ヒトES/iPS細胞 主要論文・総説・ニュース

ヒトES/iPS細胞の研究開発に関する、主な主要論文・総説・ニュース等を纏めました。 対象期間:2012年7月~9月
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仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

「iPS細胞ストック」なる呼称の採用は日本のみか。Google検索では、"iPS cell bank"の約15,900件、"iPS cell repository"の約3,800件に対して"iPS cell stock"はゼロ。 http://t.co/DIwNDZLB

2012-07-18 15:39:36
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

現実解と思う。今後は作出からバンキング・運用に至る規制・標準が成否の鍵となる。 @nhk_news: “7割が適合”iPS細胞作成へ http://t.co/AUwTkiB9 #nhk_news

2012-07-23 13:44:49
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

Sigma Life ScienceとAxiogenesis社が、ヒトiPS細胞由来心筋細胞の販売で連携。 http://t.co/5J0laC5y 大手バイオテック企業が参入。

2012-08-02 02:15:56
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

ALS患者由来iPS細胞を用いた病態解析。 @blossom_daisy04: CiRAのプレスリリースなど。http://t.co/S6wdNa9q

2012-08-02 14:03:23
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

[WI訪問記1/8] 今週は米国ウィスコンシン州マディソンを訪問、同地に展開するバイオ産業クラスターを観察しました。その備忘録として、地域イノベーションシステムの比較優位点を8つに分けてツイートします。

2012-08-05 00:20:11
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

[WI訪問記2/8] ウィスコンシン州マディソン地域のイノベーション・システムの特長は5つ:①地方政府のリーダーシップ、②地域エコシステムとスタートアップの着想、③アントレプレナーシップの拡大的解釈、④技術移転機関の拡大的機能、⑤非営利機関の活用。

2012-08-05 00:20:23
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

[WI訪問記3/8] ①地方政府のリーダーシップ:地域の産業育成・都市計画・雇用増進・税収増加を、統合的かつ主体的に捉えられるのは地方政府。市区町村ではなく都道府県か或いは広域経済圏だろうが、日本はこの権限・機能が弱いか、複数の都道府県・市区町村に分散している点が課題。

2012-08-05 00:20:36
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

[WI訪問記4/8] ②地域エコシステムとスタートアップの着想:起業案件は"start-up"としてエコシステム・デザイン中に位置づけられ、成長段階に応じてきめ細かい支援・助成を提供。日本は「ベンチャー企業」の名のもと一緒くたにされ過渡なストレッチを要求されている感が否めない。

2012-08-05 00:20:56
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

[WI訪問記5/8] ③アントレプレナーシップの拡大解釈:技術論では必ずしもなく、多分に精神論であり、従って分野も多様。例えばアートはアントレプレナーシップの主要な発揮点だが、日本にはこの発想は希薄。そもそも「起業家精神」と訳したことがあらゆる誤謬のもとだろう。

2012-08-05 00:21:03
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

[WI訪問記6/8] ④技術移転機関の解釈:技術移転は必ずしも特許のライセンスに限らず、マテリアル・ノウハウを含む産業材が対象で、手段も多様(スタートアップのエクイティ・ポジションを取るなど)。訴訟対応なども積極的に行う。また、一都市・一大学のための機能ではない。

2012-08-05 00:21:12
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

[WI訪問記7/8] ⑤非営利機関の活用:国公立大学法人のガバナンス・制度から解放させるばかりか、例えばリサーチパークは土地・不動産運用の観点から経営に自律性を持たせ、産学連携機関のWARFはヒト胚性幹(ES)細胞の政治的倫理的問題の緩衝役となりうる。

2012-08-05 00:21:22
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

[WI訪問記8/8] 以上の5つの特長はいずれもこれまで語りつくされた特徴だろうが、その影響は34億米ドルの経済波及効果と数千人規模の雇用増進増進という数字で如実に語られている。東西海岸の事例に日本的解を見いだせない今こそ、同地の取り組みが注目されるべきである。(了)

2012-08-05 00:21:33
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

週後半はサンフランシスコのUCSF Gladstone研究所を訪問。特徴的なのは、大学本体と一線を画す統治・人事制度、明確な目標設定、最新鋭の施設、徹底した設備共有、コストセンターの採算性重視、財団による間接経費の恒久的サポート等。学際研究拠点として秀逸と思う。

2012-08-05 03:20:59
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

英国上院議会Select Science and Technology Committeeによる、同国再生医療に関する調査。立法府による独自調査、政策立案プロセスとして興味深い。 http://t.co/NXzt7lU8

2012-08-16 13:35:09
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

ヒトiPS細胞から網膜色素上皮細胞(RPE)を分化誘導しマウスモデルに移植、安全性と有効性の確認に成功とのこと。ニューヨーク幹細胞財団(@nyscf)研究チームの成果、Molecular Medicine誌に掲載予定。PR: http://t.co/wNWnC95g

2012-08-21 10:49:43
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

臍帯血中の細胞からiPS細胞を効率的に分化誘導する技術を開発。米ジョンズホプキンズ大学等の研究チームの成果、Pros ONE誌に掲載。 http://t.co/jSRNBb8L 臍帯血バンク-iPS細胞バンクの互換技術として、意義は極めて大と思う。

2012-08-24 09:56:02
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

[承前] 判決に関するNatureNewsのわかりやすい解説記事。96年施行法中の'research'の解釈を巡り、樹立されたヒトES細胞株を用いた研究活動は、胚破壊を伴う研究と峻別されるべきとの判断。 http://t.co/VN3iDF28 極めて適切と思う。

2012-08-25 07:54:58
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

[承前] Scienceの関連記事: A 3-year battle over the legality of stem cell research in the United States may finally be over http://t.co/4jbDGvFo

2012-08-25 07:06:38
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

余談:英語表現では概念としての「胚性幹細胞」は'embryonic stem (ES) cells'、研究ツールとしての「胚性幹細胞株」は'an ES cell line'と区別されるが、日本語表現ではいずれも「ES細胞」。国内マスメディア含め、科学的表現のリテラシー向上が必要。

2012-08-25 08:11:35
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

ヒトES細胞を用い、聴覚障害の改善効果をスナネズミのモデル系で確認。英シェフィールド大研究チームの成果、Nature誌に掲載。 http://t.co/R3TkhJww

2012-09-13 09:42:17
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

マウスiPS細胞の1細胞遺伝子発現解析で、リプログラミングがランダム期とSox2発現以降の2段階で進むことを解明。Sox2発現パスは複数あり、解析でより効率的にiPS細胞を作出しうると。米MIT研究グループの成果、Cell誌に掲載。 http://t.co/VYfHlK4J

2012-09-14 11:04:20
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

ヒトES細胞の心筋分化におけるエピゲノム制御の関与。米国ワシントン大学とUCSF―MTIの2グループからの発表、Cell誌に掲載。 http://t.co/9uofoi3v

2012-09-14 11:19:13
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

脊髄損傷の系における、ヒトES細胞由来神経細胞の軸索伸長と神経接続を確認。米UCSDの研究グループの成果、Cell誌に掲載。 http://t.co/JFYwdAFO

2012-09-14 11:21:09
仙石慎太郎 | S Sengoku @ssengoku

[承前] 1細胞・1分子計測やエピゲノム解析の最新手法を駆使したリプログラミング機構の解明が急進している。現行のヒトES/iPS細胞はいわば第1第2世代、今後おこりうる技術革新を想定すれば、「急がば回れ」の姿勢で、基礎と応用の共進を図る必要がある。

2012-09-14 11:27:36