10周年のSPコンテンツ!

食品用の簡易放射線測定装置でできるだけよい測定を行うために:テクノエックスFD-08Cs100編

「食品用の簡易放射線測定装置でできるだけよい測定を行うために」シリーズ初の多検体自動測定装置の登場です。 テクノエックスFD-08Cs100(http://bit.ly/S4ICXn http://bit.ly/RUfbEW )は国産の多検体自動測定装置。食品検査用として一般的に使われているNaI検出器のかわりにCsI検出器が入っているのが特徴で、100 mLのプラスチック試料容器(U8容器)に入れた試料50検体をオートサンプルチェンジャーで自動測定でき、検出限界値は測定時間1000秒で総セシウム10 Bq/kgを達成しています(現行版はエネルギー分解能が今ひとつなため、Cs134とCs137を合算で定量)。1000万円でおつりがくる価格設定もあって、牛肉の全頭検査を中心に全国各地で活躍中です。 続きを読む
科学 セシウム134 γカウンター 放射線測定 カリウム40 セシウム137 自動連続測定
21

本来はこういう装置です

(経過措置対象品として9月末まで旧暫定規制値を適用され、スクリーニング基準値50 Bq/kgで全頭検査が行われていた牛肉に対し、10月1日からは新基準値が適用されスクリーニング基準値25 Bq/kgによる検査が行われることになります。これに備えて機器のグレードアップが進行中)

原田 英男 @hideoharada
47ニュース9/14:放射性セシウムの新基準値が10月から牛肉に適用されるのを受け、京都市は検出精度が高い測定装置を南区の市中央卸売市場第二市場に2台導入。18日から新装置で検査を始める。→http://t.co/jahIOMqc (市場で検査できると効率高いので良いですね)

京都市ホームページに出たお知らせ http://bit.ly/S4Irvp から製造元と機種名がわかります。もともと蛍光エックス線測定装置を作っていた日本のメーカー、テクノエックス社製のFD-08Cs100。NaI検出器ではなくCsI検出器入り、オートサンプラーで100 mLの試料50検体を連続自動測定しますhttp://bit.ly/S4ICXn

(同じ国産品が福島にもお目見え済みでした)

なむるる @namururu
サンプルチェンジャ付きの装置かー。何処のかな? RT @fukushima_now: 最新機器で全頭検査 - 朝日新聞 (9月5日10時) http://t.co/JBn5HGOH #genpatsu #genpatu #save_fukushima
津田和俊@てっぽう撃つでぇ @kaztsuda
これみたいですねー http://t.co/n0jzKSLt U8 100mlで検査できるのがgood @namururu サンプルチェンジャ付きの装置かー。何処のかな? @fukushima_now: 最新機器で全頭検査 - 朝日新聞 http://t.co/GdWP6a4O
なむるる @namururu
@kaztsuda U8は試料が少なくて良いですね。下限も10Bq/kg@U8っぽいですしなかなかwしかし珍しいCsIなのかー。

(↑長野県塩尻市にある市民測定所「信州放射能ラボ」の公式ブログに出たこの装置のレビュー記事(2012年4月5日付け)http://bit.ly/RUfbEW によれば、検出限界値10 Bq/kgは100 mLの試料を1000秒(=16分強)測定した場合の値だそうです。同じ記事でサンプルチェンバーを上から見た写真も見ることができます)

K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
@namururu @kaztsuda あ、これJSTのサイエンスニュースでも取り上げてましたね。 http://t.co/8AUMRHXb どうも、CsIの結晶でU8を囲んで感度上げてる様です。ただ、その分スペクトルは分離が悪くなる、とも。しかし、オートチェンジャーは強みですね

(↑引用の動画でこの装置のオートサンプルチェンジャーが動作するところとサンプルチェンバーの構造を見ることができますので、ぜひご覧下さい。100 mL入りの透明なネジ蓋付きのプラスチック容器に入った試料は、サンプルチェンバーにセットされると四方の壁に沿って置かれた4個の四角い検出器で取り囲まれるようになっています)

津田和俊@てっぽう撃つでぇ @kaztsuda
あー、最初に見たのこれだったかな? CsIの小さい結晶4つがU8容器の周りを取り囲んで効率上げてますです @Slight_Bright あ、これJSTのサイエンスニュースでも取り上げてましたね。 http://t.co/Kv9nLgvn @namururu
津田和俊@てっぽう撃つでぇ @kaztsuda
意外に値段も安いので、スクリーニング用に数こなすのに300~400万くらいの食品検査器を複数入れるより、こちらのほうが安上りで手間もかからなそうですね。 @Slight_Bright オートチェンジャーは強みですね @namururu
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
@kaztsuda @namururu まあ、あと行政向けの一番のメリットは人件費の抑制で、メーカーもそこが狙いなのでしょうが。
津田和俊@てっぽう撃つでぇ @kaztsuda
そうですねー、今まで1リットルの量を潰さないとならなかったのが、100mlで済むのは、現場がすごく楽になると思います。 @Slight_Bright 行政向けの一番のメリットは人件費の抑制で、メーカーもそこが狙いなのでしょう @namururu

