旧カオスラウンジ黒瀬陽平君今期のアニメは?

メルマガPLANETS号外 ~2012年夏アニメ クロスレビュースペシャル~より 宇野常寛くんととってもなかよしな黒瀬陽平くんがアニメを批評したらしいよ!
38

F/Tの秋葉原論でもいい加減な知識で秋葉原を騙った黒瀬陽平くんが
今度は仲良しの宇野常寛君のところでアニメを批評し始めたみたいだよ?
あれ? でも黒瀬くん そんな事やって本当に大丈夫?

まとめ 【秋葉原論争第二幕】教え子の展示会にはドヤ顔でダメ出しするけど自説に対する反論は即ブロックのカオスラウンジ言説担当 .. こちらのまとめの続編になります→ カオスラウンジ・黒瀬陽平氏の秋葉原論とその反応 http://togetter.com/li/341993 東浩紀 編 『思想地図β3』において、秋葉原は昌平小学校に守られた土地だから弱いオタク産業が栄えたとの自説を披露した黒瀬陽平氏。でも、当のオタクたちからは総ツッコミが ドヤ顔で教え子のラッセン展のキュレーションにダメ出ししているところでコテンパンに反論されて、ブロック! ※赤字部分は黒瀬陽平さんがふわふわ何か言っているだけなので読み飛ばしても影響ないです 32311 pv 535 12 users

社会と人間が大好き @neupon08

黒瀬陽平くんのふわふわアニメ批評はっじまっるよー

2012-11-01 21:43:38
社会と人間が大好き @neupon08

「人類は衰退しました」 ☆☆☆☆☆ ベタなSF×ユルさの可能性 ☆☆ 【黒瀬陽平:7点】 新感覚SFアニメ、というほど新しくはないが、筋の通ったSFとユルさのブレンドはおもしろい。

2012-11-01 21:44:11
社会と人間が大好き @neupon08

「妖精さんの、おさとがえり」(5話、6話)のようなベタなSFや、「妖精さんたちの、じかんようじゅつ」(7話、8話)のようなループものも同じノリでやれてしまう万能さは、深夜アニメに留まらない可能性を感じさせる。

2012-11-01 21:44:39
社会と人間が大好き @neupon08

ただ、「妖精さんたちの、さぶかる」(3話、4話)のような内輪ウケでしかない自虐ネタは作品全体のコンセプトを曖昧にするだけだし、その方向でオチをつけてしまうと『絶望先生』のような毒にも薬にもならないギャグアニメと同じになってしまう。

2012-11-01 21:44:49
社会と人間が大好き @neupon08

かと言って、結局「イイ話」に持っていった最終2話が良かったとは思わないけれど、1クール飽きさせないクオリティだったことは確か。作画の悪さを叩くむきもあるようだが、むしろ多少作画が崩れても成立させていた手腕を評価すべきだろう。

2012-11-01 21:45:01
社会と人間が大好き @neupon08

「TARI TARI」 ☆☆☆☆  思考停止した青春群像劇 【黒瀬陽平:4点】

2012-11-01 21:45:19
社会と人間が大好き @neupon08

本作で終始描かれるのは、アイデンティティについての悩み、自己実現の問題、友人関係や家族関係の葛藤など、総じて思春期特有の内面的な問題であるわけだが、そのような、悩んでいる本人以外にはきわめてどうでもよい、取るに足らないものをテーマにしてどうしようというのだろうか。

2012-11-01 21:45:59
社会と人間が大好き @neupon08

もちろん、主題としての青春群像劇を否定しているのではない。多くの優れたアニメがそうであるように、重要なのは「青春群像劇を描くことによって何を表現したいか?」である。そんな当たり前のことも忘れ、思春期の悩みあれこれを詳細に描いてさえいればよい、とでも言いたげな脚本、演出は、

2012-11-01 21:46:25
社会と人間が大好き @neupon08

深刻な思考停止とキャラクターアニメの衰退を強く感じさせるものだった。そもそも、この内容であればアニメにする必要はないだろう。本作にくらべれば、青春群像劇でありながらキャラクターたちの内面が空っぽな『けいおん!』の批評性がいまさらながら引き立ってくる。

2012-11-01 21:46:37
社会と人間が大好き @neupon08

「じょしらく」 ☆☆☆☆☆ お笑いバラエティとしてのアニメ ☆☆★ 【黒瀬陽平:7.5点】 『ゆるゆり』のような最近のウェルメイドな空気系と久米田節がミックスされ、お互いの短所を補完しあう作品。

