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歴史学クラスタ秋の一次史料祭り

歴史学ローカルの一次史料というのは、「まだ他の人が使っていない生資料」という意味でいう事がある(以下略)」 http://t.co/NftOUBSz という與那覇潤氏の発言を受けての歴史学クラスタからの反応をまとめてみました。節子、それ「一次史料」違う、新出史料や・・・で済むかと思いきや、結果的に、なかなか熱く充実した史料論が。
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リューイチK @RyuichiKogachi

「歴史学ローカルの一次史料というのは、「まだ他の人が使っていない生資料」という意味でいうことがある。すでに活字化されているものではなくて、自分で発掘してきた手書きの文書が一次史料、みたいな使い方をする。」 http://t.co/DlLMbdWG まったく知らなかった。冗談でなく

2012-10-02 16:41:24
MARUSHIMA Kazuhiro @kurmacf

@hiroyuki1851 うーん、近世史では自分で見つけた史料を使ってなんぼ、というところはあるけれど。それを一次史料という話は聞いたことがないですねえ。

2012-10-02 16:59:53
ぷぐにゃん @pugunyan

「この一次史料という言葉に二つの意味があるのでわかりにくいですが、歴史学ローカルの一次史料というのは、「まだ他の人が使っていない生資料」という意味でいうことがある。すでに活字化されているものではなくて、自分で発掘してきた手書きの文書が一次史料、みたいな使い方をする。」

2012-10-02 17:06:10
saebou @Cristoforou

ちなみに図書館情報学では一次資料→一般の本、二次資料→書誌など本の情報についての本。文学では一次資料→対象となる文学テクスト、二次資料→それについての研究書。

2012-10-02 17:13:12
MARUSHIMA Kazuhiro @kurmacf

日本史では一次史料は同時代の生の証言が記された物、具体的には書状や命令書、日記など。二次史料は後年の編纂物、という区分けだと思うけど…

2012-10-02 17:16:37
D介📚 @Kyonoshin

一次資料と一次史料の単語が乱れ飛ぶTL。なぜ、違う概念の単語が飛び交う(苦笑)

2012-10-02 17:17:43
松永弾正 @matunagadanjou

「この一次史料という言葉に二つの意味があるのでわかりにくいですが」といってるのでひとつの意味が「同時代の史料」、もうひとつの意味が「まだ他の人が使っていない生資料」ということなのか?どっちにしろ後者の意味で使ってる人見たことないんだが

2012-10-02 17:19:55
@wdaimon

まあ、一次史料だって、完全に信じるわけには行かない。中国大返しのことを記した秀吉の書状(「浅野家文書」)は、天正十八年のものである。何と8年後の史料。記憶違いもあるし、二次史料みたいなもんだ。

2012-10-02 17:22:00
G座Y一先生の親友@空想上 @syakekan

與那覇先生の「一次史料」の用法で歴史学クラスタ盛り上る。個人的には、こういいかえるべきかと「歴史学には二つの側面があり、一つは文書館などで『新事実』を発見する」もう一つは「既存知の事実から、新たな解釈を導きだす」まー、両者の組み合わせなんですが  @jyonaha

2012-10-02 17:22:50
歴ゴルbot @rekigol_bot

「モンゴル帝国史」は、モンゴル帝国史をさまざまな一次史料から組み立てた壮大な歴史書だ。和訳も出ていると日本から聞いたぞ。著者のドーソンが少し俺たちに偏見があるようでちょっと妙な表現もあるが……通史を知るにはこれ以上ない資料だぜ。

2012-10-02 17:24:25
0.8 @lang0110

この「一次史料」の用法、なんだか濱田耕作先生の「第一等遺物」と混同されてしまったのではという疑念を抱く。『通論考古学』(2004年新装版139頁)に「第一等遺物 考古学者自ら発掘し、発掘地点、共存遺物の明なるもの」とある。

2012-10-02 17:47:31
とりん(・と・) @trinh_JP

一次史料祭りが開催中らしい

2012-10-02 17:50:13
0.8 @lang0110

「普通の」(と私が思い込んでいるだけかもしれない)歴史学では、史料の中身(テキスト)への加工の有無によって、一次史料・二次史料の区別があります。ただ二次史料であっても歴史的に価値があったりすると一次史料と呼ばれることもあるので、絶対的な基準があるとは言えないかもしれません。

2012-10-02 17:59:22
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

與那覇潤さんの一次史料発言を機に、私がこれまでツイッターで聞きかじってきたことがらを整理してみよう。通常、一次史料というのは、それを批判にかけて過去を再構成するための(過去から来る)痕跡のことを指す。

