BUBBLE-B氏のマスタリング講座

まとめました。
音楽
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BUBBLE-B @BUBBLE_B
マスタリングというのは音を整える作業です。曲ごとに音量とか音圧とか色々と違うものを、整形する作業。ある程度聞きやすいように音量を上げますが、ここで音楽的要素まで変えてしまうと失敗なのです。簡単なようで結構ハマりやすい作業でもあります。
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マスタリングでグルーブ感までガラっと変えてしまうような人もたまにいますが、それは客観性を欠いていると思います。あくまでも第三者的な目線でやることがポイント。
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僕のマスタリング環境は、Cubase上で各曲を各トラックごとに並べて前後調整などをしてから、各トラックごとにボリューム、EQ、プラグインを別々にかけるというやりかたで、最終的にはCDの長さの分だけの1本のWAVを作ります。そのWAVに対して別のソフトで頭出しのCUEを設定します。
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各トラックにする作業としては、まずノーマライズでピークを0dbに持ってきます。次にEQで、出過ぎている帯域を削ります。EQの使い方としては、削るのがメインで、増やすこともありますが、嘘っぽくなりがちなので極力控える方が良いです。
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EQで帯域を削る→ボリュームをちょっと上げてみる→歪まなければさらにEQで削る…みたいなことを数回繰り返し、行く所まで行けば、薄くコンプを使います。愛用してるのはC1です。ごくたまにC4です。C1が分かりやすくて良いです。ただし、ホントに薄く。Gainも1.5くらいです。
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自分はプラグインをかけたかかけてないか分からないというセンをキープし続けることがマスタリングのキモだと思ってます。なので繊細な作業となります。
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次にマキシマイザーをかけます。マキシマイザーとは、コンプ+リミッターの合わせ技みたいなやつで、ニュアンスを変えずに音量を稼ぐというプラグインです。自分が使うのはOxford Sonnox、L3、Cubaseの付属のやつ、のどれかです。Cubase付属のが素直で実は一番好きです。
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Sonnoxは、何やら倍音成分を足して音圧を稼ぐみたいなアルゴリズムらしいのですが、やり過ぎると嘘っぽくなるので、Inputゲインでの調整がメインです。L3は音質はいいけどガッツが無くなる傾向があるので、気を遣います。Cubaseのは素って感じで癖がないです。
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この、EQ+ボリューム+コンプ+マキシマイザーの組み合わせを、ベストになるまでしつこく調整していく作業となります。疲れます。それとポイントとして、マスターのoutのボリュームを、-0.01dbにしておくと良いです。0dbになったとたんに音が濁る携帯プレイヤーがあるためです。
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全ての作業が終わったら等速(おまじない)でWAVレンダリングし、CDに焼いたりiPodに入れたりして、いろんな環境で聴きます。聴きながらメモを取ります。うるさい部分はどこか、聞こえにくかった部分はどこかを曲ごとにチェックして、またDAWに戻ってやり直します。
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よし、決まった! となれば、再度WAV書き出しして、マスターディスク焼き。自分の場合はneroを使ってますが、そこで頭出しポイントのCUE打ちをします。同時にCD-TEXT情報も入れてます。CD-TEXTは2バイト文字も入りますが1バイト文字しか出せないプレイヤーが多いので注意。
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そしてディスク焼きです。マスターディスクとしては太陽誘電のCD-R for MASTERを毎回使ってます。ヨドバシで1枚440円もしやがります。74分までしか入りません。ドライブはプレクスタのPlemiumIIという奴を使い、4倍速で焼きます。焼けるまでずっと息を止めます(嘘)
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マスターディスクが焼けたらエラーチェックをします。プレクスタのツールで、C1/C2エラーチェックを行います。C1エラーが少ない方が安定して焼けているということで音質が良いです。C2エラーが少しでも出ると、プレス工場に受け付けてもらえません。過去にそういう事がありました(涙)
BUBBLE-B @BUBBLE_B
あと、マスターディスクが焼けたら、すぐにジュエルケースにしまい、フタをすることが重要です。盤面に少しでもホコリが付かない方が良いためです。陰毛などもってのほかです。
BUBBLE-B @BUBBLE_B
あとはプレス会社に持ち込んだら完了です。国内プレスと海外プレス、音質に差があるかどうかはよく分かりません。どうなんでしょうね。それと、iTunesのCDDB登録は必ず行いましょう。リリースした時に全曲「トラック 01」「トラック 02」…だと萎えるってもんですよ!超重要!
BUBBLE-B @BUBBLE_B
話戻って、EQなどで追い込んでる時は、「こういう音圧にしたい!」という手本の曲を別トラックに用意して、それと聞き比べながら追い込んでいくと良いです。特にダンスミュージックの低域レベルの調整は音楽としてのアイデンティティでもありますから、どうしたいか?が反映される最重要要素です。
BUBBLE-B @BUBBLE_B
このマスタリング方法はデスクトップでのフルデジタルでの一般的な方法だと思いますが、マスタリングスタジオなどで良いアナログのアウトボードを通したりすれば、より暖かい音質になったりすることはあります。お金が許せばやってみたいですね。(アウトボード=ラックマウント型のエフェクター)
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