100万Gの男とおキツネ博士とかの妄想ネタ3

おやすみなさい、よい夢を @szlico

速攻クロトラで妄想するのが最近のクセなわけですがむしろそっけないのはおキツネさまなんじゃないかという妄想。

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「……つかれた。もう寝る」「お、おう……」「……」「あの、チーフ？」「何」「いや、何でもない……」必要とされないことに逆に焦って自分からちゅっちゅすればよいよ。

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「なんだいさっきから……言いたいことがあるならさっさとお言い」「いや、キスとか」「は？」「えっ」「……あー……ごめん」「へ？」「今日はもう疲れちまったんだよ、だから、ごめん」「な、なんで謝るんだ？」「あんたは足りてないんだろ？」「いや、そういうわけじゃ、ないことも、ないんだが…」

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なにをいきなりそんなことをといいますとクロちゃんとおキツネさまの新婚旅行ってどこになるんだろうとまた例のごとく妄想フルドライブしてたわけですが新婚旅行の資金あるのかなあって不安になって……。返済金以外の貯蓄はしてるのかなあ……してなさそうだよな……。

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でもクロちゃんってうっかりちゃんと稼いで来れちゃうから貯蓄しなくてもどうとでもなりそうなんだよなあ……。貯蓄するなら一刻でも早く借金返したいみたいな。まあまだ22さいだし……。サラリーマン業もちゃんとこなしてるし、就職してもうまくやってけそうだな……。

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まあ新婚は飛躍しすぎたけど、ラボの人員引き連れて慰安旅行に行けばいいのよ……。

おやすみなさい、よい夢を @szlico

照れずに混浴しちゃえばいいんだよ……。素直になれなくてすれちがいつつも双方向片思いしてるクロトラも、全力両想いしてるクロトラも、異性として意識してすらないクロトラも、みんな、好きです。

おやすみなさい、よい夢を @szlico

慰安旅行に出かけても、なんだかんだと研究員たちに気を遣って気が休まってなさそうなチーフと、そのチーフの頭をぽんぽん撫でるクロちゃんはどこにいますか。もちろんむっとされます。

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クロウさんってはじめてのおつかいでおばあちゃんおじいちゃんにちゃんとお届け物ができたのにお買い物でおつりもらい忘れて帰ってから泣くタイプだよね。

おやすみなさい、よい夢を @szlico

「あんたから指輪を貰おうなんて思ってないから安心しなよ」いつもの調子で俺の上司はそう言ったけど、いつものよけいな一言がつけくわえられることはなかった。紆余曲折の後に俗に言う相思相愛という間柄になった俺と彼女――チーフだったが、相変わらずそれらしき雰囲気になることは滅多にない。

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かといって恋人同士の触れ合いやら営みやらが皆無というわけではなく、それはそれなりに一般的に問題視されない程度にはないこともなかったが、元々の気質がそうさせるのか、彼女はあまり、甘えてこない。甘えさせる度量がないからだとどこかのタラシどもには言われることだろうが、そうではない。

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なんとか甘えた態度を引き出したいと躍起になれど、彼女は基本的にさばさばしていて、淡白で、逆に俺の努力を見て甘えるフリをしてくるのだからタチが悪い。そんな態度にころっと騙される俺も俺だが、これでは本当に寄りかかられてばかりだと……彼女の気が休まる瞬間はあるのかと、ふと心配になる。

おやすみなさい、よい夢を @szlico

モノで釣ろうなどとは思っていない。けれどそれがきっかけになるのではないかと、指輪のサイズを聞いた。そうして返ってきたのが、前述の台詞だ。目視で指輪のサイズを計れるはずもなくサプライズは難しいと自覚していたから、直球勝負に出た。それは、まだ、なにかを約束するようなものではない。

おやすみなさい、よい夢を @szlico

それはどういう意味なのかと、俺と彼女の間に横たわる沈黙を見つめながら考える。この状態から発展させるつもりはないとでも言いたいのだろうか。それとも彼女はまだ俺のことを信用していないのか、勘違いされたままなのか。もしくは俺が知らないだけで将来を約束した相手でもいるのかしれない。

