外来語輸入時の「意味と音」について

自分用のまとめです。 なるほど。
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@Wartemeinnicht

外来語について。まず考えるべきは既存和語・漢語語彙の形態的音結合の空きの多さ。たとえば「ルク」という二音で意味を成す単位は和語にも漢語にも存在しない。ドイツ語も割と音韻に比して未定義領域が多いので、時々selbstverständlichという馬鹿らしい長さの単語が出るわけで。

2010-07-25 16:20:24
@Wartemeinnicht

これは別にドイツ語が悪いとかではなく、元の短い言葉でスパッと決まるものがあれば問題ないが、calqueだと全部そうも行かない。同じように、例えば「ブラウザ」という音結合を先占する既存和語・漢語がなく、4音前後で対抗できる造語ができず、これが新しい概念なら、音訳が受けるのは自然。

2010-07-25 16:27:07
@Wartemeinnicht

要素としてはゲルマン語系の音訳は概して長くなりがちなこと、逆に漢字の結合は方々に衝突する恐れが高いこと。で、最悪日本語には4モーラクリッピングという伝家の宝刀があるが、これは概して外来語に有利に働く。

2010-07-25 16:34:30
@Wartemeinnicht

ちなみに、英語から借りるよりも元のラテン語から借りるほうが日本語の音韻的にはずいぶんスムーズなはず。でもまあそんなこと考えて輸入してるわけじゃないので、とりあえず輸入してから「国内市場」で勝負というのが現実的ですね。

2010-07-25 16:47:39
@Wartemeinnicht

あ、でも、英語の場合長音が多用されるから日本語の中に放り込んだ場合に、より弁別的かもしれない。しょせん統計とってない口からでまかせなのでこれにて。

2010-07-25 16:49:19