11/6 日弁連シンポ「99%を貧困にする政治~生活保護基準引き下げで人々の暮らしは良くなるのか?~」まとめ
- Satoko_Tokutake
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やってきました、東京は星陵会館。18時から日弁連シンポ「99%を貧困にする政治~生活保護基準引き下げで人々の暮らしは良くなるのか?~」がまもなくはじまります。
2012-11-06 17:52:29ご覧になる方は、下記URLより資料をダウンロードし、御覧ください。 配布資料(2部) http://t.co/8s0kQqTK http://t.co/g7SAjV5w
2012-11-06 18:36:26いまは大阪市立大学法学研究科教授(社会保障法選考)の木下秀雄さんが「生活保護制度改革をめぐる動きと生活保護基準引き下げが市民生活に及ぼす影響」と題してお話しされています。 (live at http://t.co/Im0yucr4)
2012-11-06 18:25:30【日弁連シンポ】木下秀雄さん「生活保護改革をめぐる動きと生活保護基準引き下げが市民生活に及ぼす影響」 ①なぜ生活保護が攻撃されるか、②保護基準について、③基準引き下げが社会に与える影響について。
2012-11-06 18:10:27【日弁連シンポ】税と社会保障の一体改革で社会保障の重要性が議論されながら、生活保護が攻撃されている。経済成長や社会保障の伸び以上に生活保護が増えていることが問題とされている。生活保護は経済成長や社会保障の伸びの中でおさまるものではない。
2012-11-06 18:12:28【日弁連シンポ】経済政策や雇用政策、社会保障政策がうまくできていないから、生活保護になる。それが増加という形で目に見える。それが生活保護が大問題と評価することは、政策責任のなさを露呈している。
2012-11-06 18:13:24日弁連シンポ「99%が貧困になる政治」 ユースト中継されています。 (live at http://t.co/AgxLCJND)
2012-11-06 18:15:29【日弁連シンポ】生活保護を攻撃すると、社会保障全体を攻撃できる。ごく一部を攻撃するように見せかけ、社会保障を受けるのは当然の権利という考え方が攻撃されている。
2012-11-06 18:15:39【日弁連シンポ】さらに生活保護の攻撃は反論されない。反論されにくい者を攻撃している。いじめと同じである。反面、攻撃している人はある意味脳天気? 攻撃して何とかなると思っている。日本の社会の問題についてわかっていない。
2012-11-06 18:17:21【日弁連シンポ】60年代、高度経済成長の一方で家族のつながりもある、それは「田舎」の時代。家族が社会保障の受け止め手だった時代。今、ベビーブーム世代が十分な年金のないまま高齢期に突入しつつある。実家や家族が受け止めることのできない時代になっている。それは孤独死に現れている。
2012-11-06 18:19:05【日弁連シンポ】そのような重大な岐路に立っている。そこで生活保護を切って、日本の社会はうまくいくのか、危機感を持っている。生活保護利用者が可哀相という話ではなく、日本社会の行く先に希望が持てる社会になるか、弱い者いじめをして貧困を無いことにするのか。
2012-11-06 18:20:24【日弁連シンポ】今の生活保護への攻撃は特徴がある。これまで〈水際作戦〉があった。申請に来た人を違法に追い返すやり方。もう一つは、法律上の理屈を使って、追い返したり、指導指示するやり方〈硫黄島作戦〉。今回は、生活保護基準引き下げを公然とやる。現在起こっている危機を無いことにする。
2012-11-06 18:22:55【日弁連シンポ】ドイツの例を挙げる。2005年から新しい基準になった。議会で基準引き下げを決定した。しかし、これが違憲だという裁判所の判断になった。額自体の問題ではなく、決め方について透明性・客観性について立法者が証明できない、従って違憲という判断を連邦裁判所がした。
2012-11-06 18:24:49【日弁連シンポ】日本でも数年前から、老齢加算についての裁判が行われている。老齢加算廃止により、20%以上の引き下げになった。一部の高裁で違憲判断。なかなか日本では違憲判断が出ない。ドイツは立法府の判断を違憲と認定し、さらに一定の改善猶予期間を与えた。
2012-11-06 18:27:40【日弁連シンポ】ドイツでは、単身世帯下位20%の世帯、3人世帯の下位15%(数字が逆かも知れません。)を比較対象とした。さらに生活保護基準以下の収入の者は省くとなっている。日本は下位10%(第1十分位)を比較対象にしている。
2012-11-06 18:31:06【日弁連シンポ】それでもドイツでは違憲訴訟が提起された。生活保護基準以下の所得の者が紛れ込んでいる、消費の低い学生も含まれている、ということで連邦憲法裁判所に訴訟が回っている。さらにドイツは最低生活水準は賃金と連動させようという考え方をとっている。
2012-11-06 18:34:08【日弁連シンポ】ともあれ、ドイツの地方裁判所は、保護基準から隠れた貧困、低所得者を統計的処理により除外してあるべき最低生活基準を議論すべき、として連邦憲法裁判所に議論をうつした。
2012-11-06 18:35:35【日弁連シンポ】ドイツでは、2005→2010年で10%以上最低生活費が上がっている。日本では生活保護基準引き下げの議論になっている。その比較対象として、「他の人の生活水準が低い」となっている。確かに日本の生活水準自体は下がってきている。しかし、この比較には問題がある。
2012-11-06 18:39:04【日弁連シンポ】健康で分亜的な最低生活以下の生活をしている人が多くいることに、疑問を持たなければいけない。捕捉率の問題を問う必要がある。統計として、最低生活費以下の人が多数いれば、そういう人の実態を踏まえた上で、比較から外すべき。そうでないと、なんぼでも下がってしまう。
2012-11-06 18:40:30【日弁連シンポ】生活保護基準以下の世帯との比較をすれば、無限に最低生活費が下がる、そんな社会を望むのか。科学的手法であるのか。
2012-11-06 18:41:12【日弁連シンポ】保護基準引き下げの社会的意味に触れる。生活保護は少数者というレッテルが広がっている。水際作戦、硫黄島作戦により、合法違法に事実上最低生活保障としての機能が阻害されている。生活保護基準は公認された貧困ラインとして、様々な制度の基準になっている。
2012-11-06 18:42:33【日弁連シンポ】生活保護を受けていない人でも、国保の減額基準、就学援助の基準など、いろんな人に影響を及ぼす。とりわけ重要なのは地方税の非課税対象について生活保護基準を参照している。地方税の非課税基準も保育料などの算定基準にもなっている。
2012-11-06 18:44:14【日弁連シンポ】ある日から、生活上タガ変わらないのに、「あなたはもう困窮者じゃありません(だから課税対象だ、保育料の減額対象ではない、就学援助も使えない)」とレッテルだけが変わるということが広く起こる。自治体は収入が増えて良いと、歓迎している。
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