国会図書館の大規模デジタル化とUDの観点からのテキスト化

非常に興味深かったのでまとめてみました。
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@libegg

@hkawa33 はじめまして。教科書のDAISY化ですが、何故、国会図書館のデジタル化の予算を使う必要があるのでしょうか?立法府ではなく、文部科学省がすべきことと考えます。127億円が大きく見えるのでしょうが、昨年から使い道が決まっている予算を流用することは問題があると思います

2010-07-27 16:07:44
@libegg

国会図書館のデジタル化予算は、googleに日本の知を乗っ取られないために必要な予算。127億円でも、まだ9分の1しかデジタル化できない。しかもテキスト化ではなく、イメージ化。予算を追加してすべてをデジタル化していかなければ、日本の知を守れない。

2010-07-27 16:21:57
@libegg

私自身もアーレン症候群(視覚障害)がある。それでも、日本の知を守ることの方が優先度が高いことはわかる。視覚障害者としては、教科書のDAISY化に何故、文部科学省が取り組まないのか不思議だし、余所の大きな予算にたかるような真似はよしてほしい、と思う。

2010-07-27 16:25:29
@libegg

127億円という予算が付いたとき、twitterでは、蔵書のスキャンになぜそんな費用が必要なのか?余った予算を流用しないように見張らなければならない、というツイートが多数あった。情けなかった。

2010-07-27 16:33:58
@libegg

流用と言い出す国民も情けないし、流用させろと言う国民も情けない。見直しをさせようとしている政権も危機意識がない。もう日本終わった・・・と思う。図書館末端の最下層で非正規雇用で働く私のような人間でも、これくらいの危機意識はある。

2010-07-27 16:37:47
@libegg

障害者に関係する方々が、納本教科書のDAISY化を国会図書館のデジタル化予算で・・・というのを次々RTしていたのにも失望した。どうしても国会図書館でやってほしいのなら、デジタル化予算をかすめ取るのではなく、ちゃんと予算を別にとってもらえるよう働きかけられないんだろうか?

2010-07-27 16:46:19
@libegg

私自身も、もし障害者雇用に手帳が必須でなければ、手帳は要らない。できうる限り税金を使って欲しくない。自分のためのことは、自分でしていきたい。もし税金が必要なら、どうしても必要な分を、正当なルートで使って欲しい。

2010-07-27 16:49:56
@libegg

@hkawa33 お返事有り難うございます。この予算が「緊急性を根拠に予算化された」ことのソースが見つけられませんでした。もっとも緊急性を根拠に予算化されていたとしても、予算を要求する時点で、何の作業のための予算か、それにかかる費用・人月などは明確なはずです。

2010-07-28 06:45:15
@libegg

@hkawa33 その作業計画に従っておりた予算を別の用途に流用するのはどうかと思うのです。単純に「蔵書のデジタル化で緊急性が高い」および「教科書も全て納本されている」という根拠で、予算が成立して去年の半ばから全ての計画が立ち上がっている状態の予算を流用する根拠にはなりません。

2010-07-28 06:51:27
河村 宏 @hkawa33

@libegg 年度当初に予定していない緊急対応のための予算が補正予算ではないでしょうか

2010-07-28 12:48:31
河村 宏 @hkawa33

@libegg 特別に二年間使える繰越明許費にしたのは予算枠を確保して、細部は後で詰めるためで、どの蔵書をどんな形式でということを検討する余地はのこっていました。それがいつのまにか無くなってしまったとしたら問題です。教科書のデジタル化が流用という論拠がわかりません。本来目的の一つ

2010-07-28 13:03:47
河村 宏 @hkawa33

@nishimtz 遅れは、世界で最初にDAISY録音図書を全国的に導入した直後に、既に始まっていました。遅れの一つの原因の著作権法の改正に十年を費やし、いまから追いつこうとしているところです。

2010-07-28 14:08:50
河村 宏 @hkawa33

来根度教科書、「中学校」に関しては、基本的には変更がないとのことだが、小学校はどの教科も大幅変更の上、分量も増えている。猛暑の中で今年の後半分のDAISY教科書製作に追われてボランティアは、教科書提供に責任のある文科省、教科書を含む蔵書デジタル化予算を持つ国会図書館に期待が募る。