2012-10-02 18:11:48
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

これに対して二次史料というのは、そのような一次史料の批判から研究者が引き出した成果をまとめた研究を指す。この区別は再構成したい過去の違いによって変化する。たとえばある歴史家にとっての二次史料が、別の歴史家にとっての一次史料となりうる。

2012-10-02 18:11:56
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

これと違う一次・二次史料分類が行われている領域が日本史。ここではなんらの編集を経ていない直接的な過去の痕跡が一次史料と呼ばれる。たとえば歴史上の人物の書簡。一方、ある時点でたとえば過去を物語るために編纂された文書は二次史料とされる(https://t.co/VUm8yhXL)。

2012-10-02 18:12:03
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

ここでの二次史料の例としては『吾妻鏡』がある。この二次史料の規定(あるいは狭い一次史料のとらえ方)において国史の史料分類は特異性を示しているように思える。たとえば『吾妻鏡』と同じく歴史書であるリウィウス『ローマ建国以来の歴史』を二次史料と呼ぶローマ史家はいない。

2012-10-02 18:12:15
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

以上は要するに単なる言葉づかいの問題に過ぎない。しかしこの限定的一次史料の捉え方には、どうやら明治以後の日本の歴史学が歩んできた道が色濃く反映されていそうである。

2012-10-02 18:12:20
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

というのも、公的な任務として史料(と当時は呼ばれていなかった?)を発掘し、編纂し、国史を書くという修史事業において重要視されたものが、まさに現在一次史料と呼ばれているからである。逆にこの修史事業の射程から漏れていた『吾妻鏡』や『太平記』には二次史料という位置づけが与えられている。

2012-10-02 18:12:30
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

このように明治の修史事業よりはじまる日本史学の来し方の反映であるという点で、国史における一次史料・二次史料分類はまさに歴史学的な考察に価するのではないか。

2012-10-02 18:12:39
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

與那覇潤さんによる「歴史学ローカルの一次史料というのは、『まだ他の人が使っていない生資料』という意味でいうことがある」という用語法は、このただでさえ限定的な国史領域での一次史料の捉え方を、さらに狭くしたもののように見える。

2012-10-02 18:12:57
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

ここからはさらに公文書館を欠くという日本の史料残存状況の特色といったことについて何らかの考察を引き出せそうである。しかしとりあえず私にはこれくらいか書けない上に、以上のすべてにつき私はまさに語の通常の意味での一次史料に当たっていないので、最大限疑り深く読んでください。

2012-10-02 18:13:19
Toshio Ohnuki @t_ohnuki

健全化の後押しをひとつ。中世を研究するとき、17~18世紀の文献は非常に困ったちゃんである。すでに失われた中世のオリジナルを見て書いている場合もあるし、そうである風に書いているだけの場合もあるし、一次史料として明らかに不適格なのにそこにしかない情報というのもあったりして。

2012-10-02 18:14:08
ITO Toshikazu @toshiitoh

ローマ史基準では『吾妻鏡』は一次史料? 日本史学での一次史料・二次史料分類は特殊なのか。

2012-10-02 18:23:38
0.8 @lang0110

一次史料はその内容によってそう定義されるのであり、いかなる形式で利用されるのか、ということとは関係ないと書いてある。Wikipediaからリンク辿りました。>Primary Sources http://t.co/h1PmriZb

2012-10-02 18:27:16
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コメント

saebou @Cristoforou 2012年10月4日
少しだけ変更しました。自分の発言について、最初のバージョンに入っていたものをより関係ありそうなものに差し替えました。
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森 洋介 @livresque2 2019年11月28日
「消去したり破棄したら取り返しがつかない一回性が「記録」の内実支えてきた」https://twitter.com/kingbiscuitSIU/status/1199894839325679616。 出來事の一回性を旨とする歴史學は一點物の「未活字化の手書き文書」に執着する「原文書発掘至上主義」になりがち。 逆に、一回性は資料を引用し公刊する反復過程で再現可能性を高めるべきもの。https://twitter.com/livresque2/status/1199976132625358850
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未知神明(みちがみ・あきら) @ontheroadx 2019年11月29日
https://www.ndl.go.jp/modern/guidance/whats01.html 国会図書館は「一次史料の代表的なものには日記、書翰、公文書」としています。「まだ他の人が使っていない生資料」ってのはどのローカルなのか。
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Tsuyoshi CHO @tsuyoshi_cho 2019年11月30日
情報(資料自体のと、資料内容のの両方それぞれで)の真偽性というか信頼性というか出所か、みたいなのが錯綜するよな...
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