【ソウル・ギルダム書院】凱風館レクチャー・光嶋裕介

光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

内田先生の本を韓国で翻訳された朴先生を紹介してもらい、会うことになり、明日は私塾で凱風館のミニレクチャーをやらせてもらうことになりました。お願いされた日本語本たちも無事届く。次はラカンの翻訳に挑戦されるとのこと。楽しみな出逢いだ！ http://t.co/tbyJ7FEj

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光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

朴先生の私塾では内田先生の『日本辺境論』を教科書にしてみんなで日本語を勉強しているらしい。それであと７冊欲しいとのこと。それと、ラカンの『エクリ1・2・3』など本をたくさんパックしたので荷物がめちゃ重い。けど、プライスレス。

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韓国語に翻訳されていないラカンの『エクリ』３部作などを朴先生にお渡しして、どうしてラカンなのかと聞くと「私は６８歳から哲学を勉強しはじめたビギナーです。人生とは何か？という大きな問いが切迫してきたので勉強しようと思いました」と言われて驚きました。

光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

そんな７３歳の朴先生が主催するギルダム書院は、私塾、本屋、イベントスペースでもある学びの場らしいのです。明日、僕はそこで内田先生の学びの場である凱風館についてレクチャーしてきます。わくわくします。まだやってないのに、朴先生に会っただけで何だか通じ合うものを強く感じています。

光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

明日のレクチャー準備だん。スライド６０枚になりました。ギルダム書院のサイトで朴先生が内田先生が書いてくれた「青年の文章」を韓国語に訳してくれています。明日、頑張らないと！ http://t.co/EY2H0SCF

光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

ギルダム書院でのレクチャーだん。旅のスケッチと幻想都市風景を見せて、ベルリンでの設計活動と凱風館を紹介しました。隣で僕の英語を朴先生が韓国語に訳しながらの２時間、熱く語りました。皆さん、熱心に聞いてくれて嬉しかったです。思い出に残る特別なレクチャーになりました。

光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

懇親会でも大いに盛り上がりました。学びの場としての凱風館を理解してもらい、遊びに行きたいと行ってくれました。そして、なんと『みんなの家。』を朴先生自ら「感動しました。僕がこの本を美しい韓国語にしてみせます」と翻訳を志願してくれました。そして韓国版『みんなの家。』の印税は...

光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

韓国版『みんなの家。』の印税は全て韓国版のみんなの家の為に寄付することにしました。朴先生がギルダム書院の次は、いつか子供たちの為の道場をつくりたいとおっしゃっていて、韓国版『みんなの家。』の印税は、全てその施設に寄付することにしました。

光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

というのも、朴先生は昨日の夜に差し上げたばかりの『みんなの家。』を今日の時点で半分以上読んでいて、たくさん付箋まで貼っていました。それを見て嬉しくなり、朴先生は今夜のレクチャーを受けて決断してくれたのです。

光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

それもこれも、内田先生の凱風館の物語を丁寧に語っていたら、朴先生に「光嶋さん、ぜひ韓国にもみんなの家を建ててください」と言われ、僕も二つ返事で「ぜひやりましょう！夢は念じれば叶うんです」と言ったんです。朴先生のギルダム書院は、内田先生の凱風館と似ていると思いました。

光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

韓国の大事な祝日にも関わらず沢山の人に来てもらい、凱風館にまつわる内田先生の想いや空間としての建築をギルダムの皆さんと共有できて本当に嬉しかった。そして、朴先生が『みんなの家。』をご自身で翻訳したいと言ってくれて感動した。両手を握りしめる握手の後、熱いハグでお別れしました。

光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

今日は朝から建築家キム・スグンの素晴らしい教会を見て、サムスンのエネルーゼロな最新住宅を視察し、夕方はOMA設計のソウル大学の美術館を見学して盛りだくさんだったけど、２１時から始まったギルダム書院のレクチャーが強烈に心に突き刺さりました。

光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

風情のある本屋さんでもあり、そこに集まる人たちが「自発的に勉強しにきている」ということが決定的な気がします。年齢も性別もバラバラだけど、共に学びたいという想いで出来上がった共同体は需要と消費でなく、相互扶助な関係、贈与からはじまっていることを強く感じました。

光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

この感じは僕が２００９年１２月２８日に内田先生と甲南麻雀連盟の方々と初めて会った時に凄くウェルカムされたのと似ていて、今日のギルガル書院でのレクチャーは、ギフトだったんだと感じました。ひたむきに勉強する７３歳の朴先生を見て、心を打たれ、明日からも頑張ろうと誓いました。

光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

要するに僕はまたソウルの地で師に出逢ってしまったのです。いきなりセンサーがフル反応するような人だったのです、朴先生は。いつも自分のできることを全力投球していると出逢えるんじゃないかと信じてやってきたからこそ、こうしてまた何にも代え難い師に巡り会えた気がします。一期一会に感謝（完）

光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

昨日ソウルで、ビールとマッコリ、焼酎を飲んでほろ酔いで宿に帰る時、夜空に浮かぶ満月がめちゃ綺麗やったけど、そうか今宵は、中秋の名月か。

光嶋裕介@『ここちよさの建築』 @yusuke_koshima

【ご報告】先日、韓国ソウルにあるギルガム書院での凱風館レクチャーの様子がホームページで紹介されました。打ち上げの写真は、ワインを飲んで酔った顔してますが、『みんなの家。』の翻訳を朴先生が志願してくれて感動している、男の約束の瞬間です！ http://t.co/IXTJtgKv