【テドイア】黒の教会

大崎巧実 @mboxtw

そして最後。テドイア。ＢＧＭはこれもサンホラの壊れたマリオネット。サンホラだからこれも悲恋だよ！！！無理だよ！サンホラＢＧＭでハッピーエンドなんて作れないよ！！！絶対バッドエンドになるんだよ！！！！

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で。その話の舞台はとある教会。そこの神父様は人徳者だと評判で、身寄りのない子供を集めて育てていた。これが何故か女の子ばっかりだったりするんだけど、街の人達は子供達を献身的に世話をする神父様に絶大な信頼をしていて全く気付かない。

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イアも産まれた頃に両親を失い、その教会にお世話になっている子供の一人。優しい神父様が大好きで、自分からも積極的に教会のお手伝いをしたり、神様の話を熱心に聞いたりする、イイコだった。そんなある日、彼女はふとある事に気が付くんですね。

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教会に世話になっている娘達が、時折いなくなっていく。仲の良かったお姉さんも、いつの間にかいなくなっていて、何処に行ったのかと神父様に尋ねると、良い家に貰われていったんだよ、って教えてくれる。そしてイアはずっとそれを信じてた。けれど、実は違ったのです。

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教会には聖なる場所だから、と神父様に立ち入りを禁じられた場所があった。そしてイアは神父様が孤児をつれてそこに入っていくのを見てしまう。幼かったイアは、神父様を見かけたのが嬉しくて、そこが立ち入り禁止の場所だと気付かずにそこにはいってしまうのです。

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そうして、追いかけたその場所でイアが見たのは。祭壇に掲げられ、神父の手によって十字架を突き刺される孤児の姿。それを見たイアは吃驚して叫び声を上げて、神父様に見つかってしまうんですね。でも、怖くて一目散にその場所から逃げてしまう。

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見られた神父様は焦ってイアを追いかける。パニックになったイアは兎に角滅茶苦茶に走って、袋小路に迷い込んでしまう。その時にあるのは、頑丈に鎖がかけられた扉。赤い血が点々と付いているけれど、パニックになったイアには気付かない。そしてその中に入ってしまうんです。

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そうして、真っ暗闇の中。泣きながら歩いていくと、その先に人がいるのに気が付く。壁に貼り付けられたテッドさんとイアはそこで出会うわけです。身体は鎖でぐるぐる巻き。動けないように楔も打ち込まれていて。誰かがいたと喜んでイアはテッドさんに寄っていくんです。

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その時、眠っていたテッドさんが目を覚ますんですね。でも縛られているからそこから動けない。寝起きでちょっとぼんやりした様子で、小さなイアを見つけるんです。そして、幼いイアは何も知らずにテッドさんと契約を交わしてしまうんです。

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外が怖い、神父が怖い、と泣いたイアに、これがあれば怖くないから、と彼女の首に印を付けるんですね。これを見せれば神父はイアに危害を加える事はないと。そうして、イアは部屋を出て、恐る恐る神父の元へ。自分も酷い事されるって思ってたけど変わらず神父は優しかったのです。

大崎巧実 @mboxtw

実を言うとこの教会は神様を信仰していない。信仰しているふりをしてるだけ。神父だと子供を集めていても怪しまれないから。そして、神父は教会の奥にテッドさんが眠っている事を知ってる。というか、テッドがいると知ってるからこの教会にやってきたのです。

大崎巧実 @mboxtw

テッドさんは古に伝えられた魔獣で、危険な生き物だからと遠い昔にこの場所に封印されていた。神父は魔獣を自分の物にしたくて、神父のふりしてその教会にやってきたのです。テッドの封印を解く為に孤児を生け贄として殺し続けながら。いなくなった子供は全員神父に殺されてる。

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孤児を殺していた所をイアに見られ、口封じに殺してしまおうと思ったけれどイアが入った所は封印された部屋。そして、出てきたイアの首にはテッドが『餌』の目印に付けると言われている『印』が刻まれている。テッド復活を悟った神父はイアを大事にし始めるのです。

