大脇幸志郎「音楽と言葉」

言語の変容と音楽のかかわりについての大脇幸志郎さんのつぶやき
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大脇幸志郎 @0waki

そういえば札幌でしゃべった井上陽水の話は地続きで椎名林檎にも応用できる。最近の人は知らず、あの時代の中では図抜けた日本語耳を持っている人だった。

2012-10-25 00:47:45
大脇幸志郎 @0waki

ポピュラー音楽が必ず歌でなければならなくなったことをどう評価するかはけっこう難しい問題だと思う。

2012-10-25 00:51:01
大脇幸志郎 @0waki

歌詞はいわば意味の論理と音楽の論理が干渉するところに生まれるのであって、その矛盾をどう同居させるかという歌手の仕事は普遍的に実存的なので、僕は歌がうまい人が好きだしポピュラーは偉いと思う。いわばアイドルがいないところにポピュラー音楽はない。

2012-10-25 01:04:01
大脇幸志郎 @0waki

付言すれば4/4拍子が主流になったのはその舞台が英語の国だったことと関係している。歌詞が七五調から自由律に変わったことは遡って日本語を変質させたはずだし、たとえば日本語ラップが開発した諸技法は遡って日本語に閉音節許容という大事件をいずれ起こすかもしれない。

2012-10-25 01:08:22
大脇幸志郎 @0waki

たとえば丸谷才一先生は「おはようございます」の最後を閉音節で発音するのはけしからんと仰るわけだけど、いまや「おはようございますー」が生まれていることはもはや閉音節が主流になりつつあることを意味するのかもしれない。

2012-10-25 01:13:46
大脇幸志郎 @0waki

無声子音に挟まれた[i]と[uu]は飛ばしてもよいという音韻規則をわかっている人の歌詞は譜割りがはっきりと違う。

2012-10-25 01:17:02
大脇幸志郎 @0waki

まさにそれです RT @azaelia: ネクタイって言う人と、ネkタイって言う人がいる話と関係あるのだろうか…RT たとえば丸谷才一先生は「おはようございます」の最後を閉音節で発音するのはけしからんと仰るわけだけど、いまや「おはようございますー」が生まれている

2012-10-25 01:40:02