ここから本編

かりぶ @newlittlesnow
@parasite2006 突然のメンション失礼します。FD-08Cs100という機器についてお聞きしたいのですが http://t.co/RGmQXg5w 新潟にある生協で使用されており、画像のように設置されています。マリネリは100gを使用。(続
拡大
かりぶ @newlittlesnow
@parasite2006 続)毎日水道水、半年に一回カリウムで補正を行っているそうです。窓と反対側の壁に設置されています。結果や下限値については国の基準値100Bq/kgを超えたら公表するとのことです。。この測定方法・公表基準にぼんやりとですが不安を感じるのですが…。
かりぶ @newlittlesnow
(ついったの清水の舞台から飛びおりた)
かりぶ @newlittlesnow
でも眠い。起きてられるかな。
nao @parasite2006
@snowsaorisnow お返事遅くなってすみませんでした。FD-08Cs100は国産初(確か)の多検体自動測定装置で、牛肉の全頭検査を中心に各地で活躍中(京都市http://t.co/nGj4OHk4 福島県http://t.co/47iIFuiC
nao @parasite2006
@snowsaorisnow 装置そのものの性能としては結構いけているようで、100 mLの試料を50個連続計測して検出限界10 Bq/kgを実現(総セシウム量か単一核種かは要確認ですが、後者だとしても食品新基準値のもとでのスクリーニング基準総セシウム量25 Bq/kgをクリア)
nao @parasite2006
@snowsaorisnow FD-08Cs100の技術情報はこのまとめhttp://t.co/ApvthQIa の最後に載せておきましたのでご覧下さい。とくにこの紹介映像http://t.co/K7J2aLUN はわかりやすく、食品の放射線検査入門としても役立ちます。

(どうも装置の使い方がきちんと理解されていないような雰囲気)

nao @parasite2006
@snowsaorisnow 普通NaIシンチレーション検出器入りの簡易測定装置のカリウム補正は毎日使用開始前に行うもので、検出器がCsI検出器に変わったからといって半年に1回ですむようになるとも思えません。毎日水道水で補正とはバックグラウンド測定のことで、説明した人が誤解か?
残りを読む(226)

コメント

nao @parasite2006 2012年10月25日
まとめ公開後の議論を追加しました。@oojunoo3 さん、@namidanotuki さん、@snowsaorisnow さん、どうも有難うございました。シンチレーションサーベイメーターによる表面汚染検査は今年3月までの旧暫定基準値ぎりぎりの品物をかろうじて検出できる程度のもので、今年4月以降の新基準値の下ではもはや意味がありません。
nao @parasite2006 2012年12月28日
組合員の方の問い合わせに対し生協から回答が届いた模様ですので、やり取りをまとめに追加させていただきました。@snowsaorisnow さん、@oojunoo3 さん、問い合わせに調査、ご苦労様です。有難うございました。
nao @parasite2006 2012年12月28日
FD-08Cs100の製造元テクノエックスのホームページで最新の技術資料を発見http://t.co/el8tRTMp 来年出荷分からエネルギー分解能を向上させた検出器が搭載され、現状ではできていないCs134とCs137の分離定量ができるようになるとのこと。またデータ解析ソフトの改訂が来年1月に予定されているそうです。ユーザーの皆様お見逃しなく。
nao @parasite2006 2013年2月3日
まとめを更新しました。生協検査室の装置運用状況が徐々に明らかになっては来たものの、改善の必要性は認識していない(したくない)ふしがうかがえます。1月中に予定されていたデータ解析ソフトの改訂、検出器のアップグレードもメーカーのアナウンス待ち。事態は長期戦の様相へ。
nao @parasite2006 2013年3月3日
国産の多検体自動食品検査装置テクノエックスFD-08Cs100、1月中に予定されていたデータ解析ソフトの改訂、検出器のアップグレードとも製造元のアナウンスが3月になってもまだ出ません。4月発売予定の新製品のお知らせhttp://bit.ly/Wz2PK1 を出すのもいいけれど、導入台数の多い旧モデルの課題解決も忘れていただきたくないものです。
nao @parasite2006 2013年3月3日
株式会社テクノエックスの新製品http://bit.ly/Wz2PK1 というのは500 mLの試料容器(従来モデルはそれぞれ40 mLと100 mLの試料容器に対応)入りの24検体を連続自動分析でき、検出限界は測定時間75秒で10 Bq/kg(おそらく総セシウム)、約1600秒なら2 Bq/kg。水や牛乳の検査にも使えることをめざして開発。
nao @parasite2006 2013年5月13日
5月の連休もあけましたが、株式会社テクノエックスのホームページhttp://bit.ly/11nHVyw には2月中旬以来全く動きがありません。1月中に予定されていた多検体自動食品検査装置FD-08Cs100のデータ解析ソフトの改訂、検出器のアップグレードはどうなっているのでしょうか。当方が実機のユーザーなら即刻問い合わせたいところですが。
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする