宇多田組合員/クール@日本で生き延びる
@utadakumiaiin
Just The Way You Areは僕にとって本当に本当に特別な曲です。セクマイ的には、（そのセクシュアリティも含めて）家族に受け入れられる象徴として考えることもあるでしょう。ですが、僕にとってのこの曲は、片想いの昇華です。 #gleejp
宇多田組合員/クール@日本で生き延びる
@utadakumiaiin
僕がセクシュアリティとちゃんと向き合ったのは遅く、高校時代になってからでした。その頃好きになったのがTくんでした。背が185cm。ムードメーカーで、男子校でしたがクラスメイトも認めるイケメン。ちょい単純なところもあるけど、母親想いでした。フィンにそっくりなのです #gleejp
宇多田組合員/クール@日本で生き延びる
@utadakumiaiin
しかし、彼のことを好きになってしまったことが地獄の始まりでした。誰にもそのことを言えない、相談できない。せめて、彼のことを好きであることを誰かに言いたかった。僕らは自他共に認める親友同士でしたが、そこに壁を僕は感じていました。 #gleejp
宇多田組合員/クール@日本で生き延びる
@utadakumiaiin
在学中、彼には彼女が出来ました。クラスで初めてそのことを教えてくれたのは皮肉なことに僕。付き合って数ヶ月経った頃「そろそろセックスしても大丈夫だよね？」と相談されました。しにたくなりました。でも、涙も流さずに「好きならするのは自然なことだ」と真摯に応えました #gleejp
宇多田組合員/クール@日本で生き延びる
@utadakumiaiin
そんな彼がまた在学中に打ち明けてくれたのが、親の離婚でした。三人兄弟の真ん中で人一倍優しい彼は両親からそれぞれ愚痴を聞かされ「離婚してくれてホッとした」と言っていました。僕が家族のこと、結婚について疑問を抱いたのはこの時が初めてです。 #gleejp
宇多田組合員/クール@日本で生き延びる
@utadakumiaiin
そして、彼は学校には内緒でバイトも。母子家庭になった家庭を支えるため。そのことも僕にだけ打ち明けてくれました。なのに、僕はカミングアウトできませんでした。なんで僕だけ心開けないんだろうと悩みました。 #gleejp
宇多田組合員/クール@日本で生き延びる
@utadakumiaiin
結局、最初に僕がカミングアウトしたのは高校を卒業してからです。あの閉ざされた空間で弾かれるのが怖かったのです。カミングアウトしたのは、Tにでした。当時文字制限のあったメールでしたら25通に渡りました。三通に渡って返信がありました #gleejp
宇多田組合員/クール@日本で生き延びる
@utadakumiaiin
「俺は神様じゃないから期待以上のこと望まないで欲しいけど、理解できるように努力する」と彼なりの誠実さが伝わって来ました。彼の受容がなければ僕の人生はもう少し違ったものになり、生き延びるのが困難になっていたかもしれません。 #gleejp
宇多田組合員/クール@日本で生き延びる
@utadakumiaiin
大学生になり、Tには別の彼女が出来ました。僕は3年越しの初恋を諦めました。それでも、彼の受容は誇りです。そして、それがフィンのあの場面にまさに重なるんです。 #gleejp
宇多田組合員/クール@日本で生き延びる
@utadakumiaiin
あの場面は、カミングアウト出来なかった高校生の頃の自分、片想いの理想の終わり方、友達に受容される高校生の自分、全ての自分の夢が詰まっています。僕もJust The Way You Are を歌って欲しかった。踊って欲しかった。 #gleejp
