科学報道について
- MasakiHoso
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科学部の記者さんは、物理も生物もなく記事を書かにゃいかん。自分が分野違いの論文を読むことを思えば、「論文読めよ」なんてバカにしたような批判はできない。ふつうの人にわかる文書でプレスリリースできない研究者たちが悪いってだけじゃないの。
2012-11-01 17:15:47共同通信のようなメディアが、スペシャリストの学位持ち記者を雇って質の高い記事を配信する、という仕組みがあるといいかも。そのためには「質」の事後評価が新聞社にフィードバックされないといかんね。
2012-11-01 17:19:12科学報道にお金を払うのは、新聞購読者であって科学者ではない。そして購読者は別段「正確な科学報道」を求めてもいない。だから、専門性の高い記者を抱えるなど、いくら科学報道の正確さにコストをかけたとしても、新聞社には益がない。研究者は、懇切丁寧なプレスリリースで自衛するしかない。
2012-11-02 09:33:45この記事 http://t.co/nDVoU6j8 の記者さんをあんまり叩かないであげてほしい。研究者が国からいじめられることがこれからますます多くなると思うけど、そのときにかばってくれなくなるよ。味方減らしてどうすんの。
2012-11-02 21:06:04先日から科学記者さんが不憫でならない。一からでもちょっと勉強すれば自分の親でも最先端まで理解できるようになる、って程度の浅い学問をやってるわけじゃないでしょうに。
2012-11-04 07:13:47新聞記者は、情報をわかりやすい文章に加工して付加価値をつけるプロであって、お勉強のプロではない。商業的にはあまり価値がない科学記事に対して、研究者が求めるコストは高すぎやしないか。
2012-11-04 07:15:27海外の科学ジャーナリストは各自狭い分野では両方のプロだけど、彼らがスペシャリストとして食べていける理由のひとつは、英語圏ゆえにパイそのものが大きいから。日本で同じことをするのは難しいと思う。
2012-11-04 07:16:13科学報道を批判する研究者たちの意向に従うと、新聞社にとれる手段は「採算がとれないので科学欄をなくします」の一手だけになるのだが。マスコミを叩くのは気持ちいいことだろうけど、ちゃんと利得を考えようぜ。
2012-11-05 00:04:28@kusudamiho そうであれば一番と思いますが、新聞社が科学報道をするのは、科学振興や研究者のためではなく、購読者に満足してもらうためですからね…。購読者が望まない限り、状況は変わらないのではないでしょうか。
2012-11-05 00:27:03@kusudamiho 同意なのですが、その考え方ですと、市民に伝える義務があるのは研究者になりませんか。市民の代わりに記者にわかりやすく正確に伝えればよいというだけのことではないでしょうか。そのため記者の不勉強を非難するのはお門違いではないか、というのが僕の意見です。
2012-11-05 08:42:24@kusudamiho 記者にどの程度の下地を求めるか、という話ですね。ここまで深く細分化された科学の世界では、記事を書くたびに大量の知識が要求されることになりますが、それを下地として要求するか、インタビューで補填してやるか。僕は後者のウェイトがより大きくて当然と思うのです。
2012-11-05 16:37:24僕が科学記者の味方でありたいと思う最大の理由は、彼らが研究者と「科学に無関心な圧倒的多数の市民」をつなぐ数少ない窓口だから。ブログやツイッター、サイエンスカフェやらではまずそこまで届かない。記者の勉強不足を批判するより、わかりやすい説明技術を磨くほうが建設的と思う。
2012-11-05 18:49:48「科学に無関心な圧倒的多数の市民」にファンを増やさないと、このご時世、日本の基礎科学なんて政治家にコロッと殺されてしまうよ。記者の勉強不足を批判する研究者の姿を見てファンになってくれる市民なんているはずない。また事業仕分けを受けたら「いい気味だ」って思われるのがオチ。
2012-11-05 18:50:42科学部の新聞記者を念頭において科学記者という表現を使っていたのだけど、リプライやRT先ではそれが誤解を招いているような気がする。
2012-11-05 20:10:26"科学分野に理解の深い理系出身の人間を記者に雇えと言うが、科学専門の記事を書かせるために地方の支局に理系出身の記者を雇うのはコストパフォーマンスが悪すぎる。" むしブロ+ | http://t.co/UDOLePCC まるで自分が書いたかのような意見の一致。
2012-11-06 03:45:11"研究畑の人間が過剰に新聞社を叩きすぎると、彼らは面倒になってさじを投げてしまいかねない。需要の低い科学記事を書くのをやめたところで、彼にはあまり痛くないのだ。その時に一番困るのは一体誰なのかを、叩いている側は考えてみた方がいいだろう。" http://t.co/UDOLePCC
2012-11-06 03:45:19@MasakiHoso まったくだよ。とはいえ、購読者にわかりやすく伝えるという点には新聞記者もプライドを持っているので、叩かれたぐらいで記事を書かなくなることはないと思う。ただ、研究者一般に対する心象はあきらかに悪化するだろう。で、誰の得になるの、という話。
2012-11-06 03:48:39@o_o_0_0 だからこそ、研究者がわかりやすいプレスリリースを書き、専門知識のない記者にも丁寧に取材対応するべきだ、というのが僕の意見です。
2012-11-06 06:23:24むかし某新聞社から受けた電話取材。 記者「ヘビ…ですか…ヘビ…ですねぇ…ヘビ…。」 私「はい、ヘビですが。」 記者「ヘビ…。」 五段活用してんじゃないよ。電話の前にプレスリリースの文書はひと通り読んでおいてほしかったなあ。
2012-11-06 20:37:46某地方局のニュース番組取材では、レポーターさんが「進化」と「突然変異」の違いをわかってくれなくて困ったなあ。たいていの専門知識は説明すればわかってもらえる自信があったのだけど、もろくも崩れてしまった。
2012-11-06 21:26:55というわけで、記者さんたちを批判したい気持ちはそこそこあるのですが、批判してよくなるものではないことがわかっているので、しないわけです。研究者にできるのは、出会った記者さんに協力すること。それだけだと思うんだよ。
2012-11-06 21:41:17