totinohanaさんのアニメ感想まとめ(『新世界より』)

主に個人的便宜のためのまとめ。
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橡の花 @totinohana

ちなみに『新世界より』第1話の録画は被っている番組が一切ないにも係わらず失敗してたんだぜ!?(何でだよ…/もういっそソフト待ちに…(泣

2012-10-05 15:55:17
橡の花 @totinohana

頼むからBSで『新世界より』放送してくんないかな、朝日さんは…(同じく自社CSで『ちはやふる』を放送した日テレさんが成功したとは、とても思えないし…

2012-10-10 03:13:59
橡の花 @totinohana

『新世界より』は、ジュブナイル・ファンタジーの皮を被りつつ、それが潜在的に(例えばアバンで示されているように)、彼ら「恐るべき子供たち(やがて来たる“僭主”たち)」の、選王の過程でもあるということを念頭に、画面上の力の流れ、配置を見ると面白いと思いますよ。

2012-10-13 05:25:52
橡の花 @totinohana

んっ?ジュブナイル・ファンタジーじゃなくてファンタジー・ジュブナイルか?

2012-10-13 05:29:01
橡の花 @totinohana

『新世界より』第4話にあっては、“血塗られた歴史”が「颶風」のように子供たちに吹き付ける。彼らは若さそのものである“しなやかさ”で抵抗する(集団景)、事実以上の何かを芯に据え。だが、その想像の風向きが轆轤のように整形したもの(「弱者」の主題系)は現実で死の狩り手を暗示する。(続

2012-10-20 05:03:19
橡の花 @totinohana

続)縒り集まる「弱さ」の柱の中には、おそらくあの感情が佇立している(風の主(相)は“すべて弱い”。それは例えば、某作のあの「剣の龍」である)。育まれる、理不尽に対する正当な感情が。>新世界より4話

2012-10-20 05:14:46
橡の花 @totinohana

『新世界より』5話。自ら炸裂弾のように進化してしまった風船犬の殺意が結晶したような螺旋状の刃物は、囚われの二人の慰みに投影される。牢獄があの肉を掻くだろう刺(とげ)、妖しい金属の輝きが白く浮かぶ肌の色、螺旋の中心に性衝動をおいて―「動物じゃない」と漏らす早季の脳裏には(続

2012-10-27 10:51:45
橡の花 @totinohana

続)当然このような疑問が浮かぶはずである。「では私は、どういうものへ成長する生物であるのか?」。彼らの肉体を掻く螺旋が、やがて世界を掻くであろうことを、だから大人たちは…ということを、彼女は気づく。吹いたばかりの芽(刺)にあまりにも苛烈な流れの中で。>新世界より5話

2012-10-27 10:57:18
橡の花 @totinohana

暈した影を金属肌(質量)、二号影を刃物の輪郭(形相)みたいに考えると面白いかもですよ。前者については淡い衝動の中心点を浮かばせたりもする。>新世界より5話

2012-10-31 03:40:32
橡の花 @totinohana

5話の作画については批判が多いそうだけど、羽山さんたちの画風というより「成(性)長段階のイメージ相」として、言い方は悪いが“崩れている”と考えたほうが有益な見方だと思いますよ。いま正に眠りの中にいるように、背が骨が肉が伸びているのだと。ショット繋ぎの多さから見ても、たぶん意図的。

2012-10-31 03:49:06
橡の花 @totinohana

あと背景世界(フレーム)が基本閉塞的でしょう?蓋がされたように、ソコにいる生き物の身体を伸ばす構造物のように。

2012-10-31 03:52:16
橡の花 @totinohana

5話の内容からすると、「アレは全部幻(イマージュ)なんだ」と考えても何ら物語的に破綻しないと思うんだが。>新世界より

2012-10-31 04:20:43
橡の花 @totinohana

ああっ、もちろんトリップってことですよ。

2012-10-31 04:22:28
橡の花 @totinohana

「象徴」というのは両義的なものでありそう読み取られねばならないが、例えば『中二病でも恋がしたい!』にあって、彼らの象徴の意味体系(あの妄想AC等)に、“現実で相当するものは何か”?という問題系の上にあの元(?)中二病の少年をおかねばならない、そう画面を見なければならないとか何とか

2012-10-31 04:34:24
橡の花 @totinohana

『新世界より』6話。からくも命を拾った地下空間は神前である。プリズム、あるいはプラネタリウムのような占星術的半球が模された中、啓示(光)は早季の影をとおし(御使いの)形を得(イメージショットと回想を参照)、覚はマントラを取戻す。だがそのReasonは、深淵のプリズムから伸びている

2012-11-03 04:21:47
橡の花 @totinohana

@sagara1 「月夜の晩」ですからね。あまり調べないのですが、世間ではどういう評判でした?山内さん。

2012-11-05 01:52:24
橡の花 @totinohana

@sagara1 まあ「よく見る(評価の)風景」かな、哀しいけれど。他だと今年山内さんは『ちはやふる』に絵コンテで参加されていて、あの回は本当に素晴らしかった。所謂山内演出はまともに分析されていないというのが、私の所感です。

2012-11-05 03:15:22
橡の花 @totinohana

あそこで書いた「幻(イマージュ)」というのは、ベルクソン的な意味でのソレ。つまり「決定的だった」というより事態が促される謎の力が、今にしてもそう思うしかない(どうすべきだったといえない=観察によって“リニアな”解式にならない)謎、「流れ」を見せるのが目的だったのだと思う。

2012-11-05 14:41:21
橡の花 @totinohana

そうね、覚醒と眠りを繰り返すような。

2012-11-05 14:46:06
橡の花 @totinohana

まあ簡単にいうと「あれはどういうことだったのか」という時間。

2012-11-05 14:57:24
橡の花 @totinohana

@str017 アニメータの新井さんのTLで放送後いろいろな内容のリツイートが見られたのですが、中にはありましたよ、そういうの。

2012-11-05 15:06:13
橡の花 @totinohana

@str017 あれは成長期の肉体の幻想のような話なんで、あれでいいと思いますけどね。本作は後日譚なので、「その夜だけは、私たちは大人のようだった」みたいな(不定形の大人像ですね、要は。好き嫌いや道徳性とは別の力が働く)。6話を見ると大体納得してもらえると思うんですけど。

2012-11-05 15:15:02
橡の花 @totinohana

本当は、あのとき「猿」で何がいけなかったか?ともいえるはずなんだけどね。「語られた歴史(イメージ)」が塗りつぶした一つの可能性。そういう混濁しつつ流れる時間。

2012-11-05 15:17:53
橡の花 @totinohana

本当なら、あの槍だけでやり過ごせる時間のほうが良かったのだろう けれど、結局呪力が取り戻されてしまう。そのおかげで窮地を脱せたわけだけど、わけだけど―というね、そういう性質の。

2012-11-05 15:28:09
橡の花 @totinohana

『新世界より』第6話で覚のマントラを早季が知っていたことは、“あのときまではサスペンスの対象じゃなかった”んですよ。あの啓示を得るまでは自分達で取り戻せるものではなかったから。そして取り戻したことで、「知っていたこと」すなわち「与えたこと」のサスペンスが始まる。

2012-11-07 04:31:53
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