行政組織の点から見た原子力規制委員会・原子力規制庁の気になるところ
おとといに成立した原子力規制委員会、行政組織法的にはいろいろと興味深いところがある。 / 原子力規制委19日発足 事故1年半ようやく刷新 - 47NEWS http://t.co/B9GBZn03
2012-09-21 07:45:01委員会の事務局としての「庁」について
定め方も面白い。 委員会の事務を処理させるため事務局を置く→その事務局は庁と称する→庁には事務局長その他の職員を置く→事務局長は長官と称する(設置法36条1~4項)
2012-09-21 07:50:19また帰ったら見てみよう。 原子力規制委員会設置法 http://t.co/lJoIvRVO 原子力規制委員会設置法案(衆議院HP) http://t.co/leMU88GD
2012-09-21 07:51:41@yassi___ 名称が庁の長官で、役目は委員会の事務局長…というややこしい役職ですね…。 そして事務局(=庁)の内部組織は、省の外局である庁とほぼ同じ構成を取る(国家行政組織法の、実施庁に関する規定の多くを準用)、というややこしさが付け加わります。。
2012-09-21 21:48:27や、原子力規制庁が省の外局である庁とほぼ同じ組織構成を取るようにしてあるのは、組織の置き方としては分かりやすい。でも法的には委員会の事務局と同等のものになると思われるので、ややこしい。というか紛らわしい。
2012-09-21 21:54:41原子力規制委員会&原子力規制庁はなんでこんなややこしい組織構成にしたんだろう。三条委員会にしてある程度の独立性を保った組織にしたいけど内部部局は庁並みに重めの組織構成にしたかったから…? でも、それだけなら公正取引委員会みたいに事務総局を置けばいいような。
2012-09-21 22:00:59原子力規制委員会設置に伴う地方組織の変動について
原子力規制委員会&規制庁の設置で他に気になっているのは、地方での体制の変動。元は原子力安全・保安院の地方機関だった産業保安監督部が原子力に関することを扱っていそうなんだけど、省が変わっているし(世論の目もあるし)、そのまま産業保安監督部が扱っている、ってことはさすがにないだろう。
2012-09-22 15:51:10(余談 : この産業保安監督部も相当にややこしい。省の外局に置かれた特別の機関の地方機関という4層構造(だった)。 経済産業省>資源エネルギー庁>原子力安全・保安院>産業保安監督部)
2012-09-22 15:54:45たぶん権限は環境省の地方支分部局である地方環境事務所に移っているんだろうと思うけど、そのとおりだとした場合、移っているのは権限とそれに伴う事務だけなのかが気になる。
2012-09-22 15:58:50余談
で、移す場合は(事実上)本人の同意を取る必要があるだろうなとか、法的にはいらない気がするけど実際どうなんだろうなとか、人事異動通知書の記載はどうするんだろうとか、細かいことが気になってしまう。
2012-09-22 16:07:28