2010-07-28 16:48:45
河村 宏 @hkawa33

同じ学校に複数のDAISY教科書を必要とする子がいたら「それぞれにCD-ROMに焼いて渡せ」と言う文部科学省教科書課と教科書会社。ボランティアと利用者の無くもがなの苦労を増やすことに無頓着すぎないだろうか?こんな教科書バリアフリー法下の現場の実態でLD児は更に苦労。

2010-07-28 16:55:51
河村 宏 @hkawa33

デジタル教科書は障害児にもアクセシブルでなければならないことが大前提の米国や北欧と、現在の教育と教科書に極端に苦労させられている障害児への可能性に十分に言及しない日本のデジタル教科書の「リーダー」たち。TTW抜きで輸入されて聴覚障害者を疎外した電話の轍を踏んではなるまい。

2010-07-28 17:04:21
河村 宏 @hkawa33

@nishimtz 浦河べてるの家が進めている精神障害分野や防災分野では、日本が開発と実践でDAISYの世界をリードしています。特に遅れているのは教科書と専門書のLD児者への組織的な提供。政策を示すべき文部科学省と国会図書館は、このたちおくれに大きな責任。今からでも努力するべき。

2010-07-28 19:47:30
@libegg

@hkawa33 「補正予算」「緊急性」「蔵書のデジタル化」という言葉だけを、教科書のDAISY化にご都合のよろしいように解釈されてはいませんか?対象蔵書の選定基準、デジタル化の書式決定の経緯などはすべて国会図書館のホームページに掲載されており、国民にとって透明性のある物です。

2010-07-28 20:02:21
@libegg

@hkawa33 国会図書館の長尾館長は、視覚障害者だけではなく発達障害者のことも視野に入れて今後の施策をされていくそうです。私自身発達障害、視覚障害があるので感動しました。その館長に、用途が決まっている127億円の予算をちょっと分けろ、というのはあまりに乱暴と考えます。

2010-07-28 20:16:06
@libegg

@hkawa33 教科書は、一時的に緊急なものではなく、LD児や発達障害児、視覚障害児のために今後も継続的に必要な物ですよね?何故、一時的な補正予算に頼ろうとされるのですか。DAISY教科書のための予算を新しく別途に取ってほしいと何故働きかけられないのですか。それが不思議です。

2010-07-28 20:35:29
河村 宏 @hkawa33

@libegg 明治大正期の本をスキャンしてイメージにするという「デジタル化」事業費の例年の百年分を補正予算でつける理由は何だったのでしょうか?保存だけでこのような予算措置が緊急性を要するものとして認められたと思われますか?背景には長尾デジタルライブラリー構想があったと思います。

2010-07-28 20:40:51
@libegg

@hkawa33 横から済みません。マイクロフィルムのデジタル化は保存の観点ではなく、電子図書館化の観点からではないでしょうか。マイクロフィルムの状態では国会図書館の館内使用しかできませんので。

2010-07-28 20:41:02
河村 宏 @hkawa33

長尾先生とも何度も直接この件についてお会いして意見交換もしておりますので、「ちょっと分けろ」というような軽い気持ちで主張してはおりません。また、「過去の経緯」等のため先生の思い通りに仕事が進んでいるわけではないし、多くの点で先生とは意見が一致していることも存じています。

2010-07-28 20:45:11
@libegg

@hkawa33 明治大正期のデータは著作権が切れているだけではなく、実際にニーズが高いのです。近代デジタルライブラリーのサーバが過負荷で倒れるくらいニーズが高いです。

2010-07-28 20:46:12
@libegg

@hkawa33 そうなのですね。それなら話が早いです。DAISY化の前に、著作権問題のクリアと、(データのテキスト化が実現できるように)出版業界とのすりあわせ、データ配布のインフラを整えるのが先決ではないでしょうか。教科書にも出版社があり、著作権がありますよね。

2010-07-28 20:52:07