原子力規制委の放射性物質拡散シミュレーションは地形を考慮していない
原子力規制委員会資料
第七回 平成24年10月24日(水) (訂正前の資料)
http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/20121024.html より
- 放射性物質の拡散シミュレーションの試算結果について【PDF:212KB】 http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/data/0007_04.pdf
- 拡散シミュレーションの試算結果【PDF:11MB】http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/data/0007_05.pdf
第八回 平成24年10月31日(水) (訂正後の資料)
- 拡散シミュレーション結果の修正点について【PDF:5.9MB】http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/data/0008_04.pdf
- 放射性物質の拡散シミュレーションに基づく97%値の市町村名について(修正)【PDF:305KB】 http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/data/0008_05.pdf
- 拡散シミュレーションの試算結果(修正版)【PDF:19.4MB】 http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/data/0008_06.pdf
どうして、放射能拡散シミュレーションに地形を考慮する必要があるかについては、以下のブログ記事が参考になる。
なぜ飯舘村と浪江町で高い値の放射能が検出されるのか考えてみた(福島県在住者の走り書き より) http://d.hatena.ne.jp/kmbk12/20110329/1301399928
なぜ風向を誤ったかについては、以下のまとめを参照。
「原発事故予測の風向き誤入力はなぜ起こったか?」
原発事故予測の風向き誤入力はなぜ起こったか?という疑問について。とりあえずの提言も出ました。 by y_mizuno
http://togetter.com/li/399240
「各種汚染マップで視覚的にとらえる福島原発事故」から引用
http://togetter.com/li/326758
文科省のセシウム沈着マップを立体化したもの。放射能雲は比較的低い高度で移動するため山脈でブロックされ、山肌にセシウムが沈着する事が分かります。 http://t.co/nZtweoau
2012-06-25 08:56:09参考「SPEEDIのメッシュサイズと計算モデル(2011-04-17)」
2011-04-17ごろになされた、SPEEDIのメッシュサイズや計算モデルについての@ProfMatsuokaたちによるツイートのまとめ。
メッシュサイズは100km。一方計算モデルは流体と粒子のハイブリッドだそう。
ただしモデルの詳細は論文が見つからないから不明。
http://togetter.com/li/130932
すでに、岐阜県などで、地形を考慮した気象モデルに基づく拡散計算結果が公表されている。
放射性物質拡散シミュレーション結果について(岐阜県発表)
http://www.pref.gifu.lg.jp/bosai-bohan/bosai/nuclear/simulation.html
(まとめ)
敦賀原発で福島第一レベルの事故が発生した時の放射性物質拡散シミュレーションを岐阜県が公表
http://togetter.com/li/371928
これまで発表された『福島第一原発事故による放射性物質の大気拡散』の資料については、以下のまとめを参照。
『福島第一原発事故による放射性物質の大気拡散』参考資料まとめ http://togetter.com/li/273754?f=reco1
*米国NRCでも使用するMACCS2を利用・・「SPEEDIを用いた解析では地形情報・風向分布等の様々なパラメーターを用いるため、年間を通じた全サイトの解析を行うには膨大な時間が必要。」 http://t.co/1PqR4Hid http://t.co/pK7pIuZs
2012-10-24 11:22:57⑤A:具体的な避難などの防護対策は、SPEEDIなどとあわせてとっていく。シミュレーションですべての対策がとれるというわけではない。 北海道新聞の記者Q:地形などが入っておらず、限界がある中、今後どうしていくか?A:MACCS2の知的所有権などがあり、国産のモデルを改良していく。
2012-10-24 14:18:30規制委拡散予測に使用したコードはアメリカ製MACCS2。日本の地形を入れるには「知的所有権等あってむずかしい。国産コード・オスカーの改良が必要」(田中委員長)とのこと。”国産使えず”は日本がいかに防災面開発の手抜きをしてきたかの証拠。人命軽視の証拠。
2012-10-26 14:31:42【社会】 拡散予測、6原発で誤り 規制委が謝罪 (東京新聞): 予測地点が、反時計回りに22.5度ずれていた。最も遠い陸上の地点は、南南西から南西に変わった 原子力規制委員会は二十九日、原発で重大事故が起きた際にどのように放... http://t.co/xt3Q1fIL
2012-10-30 07:54:28(風向きデータを22.5度間違えた。シミュレーション結果を22.5度回せば正しくなる。つまり地形など一切考慮していない)
2012-10-30 14:42:37使っていないと明記(この資料のp2「拡散シミュレーションの概要」) → http://t.co/UPUR6HJt @h_okumura: (風向きデータを22.5度間違えた。シミュレーション結果を22.5度回せば正しくなる。つまり地形など一切考慮していない)
2012-10-30 14:56:33このシミュレーションで使用したMACCS2(-JF?)は、地形を考慮できない。SPEEDI(現システムで一事象24時間分の計算に30分)をスパコン上で回して、網羅的シミュレーションをすべきと思う。 @h_okumura @hayano
2012-10-30 15:15:56何の知的所有権なんだろう? RT @mie756: 規制委拡散予測に使用したコードはアメリカ製MACCS2。日本の地形を入れるには「知的所有権等あってむずかしい。国産コード・オスカーの改良が必要」(田中委員長)…
2012-10-30 15:43:39.@tay07212 さんの「原子力規制委の放射性物質拡散シミュレーションは地形を考慮していない」をお気にに / なんか問題あるのかそれ。 http://t.co/7oenSPR6
2012-10-30 21:35:14原発立地は、周辺の地形が複雑で人里離れたところが多く、渓谷に気流が集中する。実際飯舘村の線量が高いのは、その影響が大きい。 参考→ http://t.co/PbkQA5JR QT @3pF: なんか問題あるのかそれ。
2012-10-30 21:43:58@tay07212 今回のケースでは風が巻いているような状況があったと思うので地形シミュレーションも重要なんですが風況の動的変化を考えるとかなりややこしいことになると思います
2012-10-30 23:19:05もうそうなるとINPUTは無限になってしまうか。地形は当然考慮に入れてもらうとして、ある程度季節季節の想定は決めないと無理だろうな・・・
2012-10-30 23:20:07「原発事故に備えた地域防災計画を策定する際の参考資料として」使うものですから、厳密なシミュレーションでなくても、精度に批判のあるSPEEDIでも季節・時間帯別の複数事象のシミュレーションを重ねれば、特異点が現れてくるのではないかと。 @tyoshiza
2012-10-30 23:25:52@tay07212 地形込みで22.5°おきの一定風があった場合の沈着をシミュレーションしておいて、その全ケースで高沈着の場所をマークしておけばどのようなケースでも注意が必要なエリアは絞れそうな気はします。
2012-10-30 23:31:40以下の野尻先生のツッコミは「SPEEDIのメッシュサイズと計算モデル(2011-04-17)」から。
http://togetter.com/li/130932
@ProfMatsuoka そもそもめったにない原子力事故のための特別のシステムってのが健全ではないですよね。資源を考えれば、気象庁にやらすのが効率良さそう。
2011-04-17 12:16:59野尻先生の突っ込み「資源を考えれば、気象庁にやらすのが効率良さそう」が最適解。 RT @tyoshiza: @tay07212 今はPCクラスタなんですね。資料でどの部分がクラスタ化されたのか分からなかった、しかしお粗末な内容orz
2012-10-30 23:56:12