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だとしたら俗に言うアバンチュール？ しかし彼女はそんな尻軽には見えない。惚れた弱みか。おそらく彼女にとっても大事なこの年齢に危険をおかしつつも遊ぶなんて、案外堅実な彼女からは考えられないと思ったところで、わりと世間知らずな部分もあることを思い出す。どういうことだ、どう判断すれば。

おやすみなさい、よい夢を @szlico

「いや、プロポーズとかじゃなくて」「……」思わず迸った言葉だったが、自分で否定をしてどうするのか。まだ時期尚早だ。「心配しなくてもわかってるよ」「違う。誤解だ」「誤解ってなにがだい？ あんたね、指輪なんて買う暇があったら」「ストップだチーフ、それ以上は言わないでくれると嬉しい」

おやすみなさい、よい夢を @szlico

「なんであんたにそんなこと言われなきゃならないのさ」「どうしてもだ。すまん。俺ももうちょっと上手くやるから、チーフ、あんたも少し素直になってくれ」「あたしはいつでも素直だよ」いけしゃあしゃあととんでも発言をして、彼女はハッと笑ってみせる。「そんな、将来を決めるような意味はない」

おやすみなさい、よい夢を @szlico

「だからあたしもそう言おうと」「それは、今、だからだ。勘違いするな。……俺が勘違いしてたら話は別だが」「……」「そうじゃないだろ？ 最初にそう言わなかったってことは」わかり辛いし面倒臭い。指輪のサイズを聞くのにも一苦労。それでも、少し戸惑った表情が、彼女の甘えだと知ったとき。

おやすみなさい、よい夢を @szlico

長い間探索していたダンジョンでお宝を見つけたときのような、わくわくした気持ちになる。たまの甘えがこれだけの破壊力なのだから、俺は今日も、彼女の甘えを引き出そうと躍起になっている。【クロウとトライア/シュガー】

おやすみなさい、よい夢を @szlico

内緒話だ、と、ちゅーできるかできないかぎりぎりの距離まで詰められて、そこ耳じゃないです唇です誘ってるんですかねこれって状態で、どうだと思う？ って返す系のアレ。

おやすみなさい、よい夢を @szlico

そして一気に押し倒してしまえばいいのだ……。ひとしきりちゅっちゅして我に返ったところで「なんだ、もう終わり？」って追撃かけられればいいのだ……。

おやすみなさい、よい夢を @szlico

もしもクロちゃんがコンビニバイトをしていたらを考えてみた。お客さまのおキツネさま、いつも余計になにかひとつ買って、買いすぎちまったから食えって言うのかしら。

おやすみなさい、よい夢を @szlico

「あんたいつも腹の音響かせてるけど、ちゃんと食事は採れてるのかい？」「……お客さまの購買意欲をそそるための店内BGMとして当コンビニエンスでは腹の音を随所に取り入れており……」「あっそ。あまりにも可哀想だからここから一つ渡そうかと思ったんだけど、あたしの考えすぎだったみたいだね」

おやすみなさい、よい夢を @szlico

「あっ……」「今更返品するのも面倒だし……。なんとか胃に詰め込むか。もたれそうだねぇ」「……」「そんな必死な表情するでないよ。接客スマイルはどうしたんだい。……ほら。お食べ。どんな事情があるのか知らないけど、ちゃんと喰わなきゃ効率的な仕事が出来ないよ」「あ、ありがとうございます」

おやすみなさい、よい夢を @szlico

「おや珍しい。今日は腹を空かせてないのかい？」「不憫に思った店長が廃棄品をくれるようになって」「そりゃ良かった。じゃあもうあたしは余計に一品購入しなくていいわけだ」「この御恩は忘れません」「しかし廃棄品か……。栄養価ちゃんと考えてるかい？」「栄養価……？ あ、あんまり」