ちっぱい先生が語る派遣議員制度

ちっぱい先生がフランス第一共和制の派遣議員制度について語ります.
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じこぼう @kinkuma0327

無罪が確定しているにもかかわらず、検察関係者が「やっているかもしれない」と言い続ければ、冤罪被害者の名誉は永遠に回復されない。これは重大な人権侵害ですよ。/「冤罪」と認めず=直接謝罪も否定―再審無罪に東京高検(時事通信) - Y!ニュース http://t.co/dPw9gRRE

2012-11-08 08:18:25
ぱなすまきあ @panasmakhia

「官僚機構(軍を含む)が正しく機能していない際どうするか?」 近代民主共和制の雛形である仏第一共和制が採ったのが、「人民の信託を受けた議員を直接送り込んで内部指導する」という、「派遣議員制」だった。民主主義の本道として、これは確かに正しい。そしてどうなったか?「恐怖政治」になった

2012-11-08 12:19:38
ぱなすまきあ @panasmakhia

主として、各方面軍に派遣された派遣議員は、事実上「無制限の裁量権」を持っていた(軍への作戦提案を、将軍は拒否出来たが、派遣議員には「告発権」が有るので事実上優越した)。 問題だったのは、派遣議員が「目立った手柄を欲した」事と、就中「財産没収の権限」が有った事だった

2012-11-08 12:28:30
ぱなすまきあ @panasmakhia

日本の学校で習うイメージは偏り過ぎであり、1793年の段階で革命政府が掌握していたのは「パリ周辺だけ」であり、一時は「パリ以外の全県」が国王を処刑したパリの過激な革命政府に叛旗を翻していた。結果、パリ政府は体外戦争のみならず、国内鎮圧に多くの力を割く必要が有った

2012-11-08 12:31:55
ぱなすまきあ @panasmakhia

そして、「反革命容疑で処刑された者の財産」は国庫に接収されたのであるが、容易に予想出来る通り、少なくない額が国庫への途中で派遣議員の懐へ消えたワケで、派遣議員としては「殺せば殺す程、懐が潤った」。また、国民公会へも「より大きな陰謀を粉砕した」と報告出来たワケである

2012-11-08 12:38:19
ぱなすまきあ @panasmakhia

派遣議員制の話に戻すと、結局「官僚機構の監視兼指導」としての派遣議員制は、「多数の現場独裁官を生む」という結果に到る。ここにおいて公安委員会は、「派遣議員の行動を監視」する、「公安委員会代理」という制度まで作る事態に陥った。「官僚機構を監視する人間の監視」が必要になったのだ

2012-11-08 12:52:43
ぱなすまきあ @panasmakhia

【結論】この様に、官僚機構の機能不全に際しては、これの監査を行うべきであるが、その監査制度自体も、慎重に配する必要が有る。仏第一共和制の話はかなり極端な例だが、「正常化・正義」を為すべき物が、「余計事態の収拾が着かなくする」事は可能性として十分に有る事を立証している

2012-11-08 12:56:48