クラムボンミトさん @micromicrophone が語る、木村カエラさん新曲「Sun shower」ができたいきさつ

木村カエラさんの新曲「Sun shower」ができたいきさつ、想いを、作曲したクラムボンのミトさんが書いていたのでまとめてみました。
音楽 クラムボン 木村カエラ ミト
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clammbon mito @micromicrophone
さて、日付が変わって今日はカエラの新曲「Sun shower」の発売日。前にも言いましたが、意外にも今回が初のシングルプロデュース。6年の交流あっての今回、せっかくなのでちょっとこの曲についてのいきさつや想いを書こうと思います。ちょっと長いです、ごめんなさい。
clammbon mito @micromicrophone
まずこの曲の出来た経緯から。実はこの曲、カエラからオファーを受ける前からあった曲なんです。業界でいう、いわゆる「ストック曲」。そのストックになる前に受けて作っていたアーティストさんは、声優の豊崎愛生ちゃんでした。
clammbon mito @micromicrophone
最初に愛生ちゃんサイドからオファーを受けた時に作った曲なのですが、その時僕が彼女に書きたかったのは「次へ向かう彼女の背中を推してあげられる様な曲」だったんです。で、この曲はその意向とは若干に違うような気がして、むしろ「自発的に前に向かう母性的な」曲のような感じがしました。
clammbon mito @micromicrophone
そんなこんなで自分のテーマに寸分の狂いなく作ろうと向かったのが彼女の5枚目のシングル「music」。イントロの手拍子、軽快なOld R&B的なシャッフルは、そのわくわくする未来へのイメージを具現化するものでもありました。もしよかったら聴いてみてください、とってもいい曲です!
clammbon mito @micromicrophone
で、その「music」がメインに決まったなか、それでも個人的にこの曲がとっても気に入っていたので、いつも「何かストック曲でいいのありますか?」と言われると、必ずといっていいほどそのデモを送ってました。少し月日が過ぎて、カエラにこの曲のデモを送ったのも、まさにそんな流れ…
clammbon mito @micromicrophone
ただ、いつもカエラチームから受けるオーダーが「4つ打ちで」とか「ミトっぽい変な感じで」とやたらイリーガル?なオーダーを受けることが多く(まあ最初に自分で「打ち込みも出来ますよ」と言って「Circle」作ったんですが)いわゆる普段の僕のカラーは必要ないのかもと思っていたんです…が。
clammbon mito @micromicrophone
わああ、、、、スンマセンRT @ma_the_leo イレギュラーですね、イリーガルだと違法です・・w
clammbon mito @micromicrophone
ある時突然カエラチームから「ミトさん!前にもらったストックの曲、まだありますか?」と言われ(実は送った時点で感触無かったのでそのまま他に送り、そこからから「ください」ってメールもらう半日前という…タイムリー過ぎ)「カエラがどうしてもあの曲がやりたい!と言ってて」と予想外の展開。
clammbon mito @micromicrophone
そこから即座に今回の面子(青弦、コトリンゴちゃん、大地くん、よしうら先輩)を集めREC。録音にはカエラ本人も立ち合い、弦録りの時は感嘆の声さえ上げてあっという間に終了。さあ、あとは唄入れ!…ですが、ここで僕は今までのカエラとのプロデュースでは全く無かったオーダーを彼女にしました。
clammbon mito @micromicrophone
それは彼女が得意とする「エモーショナルに力強く唄う」スタイルを封じてもらい「優しく、でも全てに届くように唄ってくれ」とお願いしたことでした。正直、仮唄の段階から普段の彼女の持つ「太く前に張り付くような唄い方」では、この曲のおおらかさと今回のリリックに対して主張が強過ぎたんです。
clammbon mito @micromicrophone
それからリリック(歌詞)の直しをメールでおこなってゆくなかで、彼女にいろんな音源を聴いてもらったりしました。「強いけど、優しく響くうた」…エモ、パワーポップ、そしてロックを愛する彼女に、意外に聴いていなかったジョニ・ミッチェルやジュディ・シルは相当新鮮に響いたみたいでした。
clammbon mito @micromicrophone
そして録音当日。タダでさえ普段と違う抑揚を録音に残すという難題をこなしつつ「ここ、やっぱり響きが弱いなあ…」という僕のオーダーに1つのNGも出さずその場でリリックを書き換え「じゃこれは?」「こういうのは?」と唄い書き上げてゆく…その姿は正に音楽の慈愛に満ちた母の姿のようでした。
clammbon mito @micromicrophone
改めて今回の「Sun shower」を聴いてみていただければ、カエラと僕がどういう気持ちでこの曲に挑んでいったかというのが分かってもらえるはずです。お互い、一切の妥協も無く、ただただ最高の1曲を作るためにここへ向かってきました。あとは、みなさんに委ねるのみ、です。
clammbon mito @micromicrophone
個人的には一番こういう曲をカエラに唄ってもらいたかったので、本当にこれが完成したときは嬉しかった。いつももらってばっかしなのですが、今回は本当に沢山ありがとうを言いたいです。そして、誕生日おめでとうございます。郁子と同じ星座なんだ、いま知りました。素晴らしい歳でありますように!
clammbon mito @micromicrophone
最後に。私はストック曲と言われるどの曲に対しても、人様に出す曲で自分?だと思う曲は出しません。その前に自分で抹消します。ただオーダーと自分の納得の尺度によっては、どんなにいい曲であっても冷静に却下しようとします。そんな彼らに「時期は来て」、今があるのです。と。長文失礼しました!!

これに対する反応。

KEN KONNO @sant_elmo
@micromicrophone 「music」発売日に買いましたよ(=´∀`)人(´∀`=)
らっか @LS0529
@micromicrophone 「music」は豊崎さんの楽曲の中で一番好きな曲です!
ヘアピン @heapinX
@micromicrophone とても興味深いツイートでした。作り手側の気持ちを「曲」を通して相手に伝えるというのは難しいことですね。mitoさんの作る曲は優しさを感じる曲があります。これからも歌う側聞く側どちらも楽しめるような曲を作って下さい
Tm @TMY80s
興味深く読ませてもらいました。長文ありがとうございます!"@micromicrophone: 最後に。私はストック曲と言われるどの曲に対しても、人様に出す曲で自分?だと思う曲は出しません。その前に自分で抹消します。ただオーダーと自分の納得の尺度によっては、どんなにいい曲であっても
加納 織子 @KanouOruko
@micromicrophone お疲れ様です♪ カエラ嬢の新曲、まだ名も無い時8月ワーハピ?にて聴かせていただきました。今までと違う、カエラちゃんこんなに歌が柔らかく優しくうまかったっけ、と感じた事を思い出しました。そういう流れがあってこそのあの曲だったんですね。素敵です。
りぽぽ @ripopo_74
@micromicrophone 早速聴きました!聴いた瞬間から引き込まれました。今までのカエラちゃんになかったような‥でもカエラちゃんにぴったりの曲です。

コトリンゴ kotringo @kotringo
ミトさんの、カエラちゃん新曲'Sun Shower'についての愛情あふれる一連の長文ツィートにほろり。同じくピアノを弾かせてもらった、豊崎さんの曲'Music'とのつながりも垣間見れてしまった!ぜひチェックしてくださーい(^-^)/

コメント

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