漫画編集者に言われて最も不快なこと

高本ヨネコ @yoneko_takamoto

別マガ最新号が届きました！惡の華の表紙が素敵です！TVアニメ化うれしいなぁ！楽しみだなー！

高本ヨネコ @yoneko_takamoto

自分の大好きな作品がたくさん売れて、メディア化するのって、いちファンとして嬉しいだけじゃなく、漫画家としてもすごくすごく勇気がもらえます。

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これはもしかしたら自分だけ、なのかもしれないですけど。漫画編集者に言われることで、最も嫌で、胸糞が悪く、心が潰され、創作意欲が減退し、心底不快なことは『自分の大好きな作品を馬鹿にされること』です。

高本ヨネコ @yoneko_takamoto

自分の大好きな作品は、単に好きというだけでなく、憧れで、尊敬の的で、なにより自分自身の創作活動のお手本です。それをディスられるのって本当に辛くて、自分が漫画を描いている意味さえ揺らがされる最低最悪の仕打ちだと思うんです。

高本ヨネコ @yoneko_takamoto

あたかも『お前はそんなマイナー漫画ばかり読んでるから、描く漫画もクソなんだ』的論調で大好きな漫画を編集者に批判されることほど不愉快でおぞましいことはないです。

高本ヨネコ @yoneko_takamoto

恋忍時代の旧担当編集者は、惡の華が嫌いでした。今だから話せますが、恋忍の中で惡の華のパロディをしたのは、彼に惡の華をディスられたのがキッカケでした。

高本ヨネコ @yoneko_takamoto

パロディは編集部的には苦々しく受け止められたようですが（そもそもギャグ作家が安易にパロに手を染めることの是非もありますし）、幸い押見先生には喜んで頂けて

高本ヨネコ @yoneko_takamoto

お返しに惡の華の中で、恋忍のキャラを出してもらえたりして、天にも昇る気持ちで嬉しかったのを覚えています。

高本ヨネコ @yoneko_takamoto

その後、惡の華の単行本がたくさん売れていって、自分がどんなに嬉しかったか！ どんなに誇らしかったか。大好きな作品が売れることで、自分の漫画観を認められたような 旧担当編集の見る目のなさを証明してもらえたような気がしてなにより嬉しかったです。

高本ヨネコ @yoneko_takamoto

その後、その旧担当編集はいなくなり、新しく自分についてくれた担当さんは押見先生と同じ編集者さんで、とても良い方で、押見先生のお宅に直接勉強に伺わせていただけるレアな機会などもいただけ、そして今、TVアニメ化ですよ。。

高本ヨネコ @yoneko_takamoto

ほんと嬉しくて嬉しくてしょうがないです。自分の漫画を描く上でも、こんなに勇気をもらえるような胸のすくような出来事はありません。（おわり）