チケットの価値について

@yuji_qualia さんの発言をまとめました。
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深居 優治 @yuji_qualia

ライブとかでチケット代というものがありまして、音楽やってる人ならよく『チケット代安くして』とか言われることあるんじゃないでしょうか。でも、あれって単純に言えばイベントの、もっと言えばその値段が『自分達の価値』なんですよね。

2012-10-18 10:16:31
深居 優治 @yuji_qualia

つまり簡単に安くしちゃったら、自分達は安い価値しかないって認めちゃうことになるし、自分から下げちゃったら価値がないってことを肯定してることと同じなんですよね。本当は誰もそんなことしたくないと思うんです。

2012-10-18 10:17:52
深居 優治 @yuji_qualia

理想はきっと、『高いチケット代を払ってでも見たい』と思っていただけるような存在になることです。でも『安くして』って言われたら安くすることもあります。でも『安くして』って言われたら、よっぽどの理由が無い限りは『ああ、この人にとって自分は価値がないんだな』って思うときがあります。

2012-10-18 10:20:59
深居 優治 @yuji_qualia

その『価値が無い自分』を作り出してる悪い存在は自分です。チケット代の倍とは言いませんが、チケット代+1円でも見に来てくれるくらいのアーティストになるのが当面の目標です。もし音楽をお金で買う機会がありましたらせめて定価で買うことを推奨します。それがその音楽の価値です。

2012-10-18 10:24:06
深居 優治 @yuji_qualia

音楽とかが軽視されている風潮があるのは確かです。それが昨今の違法ダウンロードの問題にも如実に現れていることで、確かにネットとかでも簡単に音楽は手に入ります。それこそ、馬鹿みたいに安い値段で曲を買えたりします。音楽を聴くだけならライブなんて要りません。

2012-10-18 10:26:40
深居 優治 @yuji_qualia

それと同じように、ただ演奏して歌うだけならライブなんてやる意味がありません。それでもプロがツアーをしたり、でっかい会場でパンパンになるくらいお客さん集めてするイベントが成り立って、それがまだ衰退してないという事実。これは、ライブでしか見れないものがあるからです。

2012-10-18 10:28:36
深居 優治 @yuji_qualia

プロのライブは高いです。チケット代5.6千円はザラです。でもそこにはアーティストが居て、伝えたいことがあったり、表現したいことがあったり、それを目で、耳で、肌で感じて欲しいわけです。だから、プロとして音楽やってる人はチケット代+αで何かを持ってる人が多いです。

2012-10-18 10:31:40
深居 優治 @yuji_qualia

その中で、僕らみたいな水面下でやってる人間がお遊びでやってるわけじゃないってことを知って欲しいのがあります。僕自身、歌いながら死んでもいいと思ってやってます。でもそれはきっと音源じゃ伝わりません。無理です。ライブに来てください。ごめんなさい。

2012-10-18 10:33:47
深居 優治 @yuji_qualia

最後に自分が惨めになる話。ライブに出演するにはチケットノルマというのがありまして、例えばチケット\1000の10枚ノルマだった場合、全部が定価で売れれば0。売れなければマイナス。ノルマ以上売れればプラス。という感じで出演者はライブをさせていただいています。

2012-10-18 11:01:11
深居 優治 @yuji_qualia

でも、その都度全部が売れるわけじゃあありません。例えば5枚売れたとしましょう。すると残りの5枚、つまり5000円は自腹です。この時点で自分の価値は『−5000円』と言っても過言ではありません。現実はもっと酷いです。その度に惨めになります。

2012-10-18 11:04:55
深居 優治 @yuji_qualia

でも、例えば5人が来てくれたと考えるだけで本当に頭が上がらないくらい嬉しいのです。来てくれて当たり前じゃない。だからそのチケット代に見合うくらいに、もっと言えばそれ以上のものを魅せなければいけない。

2012-10-18 11:08:05