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教採に関するお話しを始めましょう。今日は、面接試験(個人面接、集団面接、集団討論)で必ず必要な資質についてお話しします。今日お話しするのは最も基本的かつ重要な資質ですので、これを見に付けなければ教採の面接で合格点を勝ち取ることは無理です。また、この資質がなければ教師にも不向きです
2012-10-23 22:04:07今日、お話しする資質はまとめて表現すると2つです。 1.明るく、元気に、爽やかに。 2.クリア(Clear)に、ユニークに(Unique)に、ポジティブ(Positive)に。
2012-10-23 22:06:33一つ目の「明るく、元気に、爽やかに」は、魅力的な人間として、また、人を引き付ける教師としても絶対に必要な資質です。明るさがなく暗い人は、もうどうしようもありません。あまりはしゃがない性格だというのならそれはそれでOKですが、人前で明るくふるまえない人は面接で必ず落とされます。
2012-10-23 22:09:23チャラくなれと言っているのではありません。必要に応じて、明るくふるまうことができることは社会人としての基本的な資質です。明るくなんて無理と本気で思える人は、教採を含めて就職活動では、限りなく絶望的です。人前では必要に応じて明るい表情をつくれる、これはMUSTです。
2012-10-23 22:11:52「明るく」を比較的簡単に実現できるのは「元気である」ことです。元気な声で語る。元気なしぐさをする。それだけではいけませんが、明るい自分をつくり上げるには元気さは必要なものです。面接で暗くてジメジメしている人は、ほぼ必ず落ちます。そんな人には教壇に立って欲しくないからです。
2012-10-23 22:15:17ただ、あまりにも人工的に、機械的に、「明るく、元気に」をやり過ぎるとおかしなことになってしまいますよね。ただ大声を出すとか、ただニヤニヤしているのでは、好印象は勝ち取れません。そこで重要なのが「爽やかさ」と言うことになります。爽やかに明るく元気にふるまうことが好印象の秘訣です。
2012-10-23 22:17:14「明るく、元気に、爽やかに」というのは不思議なもので、生まれつきできている人もいます。そんな人はとても有利です。いつも通りで良いのですから。でも、そうでない人もいます。特に「明るく、元気に、爽やかに」に反しようとしているのではないけれども、なかなかそう見てもらえない人もいます。
2012-10-23 22:20:44しかし、この事実は、生まれつきの何かで人生が決まってしまうことを全く意味しません。表情や印象や雰囲気はちょっとしたコツで変えることができます。そのコツさえ習得すれば、誰でも「明るく、元気に、爽やかに」ふるまうことができます。ただ、そのコツは一人一人で違います。
2012-10-23 22:24:07自分の表情や雰囲気を自分の意志で変えられるということは教師としては必須の資質です。教師は明るい顔、優しい顔、怒った顔、悲しい顔、驚いた顔などを意識的につくる必要もあります。この意味で教師は相当程度の演技力が必要です。必要に応じて「明るく、元気に、爽やかに」も演じる資質が大切です。
2012-10-23 22:26:29はっきり申し上げておきます。「明るく、元気に、爽やかに」の表情と振る舞いができない人は教採に合格しません。教師にも向いていません。別に決めつけているのではありません。明るくもなく、元気でもなく、爽やかでもない教師に子どもを指導してほしくありませんし、教壇に立って欲しくありません。
2012-10-23 22:28:35私個人が言っているのではありません、面接官、保護者、同僚教師、そして、なにより子どもの気持ちでもあります。「明るく、元気に、爽やかに」を自分の資質にすることが面接対策でも最も重要なことです。
2012-10-23 22:30:102番目の「クリアに、ユニークに、ポジティブに」と言うのは、分かりやすく話す、興味深く話す、聞く人の心を心地よくするように話すということです。
2012-10-23 22:32:25「クリアに、ユニークに、ポジティブに」話すことができない人も、教採面接で合格点を勝ち取ることはまず無理です。また、それができなにのならば、教壇にも立って欲しくない人材です。学校教師は単なる研究者ではありませんから、語りの下手さはその資質の大きな欠陥となります。
2012-10-23 22:34:53厳しいことを申し上げてごめんなさい。もちろん、まだ若くこれから伸びていく人たちが全てにおいて完璧なわけがありません。若い人たちは、今申し上げた厳しい理想に向かってまずはもがくことが重要です。そうすれば、必ずその理想に近づくことができます。それが修行であり、成長なのです。
2012-10-23 22:38:14だから、今、申し上げていることは、若者批判でも、できていない人批判でもありません。申し上げたいことは、教師になるためには、多くの関門があります。それを諦めずに、見て見ぬふりをせずに、克服し続けてほしいということです。今日お話ししている資質などは、諦めてしまう人が多いのです。
2012-10-23 22:41:09クリアに話す(分かりやすく話す)ということについてでした。分かりやすく話すための鉄則はいくつもありますが、最重要の3つは、1.結論から話す。2.短文を重ねて話す。3.抽象語だけで話さない。 です。
2012-10-23 22:47:26ユニークに話すということも重要です。ユニークとは、ひとことで言えば、「多くの人が心に共通に思っていることを、誰もが使わない言葉で表現すること」ということになるでしょうか。ユニークとは風変りとか変人と言うことではありません、ユニークとは共感できることが新鮮に表現されていることです。
2012-10-23 22:51:58ユニークに話せるようになれば、語りは一気に魅力的になります。でもユニークに話そうと努力する時に陥ってしまう罠があります。それはユニークさを探すのに自分の中の変わったところや特技や特異性を見つけようとばかりすることです。他人とは違う自分をいくら探してもそれではユニークになりません。
2012-10-23 22:59:53ユニークさの源泉は相手の心にあるということを忘れてはいけません。世に言う名言もすべて聞く人の心にある何かに触れるから名言になるのです。話し手の特異さを表現したものではありません
2012-10-23 23:04:05例えば、リンカーンの名言です。「人民の人民による人民のための政治」 誰でも民主主義に対する想いはあるでしょう。民主主義はこうあって欲しいという願いはあります。それをリンカーンは上記の表現でユニークに表現しました。これこそユニークさなのです。
2012-10-23 23:07:32ユニークさが自分の中の特異さではなく、聞き手の心にある想いや願望を新鮮な言葉で表現して上げることだということに気づけば、語りはすぐに魅力的になります。面接でも飛躍的に高評価を勝ち取れるようになります。
2012-10-23 23:10:23ポジティブに話すということについて。ポジティブに話すとは、自分の話で、聞き手の心を「明るく、元気に、爽やかな」気持ちにしてあげるということです。自分が、明るく、元気に、爽やかなだけではコミュニケーションは上手くいきません。あなたの話で相手の心も明るく、元気に、爽やかにするのです。
2012-10-23 23:14:01ポジティブに語ることが、先程のユニークに語るということと合わさるとき、語りは最も魅力的になります。ユニークかつポジティブに語ることは、教採をはじめとする就職試験の面接で最も重要なことです。これができていれば、合格(採用)にぐんと近づきます。
2012-10-23 23:16:14個人面接などの評価基準とも言われている、情熱、使命感、人間的魅力、教師への適性などという評価項目も結局は、ユニークでポジティブに話せているかということが評価を左右する最も大きな要因となります。
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