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外部被曝線量評価の実用量(周辺線量当量, 個人線量当量)と、防護量(実効線量)の違い

外部被曝線量評価の実用量(周辺線量当量, 個人線量当量)と、防護量(実効線量)に関して、私の呟きをまとめました。 現時点での記述内容は周辺線量当量に関する記述が中心で、個人線量当量については十分咀嚼できておりません。
周辺線量等量 外部被曝 実効線量 個人線量等量 防護量 実用量
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はじめに
なるべく分かりやすいよう、イメージを図示してみました

Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
外部被曝による実効線量を考える際の肝は「人間の人体構造は非均質で非等方」だということ。仮に人間が真ん丸でどこから見ても同じ構造なら、どの方向から放射線が当たっても同じ影響 (続く) http://t.co/UFDiT11M
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Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
しかし、実際の人間の構造は複雑で、体内臓器は人体内で局所的に存在している。そのため、放射線がどの向きから当たるかによって、放射線が人体に与える影響が異なることとなる http://t.co/4K8leVZq
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"場所"の実用量、周辺線量当量のイメージ

Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
https://t.co/G5JHtW9K にも関わらず、同じ放射線検出器を使って同じ場所・同じ高さ・同じ向きで測定すれば、検出器の持ち方を変えても検出器が示す線量[μSv/h]の値は同じとなる(人体による遮蔽効果が極めて小さければ) http://t.co/KL6z1IXR
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Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
(http://t.co/KL6z1IXR 一番右の逆立ちして測定するというのは、現実的には有り得ない例だけれども、一種の思考実験として考えてみて下さい)
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Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
https://t.co/b0xlLdIi 私なりに説明すると、検出器で測定している量は、"非均質で非等方性のある人体"への影響を直接測っているわけではなく、人体を"均一で等方的な球"で置換して影響を間接的に測っている、というイメージです http://t.co/XAfUXHai
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文献

Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
【ATOMICA】外部被ばくに係る防護量と実用量→http://t.co/2OJx89iq 図2:光子エネルギーに対する実効線量/周辺線量等量の換算係数の変化→http://t.co/fOMbdG8o
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
【ATOMICA】被ばく管理のための種々の線量→http://t.co/5M6kPpNi 周辺線量・方向性線量・個人線量 に関する解説。(図:放射線防護上使用される計測線量 →http://t.co/5Y93Ouk2 )
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
pdf:【AESJ 放射線工学部会】測定値(空気中放射線量)と実効線量→http://t.co/5CsedifR
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
測定値(空気中放射線量)と実効線量→http://t.co/5CsedifR  外部被曝による"実効線量"と、測定される線量である"周辺線量当量"の違いについて解説あり。第2表にI131, Cs134,137から放出されるγ線の年齢別の実効線量÷周辺線量当量の比が整理されている

【補足】
誠に申し訳ありませんが、以下で述べるJISZ4511のURLのリンクが切れております。お手数をおかけ致しますが、JISCのHP( http://www.jisc.go.jp/ )の「JIS検索」にて"JISZ4511"を検索してみて下さい。

Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
メモ:【JISZ4511】照射線量測定器,空気カーマ測定器,空気吸収線量測定器及び線量当量測定器の校正方法→http://t.co/UPjeu2vg 付表1に"場所"にかかわる1cm線量当量換算係数の表 附属書1-付表1に"個人"にかかわる1cm線量当量換算係数の表

以下のKaの説明に誤記がありました。「Ka:空気カーマ [Gy]」と読み替えて頂けますようお願い致します。

Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
https://t.co/NnFiQHZ2 "場所"にかかわる1cm線量当量換算係数とはH*(10)/Ka [Sv/Gy]: ここで H*(10):1cm周辺線量当量 [Sv]、 Ka:自由空気中単位空気カーマ [Gy]
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
https://t.co/NnFiQHZ2 "個人"にかかわる1cm線量当量換算係数とはHp(10,0°)/Ka [Sv/Gy]: ここで Hp(10,0°):1cm個人線量当量 [Sv]、 Ka:自由空気中単位空気カーマ [Gy]
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
1cm周辺or個人線量当量の換算係数を、各照射条件(前方→後方照射、回転照射、等方照射)における実効線量換算係数と合わせて図示するとこのような形→ http://t.co/CfRzEAPO
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Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
https://t.co/dq7EDRHx といった解説もあるけれども、「外部被曝量として測定している量」と「人間が実際に受けている外部被曝の実効線量」の違いは、ややこしくてなかなか説明し難い
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
http://t.co/CfRzEAPO ひとまず言えることは、測定器が正しく校正されており、正しく測定されたならば、周辺線量当量or個人線量当量のどちらの測定量で測定したとしても、実際に受ける外部被曝量よりも防護上保守的(高め)に外部被曝量を見積もることができる、ということか
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ICRP2007年勧告による変更点

Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
メモ(有料):ICRP Publ. 116 Conversion Coefficients for Radiological Protection Quantities for External Radiation Exposures→http://t.co/izDI26d7
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
1cm周辺or個人線量当量の換算係数[Sv/Gy]を、各照射条件における実効線量換算係数[Sv/Gy]と合わせて図示してみました。 出典:ICRP Publ. 74 (1996), ICRP Publ. 116 (2010). http://t.co/idL5n9Rq
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Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
pdfメモ:ICRP 2007年基本勧告に基づく 線量評価用換算係数について→http://t.co/hoYR9x12
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
https://t.co/no8VEmvt 資料9頁に、光子(γ線、X線)の場合について、各照射条件(AP, PA, ISO)の「(実効線量E)÷(周辺線量等量H*(10))の比」が図示されている。 http://t.co/03C25tni
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コメント

リーフレイン @leaf_parsley 2012年10月15日
線源が1点である場合と、無数にある場合の差はどうでしょうか? 現在の空間線量は1点からの直線であたっているわけではなく、無数のランダムな方向(周辺の地面や構築物や木々&空から)からやってくるものです。ある一点で測定された線量は他の点でも測量されうると仮定できませんか?
リーフレイン @leaf_parsley 2012年10月15日
同時に、たまたま濃い点線源が至近にあった場合は、別の計算になるように思います。(PDF)http://www.qpn.kyushu-u.ac.jp/lab8/activity/activity_chapter5.pdf
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