まず一つめはトマトケチャップ。 主原料はトマト、副原料にはタマネギが使われている。 一部の製品を除き目に見える固形物のないペースト状であり、充分カレールーに紛れ込ませることが出来る調味料である。
2012-09-27 18:19:58二つめはウスターソース。 トマト、タマネギ、人参、りんごなどカレーに用いられる事が多々ある野菜や果実を用いた調味料。 また、スパイス類も豊富に使われカレーの深みを増す作用も期待出来る。
2012-09-27 18:26:04野菜のうま味はこの二つで充分だろう。 だがここで一つの問題が持ち上がる。 トマトケチャップもウスターソースも酢が使われており、さらにトマトケチャップはトマトの酸味がかなり強めに出てしまう。
2012-09-27 18:31:10加熱によって酸を飛ばすか? いや、トマトは加熱によって酸味が増す傾向がある。 また、飛ばせるほど加熱するのでは時間がかかってしまう。 そこで牛乳とバターの乳脂肪で誤魔化そうと思い立つ。
2012-09-27 18:36:09さあ、これで野菜のうま味に関する問題は全て解決出来た。 次は動物性のうま味だ。ブイヨンかコンソメか。手軽さを重視しているのだ、勿論市販の固形の物を使う。 そしてふと思い出す。日本で一般的に言われているコンソメはブイヨンの誤用であることを。 ブイヨンを使うことが決定した。
2012-09-27 18:44:06まずバターを鍋に落とし軽く焦がしたら、トマトケチャップを流し込み水分を飛ばすように炒める。 次にウスターソースを加え一煮立ちさせたのち、牛乳を加えて更に一煮立ち。 そしてブイヨンスープを加え充分に煮立たせたら火を止め、固形ルーを入れて溶かす。 最後に加熱して完成だ。
2012-09-27 18:51:16さて、ルーは完成した。 残りのカツカレーに欠かせない物、ご飯と豚カツだ。 ご飯はお好みの硬さで炊け。 カツはご近所のスーパーの惣菜コーナーの物で充分だ。 ご家庭で揚げ物をするのはお手軽じゃないからな。
2012-09-27 18:54:09最後に残された盛りつけだが、各自自由にやればいい。 カツにカレーをかけるのか、カレーにカツを乗せるのか。 それぞれ主義主張があるだろう。 私は血を血で洗うような争いは避けたい。 後は各自好きなようにそこそこの味でそれなりにお手軽なカツカレーを食べればいい。
2012-09-27 18:58:27