迫害された羽根っ娘が国家を築くまで
- lowen_lowe
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アサルトライフル持っただけでバランス崩して飛べなくなる羽根っ娘。厚着しただけで重くて飛べなくなる羽根っ娘。鹿を持ち去るパワーを持つ猛禽とか最初から寒冷地で過ごせる羽毛を持ったものたちを羨む羽根っ娘。しかし彼女の軽く小さく脆弱な柔肌には、力強い連中にない魅力がある。それゆえ猟師は…
2012-11-06 20:53:48そういえばぴよちゃんも羽根っ娘クラスタだった。 QT @piyocosakulada: @lowen_lowe ガタッ
2012-11-06 20:55:54@lowen_lowe 有翼っ娘の軍事的価値に目を付けた陸軍。だが小銃すら持って飛べない彼女たちは破片手榴弾と機関拳銃のみを装備し、糧食も3日分しか持たない空挺擲弾兵として奇襲効果のみに期待した挺身任務での初陣となった。
2012-11-06 20:57:21人間と羽根っ娘との間に出来た女の子(人間の血の方が強いので羽根はない)が「おかーさんのまねー!」と言いながら紙で作った羽根を両手に持ってパタパタやってるのって需要無いですか?無いですか・・・。
2012-11-06 21:14:09コンバットレスキューでヘリから飛び出して広範囲を捜索する任務を羽根っ娘に行わせる案も浮上したが、そもそもの羽根っ娘の帰還率が恐ろしく低かったため早期に打ち切られた
2012-11-06 21:01:24今日も人工孵化機からたくさんの羽根っ娘が生まれてくる。きびしい訓練を生き抜いて立派な兵士になるために…… 受精卵はどこから持ってきているのだろう?
2012-11-06 21:03:00@lowen_lowe 一個の知性ある生命として必死に生き抜いているのに淡々と軍事物資として消費されていく羽っこかわかわ……
2012-11-06 21:05:11愛玩奴隷として虐げられてきた羽根っ娘達が取った生存戦略。それは自らの美貌を逆手に取り、人間に媚びを売りその子供を成すことで、緩やかに人間との交配をすすめその種に浸透していくという、気の遠くなるような復讐だった
2012-11-06 21:22:17鳥民共和国にある僅かな平地を贅沢に使った空港に、一機の輸送機が降り立った。貨物室の扉が開くと中からは続々と羽根つきが降りてきた。彼らのほとんどがボロボロの衣服をまとい、手足や翼の欠けているものすら居た。一人の少女は凛とした表情で乗客を見守る兵士をみてボロボロと涙をこぼした。
2012-11-06 21:24:11鳥民共和国:羽根つき(羽根っ娘)の山岳国。他の種族の迫害から逃れたものが流れ着く「約束の地」でもある。他国との外交は殆どない。羽根を加工した工芸品や羽毛布団の輸出で外貨を得ている。
2012-11-06 21:31:06「お嬢さん、大丈夫ですか」下士官の一人が崩れ落ちた少女の肩を叩く。「うっ、えっぐ、うわああああ」少女は下士官に抱きつきくと大声で泣いた。こんな光景は空港では珍しくない。他の種族から迫害され、孤独と絶望の淵に沈んでいた自分たちを守ってくれる存在がいる。それがどんなに心強いことか。
2012-11-06 21:34:22