2012-11-01 21:46:51
社会と人間が大好き @neupon08

つまり、ゆるーい空気を楽しみつつしっかりとキャラに萌えることができ、かつちゃんとした笑いもある、という理想的なバランスになっている。全編通して、水島努と横手美智子の力量に感服させられっぱなしなわけだが、同時にひとつの大きな疑問が頭をもたげてくる。

2012-11-01 21:47:06
社会と人間が大好き @neupon08

これはよくできた「お笑いバラエティTV」なのではないか?キャラたちの見事なかけあいはさながら人気芸人のコントのようだし、「ツッコミ芸」を駆使したトーク展開も最近のお笑いのトレンドそのままだ(早くも2話の段階で、ツッコむ対象を求めて「外ロケ」に踏み切っている)。

2012-11-01 21:47:20
社会と人間が大好き @neupon08

アニメ作品をお笑い番組化する、という試み自体は可能性があると思うが(すでに『gdgd妖精s』のような傑作があるのだから)、本作の「洗練されたお笑い番組のようなアニメ」という方向がどこに着地するのかはわからないままだ。

2012-11-01 21:47:34
社会と人間が大好き @neupon08

「ココロコネクト」 ☆☆☆   エロゲー的に作りなおせば…… 【黒瀬陽平:3点】

2012-11-01 21:47:47
社会と人間が大好き @neupon08

思春期のトラウマや自分探しがアニメの大きなテーマになりうる、という勘違いはどこからはじまったのか?という問いには、とりあえず「エヴァ」という答えが一般的なのかもしれないが、その通説は多くの誤解を振りまいている。

2012-11-01 21:48:00
社会と人間が大好き @neupon08

エヴァはそういった私小説的なテーマとアニメの形式的な表現そのものをぶつけあい、崩壊するさまを見せた作品なのであって、「トラウマもの」や「自分探しアニメ」にお墨付きを与えたわけではない。本作がアニメ化される背景にはそういう誤解があったのかもしれない。

2012-11-01 21:48:12
社会と人間が大好き @neupon08

いちおう本作の売りのひとつはSF要素なわけだが、それも良きジュブナイルファンからは鼻で笑われてしまうようなものであり、何か新しい試みがあるようには見えない。個人的には稲葉というキャラがあまりにも薄っぺらく、沢城みゆきの声すら不快に感じさせる点が最も罪深いと思う。

2012-11-01 21:48:24
社会と人間が大好き @neupon08

かろうじて、八重樫を『School Days』の誠だと思って見てみればいいかもしれない。「ふうせんかずら」は作者あるいは視聴者の欲望を代行する存在なのだから、本作をエロゲー的に作りなおせばいくらかの批評性はあると思うのだが、どうだろうか。

2012-11-01 21:48:36
社会と人間が大好き @neupon08

「氷菓」 ☆☆☆☆☆ 主役は明らかに奉太郎と里志! ☆☆★    【黒瀬陽平:7.5点】

2012-11-01 21:49:03
社会と人間が大好き @neupon08

『涼宮ハルヒの憂鬱』と比較することで「京アニの自己模倣」のように見えなくもないが、『ハルヒ』におけるキョンと小泉の会話を自己目的化し、そのホモソーシャルな関係性を作品の中心に据えた作品として見れば、本作のコンセプトが浮かび上がってくるような気がする。

2012-11-01 21:49:13
社会と人間が大好き @neupon08

さらに、女子高生のたわむれを描写することに徹していた『けいおん!』と対をなすと考えれば、やはり京アニは一貫していると言わざるを得ない。『けいおん!』では自己目的化したコミュニケーションを細密に描くことで青春ドラマを脱臼させたが、奉太郎と里志の過剰な掛け合い(推理)を描く本作では、

2012-11-01 21:49:39
社会と人間が大好き @neupon08

結果としてシャーロック・ホームズのような探偵ものを脱臼させているように見えるところも興味深い。凶悪事件の事件解決よりも、それをめぐるホームズとワトソンの会話こそ至高、というわけだ。

2012-11-01 21:49:58
社会と人間が大好き @neupon08

以上のように、本作の主役は明らかに奉太郎と里志であるにもかかわらず、アニメ全体としては千反田萌えを無理やり押し付けるような展開であったことが最大の不満である。

2012-11-01 21:50:03
社会と人間が大好き @neupon08

「おおかみこどもの雨と雪」 ☆☆☆☆☆ 最新のキャラクター存在論 ☆☆☆☆★  【黒瀬陽平:9.5点】 まず、大傑作である。

2012-11-01 21:50:18