Another×テニヌ

久未 @Akbn93

テニプリAnotherパロ：転校生忍足、忍足と仲良くなる幼馴染みトリオ、忍足の世話係になった俺様クラス委員長な跡部、樺地と滝は跡部の補佐、トリオにべったり鳳、いないもの役の日吉 死者：跡部 忍足が終わらせる展開

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跡部「俺様がクラス委員長の跡部だ。不本意だがてめえの世話係を任された。だから俺様の指示に黙って従え」忍足「・・・初対面の相手にその言い草はないやろ」宍戸「悪いな、コイツ元からこーいう奴なんだよ」

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[図書室にて]忍足「（ん？先客か）自分、何読んどるん？・・・怪談？」日吉「・・・」忍足「（無視かい）・・・スマンなあ。自己紹介がまだやったね。転入してきた忍足侑士や。よろしゅう」日吉「（転入・・・）忍足さん・・・今後俺には話しかけないでください」忍足「えっ？」

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忍足「話しかけるなってなに？え？俺嫌われてもうた？」日吉「・・・そういう事じゃないんです。とにかく今後俺との接触は避けてください」忍足「どういう事？説明してくれや」日吉「すみませんが用事があるので失礼します」忍足「ちょっ！待てや！！・・・おい！自分、名前は！？」日吉「・・・日吉」

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忍足「さっき図書室でなんか暗い奴と会うたわ」向日「暗い奴？」忍足「日吉っちゅー奴や。俺に話すなとかなんとか・・」向日「・・・なに言ってんだよ。日吉なんて奴この学校にいねえぞ？」忍足「え？」

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忍足「え？でもアイツこの学校の制服着とったよ？」向日「見間違いだって」忍足「見間違いやあらへん！きちんと話したし・・！」向日「っ！だから、そんな奴いねえんだって！！！ソイツの話すんな！！！」

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跡部「何騒いでやがる」忍足「それがなあ、俺が日吉の話したら」向日「っ！」跡部「（ピクッ）・・・日吉だと？誰だそれは」忍足「誰って・・・」跡部「そんな名前の奴この学校にはいねえ」

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忍足（なんや？跡部も岳人も明らかに日吉の話を避けたがってる・・・そういや日吉の奴も自分とは話すなってゆーとったな。まさかその事と何か関係が・・？）

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跡部「チッ・・・迂闊だったぜ。だいたい、向日！てめえがついていながらなんてザマだ！！」向日「仕方ねーだろ。ちょっと目を離したら居なくなってたんだし。・・・それにあの事はこれから話すトコだったんだよ！！」跡部「・・・接触しちまったもんは仕方ねえ。何も起こらねぇといいが」

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忍足「また会うたな」日吉「！？俺には関わるなと言ったでしょう？」忍足「それやそれ！なんで話したらいかんの？跡部や岳人は『日吉は居ない』の一点張りだし・・・どうなっとんねん」日吉「・・・何もきいてないんですね」

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日吉「この学校ではある現象が起こるんです。そしてその現象が起こった年、クラスに死者が紛れ込んでると言われています」忍足「現象？死者？？」日吉「そうです。現象が起こるかは起こってみないとわからないんですが、起こるのは毎年俺達のクラス--3Aと決まっています」忍足「！」

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日吉「俺に話しかけないのは・・まあ、まじないみたいなものです。クラスから１人、いないものという役割を決めて、言葉通り『居ない者』として扱うんです。そうすると現象は起こらないと信じられています」忍足「つまりそれに選ばれたのが自分ってことか」

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日吉「完全にいないものとして扱わないといけないので本当はこうやって話すのは良くないんですが」跡部「てめえが既にコイツと接触してしまったからそれも意味がなくなったというわけだ」日吉「！？・・跡部さん！！」忍足「いつの間に・・・」

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跡部「いないものなんて所詮まじないだ。俺は元々こんなもんがきくとは思ってねえしな。・・・もういいだろ」日吉「アンタはまたそうやって勝手に・・・」跡部「コイツに説明すんのもめんどくせーと思ってた所だ。いいじゃねぇか」日吉「・・・はぁ」

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忍足「な・・・何がどうなってるん・・・？？」跡部「つまり、まじないをやめるってこった。今後コイツの事は普通にクラスメイトとして接してかまわねぇぜ」忍足「は・・はぁ・・？」ダダダダダ・・・ガラッ　向日「おいっ！大変だ！！鳳がっ！！！」全員「！？」

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[病院]跡部「宍戸！鳳の容態は！？」宍戸「・・・今夜が山だって。でも・・見込みは・・・・薄いって・・・・俺っ・・・」跡部「宍戸・・・」

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日吉「鳳。死ぬなよ・・・。死んだらぶっ殺すからな・・・」