大崎巧実 @mboxtw

イアは何も知らず、元の優しい神父に戻ったと知り、テッドを『神様』だと信じ込む。そして神父の薦めもあって、テッドさんの封印された部屋に通うようになるのです。テッドさんは子供を餌にはしないので、イアが食べ頃になるまで待ってるだけなんですが（笑）

大崎巧実 @mboxtw

そうして、何度もテッドの所に通う内にイアは惹かれていくんですね。どうしたらテッドさんを自由に出来るだろう？って思うんです。それを訪ねれば、あと５年後だな、って良くわからない答えが返ってくるだけなんですが（笑）イアが大人になった時。そう、テッドさんは言うんです。

大崎巧実 @mboxtw

そうして、テッドさんが指定した年齢になった時。テッドさんはイアに言うんですね。お前の身体を寄越せば、自由になれる、って。なんとかして封印を解きたかったイアはその意味を理解出来ないまま、頷いちゃうんです。そうして、テッドさんの封印は破られてしまう。

大崎巧実 @mboxtw

お約束的なものだけれど、イアたんの処女を食らったテッドさんは膨大な魔力を取り戻し、あっという間に元に戻ってしまうんですね。そして復活を知った神父は自分の計画を進め始める。つまり、テッドさんを使って戦争がしたかったのです。力を手に入れ、向かう所敵はないと。

大崎巧実 @mboxtw

テッドさんの餌は女の子。具体時に言えば女の子とえっちな事する事で精気を吸い取り、魔力へと変える。心が真っ白な女の子の身体はとてもとても甘くて、テッドさん大好物なのです。だから綺麗なイアたんの身体は本当に甘くて、すぐお気に入りになってしまうんですね。

大崎巧実 @mboxtw

で。イアたんは神父に連れられ、町の人の悲惨な状態を突きつける。可哀想な人達を助けてあげられるのは『神様』だけだよ、と唆すんですね。テッドさん、イアの言う事しか聞かないから。だから唆されたイアはテッドさんに神父が言うように戦ってこいと言ってしまうんです。

大崎巧実 @mboxtw

イアはそれによって人が救える、と信じてる。けれど神父が命じた事は隣国を滅ぼす事。人間に致して情も何もないテッドさんは、言われるまま滅ぼしてしまうんです。イアはテッドが虐殺をしているなんて事に全く気付かなかった。けれどある時、それを知ってしまうんですね。

大崎巧実 @mboxtw

自分が迂闊に言ってしまった所為で、沢山の人が死んだ、と酷くイアは悲しむんです。それをテッドさんは物凄く嫌がる。悲しみ、憎しみ、怒り、そんな感情は身体を苦くしてしまう。折角の甘くて美味しい身体が不味くなってしまう。だからイアに泣かれるとテッドは困るわけです。

大崎巧実 @mboxtw

魔獣であるテッドさんには権力とかには興味がない。獣なので美味しい餌さえ食べられるのならば何処にだって行くし、何だってするのです。善悪のない魔獣はそれが危険だから封印されたわけですが。だからイアの身体が不味くなるのが嫌で、もう殺さないって約束しちゃうんですね。

大崎巧実 @mboxtw

テッドさんはイアを抱ければそれでいい。人が死のうが生きようが興味はないのです。で、困るのが神父の方。テッドはイアにしか興味がなく、イアは人殺しは嫌だと拒絶する。自分の欲求は果たされないのです。そしてイアが邪魔になってくる。

大崎巧実 @mboxtw

餌さえ与えれば言う事を聞くのが魔獣の特性なので、神父はあちこちから女の子を集めてくるんですね。好きなだけ女を与えれば、テッドは言う事を聞く。だからその女達を使ってテッドを操ろうとしたのです。けれど、テッドさんはあっさりそれを拒否してしまう。不味そうだからと。

大崎巧実 @mboxtw

無理矢理連れてこられた女達は負の感情を持ってる。金に釣られた女は欲望を抱えてる。それは身体を不味くする要因だから、確実にイアより美味しくないわけです。だからテッドさんはそんな不味い者食べたくない、イアがいいって聞かないんですね。