第一部「メリークリスマス・ネオガレヤマ」より:「フツウニ・ツイッターツカエ」

たくさんのツイートに興味を持つのは素晴らしいことですが、1日当たりのお気に入り登録数には制限があります。
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@morisawatari

「たくさんの呟きに興味を持つのは素晴らしいことだが……」ツブヤキ社のCEO、ラオモト・ナウが椅子に縛られたミチノスケの周囲をゆっくりと歩く。「1日に!」「グワーッ!」ラオモト・ナウが拳でミチノスケの顔面を強かに打つ!「登録するにも!」「グワーっ!」「限度がある!」「グワーッ!」

2012-04-18 18:12:20
@morisawatari

「インストラクション・ワンだ。百発のファボリで倒せぬ相手だからといって、一発の力に頼ってはならぬ。一千発のポストをファボるのだ!」ミチノスケのダブルカラテの師、ウマイ・ニイサンの教えが、彼の脳内でソーマト・リコールのように繰り返されていた。「しかし……規制が……」「バカ!」

2012-04-18 18:14:07
@morisawatari

心の中で、師が、ミチノスケを叱咤する!「しかし……もはや一発のファボりさえ……どうすれば……」携帯IRC端末「小さい林檎な」を後ろ手に握り締め、うわ言のようにミチノスケが呟く。「ミチノスケよ……」「ハイ!」「とにかくなんとかどうにかせよ!」「エーッ!!」

2012-04-18 18:17:15
@morisawatari

第一部「メリークリスマス・ネオガレヤマ」より:「フツウニ・ツイッターツカエ」 #4 終わり #5につづく

2012-04-18 18:18:47
@morisawatari

「限度がある!」「グワーッ!」「限度がある!」「グワーッ!」「限度がある!」「グワーッ!」「限度がある!」「グワーッ!」「限度がある!」「グワーッ!」「限度がある!」「グワーッ!」「限度がある!」「グワーッ!」「限度がある!」「グワーッ!」「限度がある!」「グワーッ!」

2012-04-18 23:29:21
@morisawatari

ラオモト・ナウからの激しい拷問を受け、ミチノスケの目からは光が失われつつあった。「ムハハハ……そろそろお別れとしよう。ハイクを詠むか?」ラオモトがミチノスケの顔を覗き込み、腹部へ挑発的に軽いポン・パンチを打ち込む。「グワーッ!……聞いてくれ……」

2012-04-18 23:32:23
@morisawatari

「何?命乞いか?」「……聞いてくれ」おお、ミチノスケの心は折れてしまったのか?彼の復讐の道はここまでなのか……?否!見よ、彼の「小さい林檎な」を握り締める力は……まだ、緩められていない!「時間が無い。サヨナラ!名も知らぬユーザーよ!」ラオモトのカイシャク・パンチ!「グワーッ!」

2012-04-18 23:34:30
@morisawatari

命を奪うためのイポン・パンチがミチノスケに重なり、弾け飛んだのは……これは如何なる奇跡か?!ラオモトだ!ラオモト・ナウの巨躯が壁に叩きつけられる!「聞いてくれ……おい!聞いてくれ!!イヤーッ!」拘束を破壊し、ミチノスケが立ち上がる!「ふぁぼれる!!」

2012-04-18 23:36:37
@morisawatari

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2012-04-18 23:37:38