中国政府と尖閣諸島についての一考察

福島香織「なぜ中国は台湾を…」発売中！ @kaori0516kaori

眠気ざましにツイートしよか。

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きのう、とうか今日の朝生で、私がなぜ呼ばれたかわからんのだが、とりあえず、中国側がどいうことを考えているかとか、それなりに整理してきているので、そういう立場から発言できるかな、と。だって、棚上げとか、国際法廷とかいっても、相手の出方を考えないと何も、できないでしょう。

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どっかの原稿にもちょっと書いたと思うけれど、中国にとって釣魚島は日清戦争のどさくさにとられた島で、これは絶対奪還するぞ、っていうのはもう決めているんだよ。４０年前に棚上げしたのも、釣魚島をあきらめたんじゃないし。いつか、必ず取り返す、って決めている。

SeriousTom @SeriousTom1

@kaokaokaokao 日清戦争(1894～1895)以前の台湾出兵(1874)の際清国は台湾を統治の及ばない"化外"として責任回避。更に1880年には日清協約で琉球が日本国である事を承認。つまり沖縄も台湾も清国支配下では無い。また1870年から尖閣諸島は日本人で開拓開始。

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今年の７月に、プロパガンダ映画甲午大海戦が公開されたけれど、これがまさに、日清戦争のどさくさで、こんな風に釣魚島とられました～、って内容で。山県有朋が釣魚島を日本の版図にいれれば、清朝の腹に刃をつきたてられる、とかいうセリフがあるのだ。山県が尖閣諸島を清朝領土と認識してた、

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っていうのが、中国側が古来からうちの島、という主張の根拠なのだけれど、こういうわかりやすい映画を使って、目下絶賛、国民を教育中です。でも、これは歴史資料が残っているので、日本側はこれに対しては説明する必要はあると思う。

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まあ、国境とか領土って国力の勝負だから、戦争のどさくさに領土がとられるというのは、よくあることなのだ。中国には、そんなこといったら、チベットとかトルキスタンとかどうなのよ、と言いたい。重要なのは沖縄返還以降、日本が尖閣を実効支配していて、今もしているけれど、これから

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これからも実効支配を続けるにはどうすればいいか、ということなのだ。本当なら、実効支配を続けている側は騒ぎ立てずにいる方が特だった、というのは本当。半世紀も実効支配の事実があれば、国際社会が日本の領有を認めるようになったのに、という考えかた。でも、これにはいくつかの条件があって

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日本側が中国側より国力があって、中国がちょっかいかけてこれない状況が続かないと、中国側は失地奪還が国是なので、遅かれ早かれやってくるのですよ。

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中国側は国力をつけたら、奪還するつもりで棚上げを言って、日本は（公式には応じていないというけれど）７０年代の高度経済成長のイケイケのときなものだから、余裕こいて、そう簡単に奪還されまい、と思っていて、棚上げで十分一世紀くらい守れると思ってたんでしょ。

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ところが中国の軍事、経済、国際的地位の発展というのは、予想以上に早かったわけで、やっぱり棚上げでは限界じゃないのか、というところまで来ていると私は思っている。本当なら過去４０年の間に日本はもっとしっかり実効支配強化しておくことを考えてもよかったんだな。いまさらの話だけど。

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ただ、中国も実はもうすこしの間はおとなしくしていてもいい感じだったのだが、今急に、尖閣、って言い出さなくてはいけない、国内事情というものも、出てきたのだ。

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これは産経新聞節だけれど、胡錦濤政権２期目は対日重視外交をとっていた。 胡錦濤さん自身、８４年の３０００人交流に参加しているし、そのときものすごく日本でもてなされて（一説によると持病で倒れたとき、親身に看護された）日本に好印象を持っていた、と言われている。

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胡錦濤政権の前の江沢民政権は親米反日を外交方針にしてたけれど、その反対をやろうとしたんだね。反米親日。空母作ると決めたのは胡錦濤さんだけど、それは軍部の歓心を買うのと同時に、空母というのは対米国に必要なものなのだ。江沢民さんは米国に配慮してずっと空母つくらなかった、と。

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実際、胡錦濤さんのときの日中関係って悪くなかったよ。小泉政権時代は政治は悪かったけれど、経済は熱い。表で喧嘩しながら裏で実利を分け合ったって感じ？で、安倍政権になったら氷を溶かした人と大歓迎。福田政権では、東シナ海ガス田共同開発で合意。

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ところが、東シナ海ガス田共同開発合意は、胡錦濤さんが日本に譲歩しすぎたと軍部からかなり批判された。結構、窮地に立たされた。２００８年６月か合意。あのころ売国合意とか、さんざんたたかれていたな。で９年１月に合意をやぶって、勝手に掘削はじめた、とか、騒いでたな。

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で、すったもんだして、２０１０年７月に合意に基づく交渉がようやく始まる、ってところで、急に尖閣諸島のまわりが騒がしくなってくるわけ。一説には、ガス田で日中交渉しようとすると、また売国外交とか言われる胡錦濤さんが、軍と愛国主義者の世論を尖閣の方にそらそうとした、という見方がある。

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ところが２０１０年９月の尖閣海域での漁船衝突事件で、尖閣問題がヒートしてしまう。思えば、この時の民主政権の判断があまりうまくなかったのだが、それは今さらの話。推測でしかないけれど、胡錦濤政権はきっと、なんで民主党政権とはここまでかみ合わんのだ、とイライラしてたかもしれん。

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このあたりで、胡錦濤政権の対日重視外交ちょっとしっぱいかも？みたいな空気が中国政権内とかに流れだしたらしい。軍部的にもにわかに盛り上がってきて、政府も結構強気なことしましたな。レアアース禁輸とかフジタ社員拘束とか。結果的に、レアアース禁輸はＥＵとか国際社会を敵に回して中国の方が

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痛い目をみた。第一ラウンドは中国の失点で、日本が判定勝ち？で、その２年後、都知事の購入宣言につながるんだけど。

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あ、歯医者の時間だ。そろそろいってくるわ。 要するに、都知事の購入宣言がそもそもの原因ではなくて、その前から流れがあるのだ。今回の尖閣購入さわぎと反日デモは、胡錦濤政権対日重視外交は失敗であったという烙印が押されたということだ。なので、次の政権が対日強硬外交にシフトする可能性は

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非常に強い。そういう状況で、日中友好と尖閣とどっちが大事（朝生視聴者への質問）？って質問自体がへんだわな。もともと比較できる問題じゃないし。

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歯医者にいってくる。

SeriousTom @SeriousTom1

@kaokaokaokao 別のツイートで返信した様に、尖閣諸島も沖縄も、台湾も清国の領土ではなかった。付け加えるなら歴史的事実として尖閣諸島を中国が実効支配した事は一度もない。国是だか何だか知りませんが、つまり尖閣諸島は中国の"失地"ではありません。

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@SeriousTom1 それよりもまず、中国人民共和国と清国は別の国。支配民族がちがうじゃん。