自分たちの実力を疑ってください。魅力のないバンドを無償で手伝ってくれる人はいません。或いは金を払って雇うのも良いと思います。ただ彼女(彼氏)にやってもらうのはオススメしません。バンドとスタッフの内輪ノリが強すぎるとお客さんは引きます

2012-09-21 17:11:08
ロックンロール哲学者 @afromootekki

もちろん内輪ノリを出さないよう気をつけるなら問題ありません。きちんと線引きできる人選をしましょう。また彼女や友人を使うなら、SNSを駆使したステマはそれなりに有効と思いますツイッターであれば褒めツイートをしてもらってそれをメンバーがRT、その後すかさずライブ告知という流れです

2012-09-21 17:16:19
ロックンロール哲学者 @afromootekki

次にの場合。これも1と同じ、いやそれ以上にスタッフを頼るのが良いでしょう。下手すぎる宣伝で逆効果になるぐらいならやらないほうがマシです。ただし宣伝の方法を考えるのには参加しましょう。実践は得意な人に任せたほうが良いですが、自分のバンドを自分たちで売ろうという気持ちは必要です

2012-09-21 17:21:02
ロックンロール哲学者 @afromootekki

なのでこのアイディア出しは得意、不得意を問わずバンドメンバー全員で行ってください。良い案を出せなくても気にせずに。問題は自分のバンドに対する責任感です。またライブハウスのスタッフに訊くのも良いと思います。集客々々うるさく言うのですから何かしら良い案を持っているに違いありません

2012-09-21 17:25:51
ロックンロール哲学者 @afromootekki

もしハコのスタッフがマシな案を持ってなくても気を落とすことはありません。少なくともそれで出る価値のないハコが1つ明らかになるので、その時はバンド仲間にその旨を拡散してあげましょう。仲間との情報交換も大事です。集客は共通の悩みなのだから、信用できるバンド同士で話し合えばいいのです。

2012-09-21 17:31:38
ロックンロール哲学者 @afromootekki

ということで、2の人は宣伝の類が苦手でも最低限、周囲の人々に相談できるぐらいのコミュニケーション能力は身につけましょう。コツは挨拶をちゃんとすること、初対面の相手にいきなりタメ口など失礼な口を利かないこと、相手の話に耳を傾けることです。それさえ守ればあとは割とどうにでもなります。

2012-09-21 17:35:45
ロックンロール哲学者 @afromootekki

の場合、やるべきことはほぼ2と同じです。ただ人付き合いが苦手でないなら率先して宣伝活動を引っ張りましょう。案が思いつかないなら誰かに訊ねましょう。これは昔の僕自身に向ける言葉でもあるのですが、このタイプに言うべきことは「ご託はいいから自分でさっさと行動しろ」これに尽きます。

2012-09-21 17:41:04
ロックンロール哲学者 @afromootekki

「自分ばっかり頑張ってる」と思っても拗ねないように。やりたくてやってるバンドなのだから、メンバーそれぞれが全員「自分が一番頑張ってる」と思うぐらいでちょうど良いのです。誰かにおんぶされて売れようとする人はどれだけ才能があったとしても、残念ながらバンドには向いてません

2012-09-21 17:45:23
ロックンロール哲学者 @afromootekki

さてですが、やや難しい問題です。頑張って集客しても、良いショウを見せられなければ次また来てくれる可能性は低いのですから これは正しい主張とも思えます。しかしライブハウスは原則として、充分に集客できるバンド以外は出るべきではないのです。ではどうすればいいのか?

2012-09-21 17:50:41
ロックンロール哲学者 @afromootekki

元のまとめを読んだ方はとっくに想像ついてると思いますが、充分な実力も集客力も備わってないと思うならば、ライブハウスに出演しなければ良いのです。「ライブハウスで演る」という特別感のために集客ないのにノルマ不足分を払って出演するのは間違ってますそれは出演料を払っているのと同じです。

2012-09-22 13:05:08
ロックンロール哲学者 @afromootekki

なのでこの場合のバンドは「僕ら集客少ないのでライブハウスには出れません」とハッキリ言いましょう。もちろん「呼ぶ努力をしろよ」と言い返されるでしょうが、ここで「僕らまだその段階じゃないので」と言いましょう。それでもなおゴネるハコは、音楽よりお金を見ているのでもう切り捨てましょう。

2012-09-22 13:10:37
ロックンロール哲学者 @afromootekki

若いバンドほどこの意見に反発する傾向があり悩みどころなのですが、集客ないうちはスタジオやストリートでライブすればいいと思っています。ストリート用の機材を揃えるのにお金はかかりますが、集客2人とかでライブハウスに3,4回出演することを考えれば大した出費ではありません

2012-09-22 13:15:13
ロックンロール哲学者 @afromootekki

一方で近年(少なくとも東京では)ストリート演奏への取り締まりが厳しくなり、アコースティックはまだしも無許可のバンド演奏は始めて5分も経たずに警察が来てしまうことも多いです。そこでこれはライブハウスへの提案なのですが、道路使用許可取得の代行サービスなど始めたらいいのではないかと。

2012-09-22 13:24:20
ロックンロール哲学者 @afromootekki

実際にそんなサービスが可能かは調べてないですが、仮に可能だとして、これにストリート用機材のレンタルを組み合わせれば、ノルマ不足代を取って経営するよりよっぽど健全だと思うのですが…。まぁもし法的に無理だというのであればこの案は忘れてください。

2012-09-22 13:25:09
ロックンロール哲学者 @afromootekki

バンドへの話に戻ります。スタジオライブにしても、ライブ前提の部屋を用意しているところもあります。例→ 西荻窪UEN http://t.co/tDb4IeR7 Rinky Dink系列 http://t.co/AkEx86fw こういうところをどんどん利用したらいいのです。

2012-09-22 13:30:27