2012・10/30「希望の牧場」吉沢さん記者会見：冒頭のメモ

so　sora @sosorasora3

#希望P　吉沢さん：「希望の牧場プロジェクト」、牛をいかすために始めた、去年7月からのプロジェクト。被曝影響の調査を大学はじめ各研究所からきてやっている。今まで、多くのメディアにも警戒区域を案内し、牧場の牛のおかれた酷い状況を知ってもらうために、取材してもらってきた。

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#希望P　吉沢さん：今、希望の牧場では、生まれる牛も多いが、明らかに放射能の影響が起きている。これを知らせなくてはいけない。 この状況での国による「さっ処分指示」は、証拠隠滅だろう。なぜ国はきちんと被曝の影響を調査しようとしないのか。

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#希望P　吉沢さん：3500頭いた警戒区域の牛たちのうち、1500頭が餓死、1000頭以上が国によるさっ処分で命を落とした。今は1000頭をきる、生き残った牛達は、原発事故の生きた証人だ。世界に放射能汚染の事実を伝える証人だ。

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#希望P　吉沢さん：私は絶対に、国による牛のさっ処分指示には従わない、牛とともに最後まで、原発事故のことを語り継いでいく。

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#希望P　吉沢さん：（土壌汚染地図を示しながら）これが浪江町のおかれている、放射能汚染の今の実態です。 なんで、原発の直接の恩恵も受けていない、原発も無い浪江町が、なんでこんな目にあわなきゃいけないのか。 http://t.co/0jkbo7t4

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#希望P　吉沢さん： 3/14、三号機の爆発音を僕は聞きました。なぜ、浪江の津島、こんな真っ赤に汚染されたところに、なぜ皆が留まってしまったのか、被曝しなきゃいけなかったのか。 国も県も東電も、情報をよこさなかった、情報を全て握りつぶした。

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#希望P　吉沢さん： また絶対許せないのが、最前線で戦うべき大熊町のオフサイトセンターが、たった2,3日で逃げ出してしまったことだ。彼らが逃げだしてしまったことで、浪江町の人たちは猛烈な放射線を浴び、被曝をしてしまった。

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#希望P　吉沢さん：今、そのオフサイトセンターは、「現地対策本部」ということで、中核を担っている。 でも、腰をぬかして逃げ出した、そんなお役所仕事の中で、僕たち避難民は苦しんでいます。

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#希望P　吉沢さん：10万人の避難民は家に帰れるのか。この除染に意味があるのか、金の無駄使いだ、浪江町・小高町・二葉町、、米作りなんか意味が無いだろう、除せんは無駄金だ、、皆そう言っている。 国は、避難民の生活再建と、向きあってほしい。

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#希望P　吉沢さん：（新聞を掲げて）当時の新聞記事だ。僕は今まで大手メディアもフリーも、分け隔てなく、警戒区域を案内してきた。が、今僕は警察に呼び出しを受けて、事件の当事者とされていて、今後どうなるかわからない。

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#希望P　吉沢さん：でも僕は、警戒区域の中で何がおきているのか、その惨状を伝えていく、そのために、牛と共に頑張りたいと思っています。

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#希望P　梓澤弁護士：今、県の警察本部と南相馬警察署は、吉沢さんに参考人としての呼び出しをかけている。一緒に取材に入った写真家の尾崎さんには、被疑者扱いで呼び出しをしている。

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#希望P　梓澤弁護士：警察は、 国の法律の建前「警戒区域に進入してはならない」という建前で、呼び出しをかけているが、むしろ警察のほうが、重大な憲法違反をしている。ぜひこのことに、関心を喚起していただきたいと思います。

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#希望P　梓澤弁護士：吉沢さんが頑張ってるこの行為、福島第一原発事故という、世界的な意味をもつ大事故の中で、自らの日々をもって、被曝の危険に身をさらしながら、牛達を守っている、、そういう吉沢さんの日々を、人々はしらなくてはいけない。

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#希望P　梓澤弁護士：　これは、日本国民全てが知らなくてはいけない。同時に、世界の全ての人々が知らなくてはいけない。原発というものが、いかに恐ろしいものか、知らなくてはいけないし、また、知る権利がある。

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#希望P　梓澤弁護士： この「知る権利」と言うのは、国際人権規約・19条に、はっきりと書かれている。「全ての人達は、自分が政策決定の主人公になる権利」があり、主人公になるためには、こういう恐ろしい事実について、「知る権利」がある、と国際人権規約・19条に書かれている。

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#希望P　梓澤弁護士：　また、憲法21条1項には、「表現の自由」が揚げられているが、この「表現の自由」というのは、「知る権利」を含んでいます。

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#希望P　梓澤弁護士：　今、警察が上げている「警戒区域に入ってはならない」という法律は、（ここ、だいじなところですよ）　何を目的としているかと言えば、 「住民の保護のため、生命と身体を守るために、入ってはならない」というのであって、(続）

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#希望P　梓澤弁護士：自ら危険をおかして、その「知る権利」、そして「表現の自由」を行使しようとする吉沢さん、また自ら危険をおかして、警戒区域に入ろうとするジャーナリストたちは、人々に代わって「真実を知る責任」があるわけですから、（続）

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#希望P　梓澤弁護士：　（続）　その責任を果たそうとしているジャーナリストにむかって、この「禁止」をふりまわすのは、真に間違っている、憲法違反です。

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#希望P　梓澤弁護士：（報道陣に）　このことについて戦うのは皆さん方であり、ジャーナリスト１人１人がその責任を担わなければならないと思います。というわけで、今日は極めて重要な会見なんです。

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#希望P　梓澤弁護士：　先ほどの、叫びのような吉沢さんの声を聞いていただいて、一行でも、吉沢さんの声を活字にしていただきたいと思います。