丸山天寿先生の「こんな飛行機には乗りたくない」

パニック映画エアポートシリーズの話題です。
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丸山天寿 @tenjumaruyama

さて日曜日のお遊び。最近、某飛行機の安全性について話題になっている。いつも思う事だが絶対安全な乗り物はない。機械は優秀でも動かすのは人間だから。そこで本日は、突っ込み所満載の飛行機パニック映画の話。お題は「こんな飛行機には乗りたくない」。全ての異論、叱責、追加を認めます。→

2012-09-23 08:01:09
丸山天寿 @tenjumaruyama

飛行機パニック映画の中で私の一番好きなのは「大空港」シリーズ。吹雪のタイトルバックで始まる第一作。雪で使用不可能になった滑走路を整備する滑走路整備士(ジョージ・ケネディ=私はこの役者が大好き)が緊迫した表情で登場する。事故の前触れか。なにしろこの空港、働いている従業員が酷い。→

2012-09-23 08:02:20

大空港 (映画) - Wikipedia

http://goo.gl/Qa8f
『大空港』(だいくうこう、Airport)は、1970年公開のアメリカ映画。

アーサー・ヘイリーによる同名の小説を原作とする。エアポートシリーズと呼ばれる4作品の第1作目。

丸山天寿 @tenjumaruyama

空港支配人はスチュワーデスと不倫の関係。パイロットもスッチーを愛人にしていて、「できちゃったの」と詰め寄られている。悩めるパイロットを使うなよ。他の登場人物も各々悩みを抱えていて、とても業務を正常に行えるとは思えない。日本ならお祓いをしたくなるレベル。何も起こらない筈がない。→

2012-09-23 08:03:33
丸山天寿 @tenjumaruyama

はたして悩めるパイロットの操縦する機が離陸すると保険金目当ての自殺者が便所で自殺し、その始末をめぐってどこかの悩めるドラマのようなドロドロとした実も蓋もない人災パニックが続く。これらの人間関係を知っていたら、誰もこの飛行機には乗らなかったと思う。しかし、この映画が当たった。→

2012-09-23 08:05:48
丸山天寿 @tenjumaruyama

五年後には「エアポート75」が制作された。「大地震」と抱き合わせで同時撮影した(大地震の余った予算で作られたの噂あり)から、主演は両方ともチャールトン・ヘストン。が、折角の名優を使いながら内容は少しお粗末。セスナと空中衝突してパイロットが死亡するというこじんまりとしたパニック。→

2012-09-23 08:07:26

エアポート'75

http://goo.gl/j5nNS
『エアポート'75』(Airport 1975)は、1974年に制作された航空パニック映画。同年、日本公開。主演はチャールトン・ヘストン、監督はジャック・スマイト。ユニバーサル映画作品。

丸山天寿 @tenjumaruyama

しかし、75もそこそこにヒットしたから、続いて「エアポート77・バミュータからの脱出」が作られる。これは大がかり。ハイジャックされた機が墜落し海底に沈む。当然機内はパニック。引き上げようとする救出部隊の緊張した作戦が見どころ。救出される者と死亡する者の差に皮肉を利かせている。→

2012-09-23 08:08:58

エアポート'77/バミューダからの脱出

http://goo.gl/ZJd5m
『エアポート'77/バミューダからの脱出』(Airport '77)は、1977年に公開された航空パニック映画。エアポートシリーズの第3作目。主演はジャック・レモン、監督はジェリー・ジェームソン。

丸山天寿 @tenjumaruyama

そして「エアポート80」が作られる。これが突っ込みどころ満載の映画である。私の好きなケネディおじさんはコンコルドのパイロツト。そして機長がアラン・ドロン。機長と出来ているスッチーがシルビア・クリステル(エマニエル夫人の女優)。おいおいこの配役は?と思ったらやはり機内でムムムム。→

2012-09-23 08:11:47

エアポート'80

http://goo.gl/3O4lA
「エアポート'80」("The Concorde...Airport'79")は、1979年に制作された航空パニック映画。エアポート・シリーズの第4作(最終作)。主演アラン・ドロン、監督デビッド・ローウェル・リッチ、ユニバーサル映画作品。

丸山天寿 @tenjumaruyama

埋め合わせのつもりか、パニック回数は多い。自分の悪事を知っている恋人を殺すために機を打ち落そうとする悪役と、その対処法が凄い。1、機を熱源追尾ミサイルが追う→パイロットは音速で宙返り(凄い)しながら避ける。2、二発目のミサイル→コクピットの窓を開けて(!)信号弾で落とす。→

2012-09-23 08:13:28
丸山天寿 @tenjumaruyama

3、ジェット戦闘機で襲う→機を急降下させ海面スレスレで急上昇する・敵は海に突っ込む。4、空港に緊急着陸するとブレーキが故障→オーバーランさせて止まる。この時のケネディーおじさんのセリフが何とも素敵。「とんだ一日だったなぁ」のんきな人。だからこそ助かったのかも知れないが。→

2012-09-23 08:15:27
丸山天寿 @tenjumaruyama

修理が終わり再び飛び立つが、驚いた事に乗客は誰も降りていない。能天気。普通は二度と乗らない。やはり機は敵に買収された整備員の手で故障するのだが、アルプスの雪山に不時着し乗客が助かったところで、いきなりエンド。おいおい、それだけかい。この作品の失敗でシリーズは終了した。う~ん残念→

2012-09-23 08:17:39
丸山天寿 @tenjumaruyama

個人的には飛行機は大嫌い。他の乗り物はとりあえずエンジンを停止すれば良いが、飛行機は落ちる。地上にいる人も危ない。自衛隊時代、軍用ヘリに乗った時はお守りを十枚近く体に張っていた。(笑)。今でも上京する時は鉄道を使う。人間はそんなに急いで移動しなくてもよいのではないだろうか。了

2012-09-23 08:18:59