- KutaroMichikusa
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121107規制委員会・島崎委員ぶら下がり会見録画 http://t.co/MqdTfjB6 IWJ、聞くに堪えない音声・・・。
2012-11-08 04:36:54「学術論争」段階なのかそれ以前の「事実調査不十分」の段階なのかがよく分からない。同じ「灰色」でも意味が違ってくる。規制委が政治判断ではなく科学判断を使命とする機関なら事実調査不十分で結論を出せない可能性はありえる。その間に原発を止めるかどうかは政治判断。
2012-11-08 04:50:17「データさえあれば、みんなが『そうだ』という結論が出るはず」との見通しが確かなものならその方向で結論を出すことは良いことだと思う。灰色ではなく黒と認定することの意味は小さくない。
2012-11-08 06:35:10黒認定に至ることによってのみ関電の調査は粉砕される。今回の方法が他の原発地盤の評価方法を左右すると考えれば、その効果は期待できる。
2012-11-08 06:35:26渡辺教授の批判
大飯活断層問題での渡辺満久教授の談話「我々に求められているのは、徹底的に学術的にこれが一体何であるかということではなくて、今まさに動いている原子力発電所をこのまま動かしていいのかどうかという判断だ」http://t.co/awiD3KFJ
2012-11-09 04:40:01渡辺教授は「はっきり言えば、白なのか白以外なのかということが僕らに求められている」「グレーに濃淡はない。グレーはグレー(だから止めろ)」とも主張している。
2012-11-09 04:40:43渡辺教授は福一の事故を「確率論的リスク評価の失敗」と見ており、それは(少なくとも原発については)清算すべきと考えているようだ。99%安全でも1%の疑念があれば原発は停止するべき、学者の責任はその1%を指摘して停止を要求することにあると考えているようにみえる。
2012-11-09 04:41:32渡辺教授の態度への疑問
まず引っ掛かるのは、氏が学者としての固有の課題を限定的に捉える一方で、原発稼働の是非という政治的判断には踏み込んでいること。個人としての態度や考え方としては有り得るが、調査機関の一員を委嘱された者の態度として妥当かどうかは別であろう。
2012-11-09 04:42:45原発稼働ありきで学術が政治に従属したのが原子力ムラの弊害の一つであった。その反省から学術と政治の独立が目指された(クリアーされたとは言えないにしても)と理解している私には、こうした機関で学者が政治判断に傾斜することには抵抗がある。
2012-11-09 04:43:55これまでは悪い学者の悪い政治判断だったから不可、今回は善い学者の善い政治判断なので可、という危うい考え方に与することはできない。ムラ学者の政治従属が「国策貢献」という善意でなかったとは言えない。
2012-11-09 04:44:30学術的評価と政治判断はそれぞれ別個の能力と明確な責任においてきっちりと成されるべきこと。それがムラの土壌を断ち、責任と信頼を取り戻すためには必要な一線であろう。
2012-11-09 04:46:56関連してもう一つ。渡辺氏のグレー論がはらむ問題。どの段階でグレーの判断が正当化されうるかという問題。誰かが疑念を差し挟んだ時点でグレーなのか? 学術的調査によっても白と決められないからグレーなのか?
2012-11-09 04:48:11そもそも、活断層問題は調査が始まる前からすでにグレーであり、グレーだから調査が始まったわけだ。当然、開始された調査にはある水準での認識への到達が期待されていたはずだ。
2012-11-09 04:49:21島崎氏はまだそこに到達していないという判断なのだろう。島崎氏の判断の妥当性は学術レベルでなされるべきだが、渡辺氏の「学術判断より政治判断」という気負いがそれを困難にしているように見える。
2012-11-09 04:49:38今回の展開から「島崎氏はかつてのムラ学者の側に移行し、渡辺氏がかつての島崎氏の立場を演じている」という見方があるが、私にはそうは思えない。むしろ逆にも見える。島崎氏の語りが少ないため断じることはできないが、単純な図式ではないと感じる。
2012-11-09 05:05:25稼働/停止にあえて中立を維持する立場もある
活断層問題続き。島崎氏は規制委員会の「委員長代理」という立場だ。なぜ代理なのかよく分からないが、代理であれば委員長に準じる権限を持つとみなしてよい。ならば、島崎氏は原発の稼働停止を政府や事業者に要請できる立場にあるはずだ。
2012-11-09 09:23:02にも関わらず島崎氏はその判断から身を遠ざけている。権限を持ちながらそれを行使しないことで、あたかも氏が原発推進側に立っているかのような印象を与える。しかし、それは調査と評価の公正さを担保するための「禁欲」との見方も可能なのだ。
2012-11-09 09:23:23活断層調査に政治的要素が持ち込まれることを忌避し、学術調査の公正さと信頼を確保するためには政治判断において中立でなければならない。発足間もない委員会の活動態度は、以後の学術調査や評価活動の方向性にも影響を与える「前例」となる。
2012-11-09 09:23:45島崎氏が調査完了を待たずに政治判断から原発停止要請を発することは可能かもしれない。活断層灰色認定=停止要請は当座の利益には違いないと私は考えるが、その決着はそのまま「委員会活動自体の灰色」としても残される。ゴリゴリの原発推進派が島崎氏と交代した時にその手を縛ることができない。
2012-11-09 09:24:16以上、私の「読み」は島崎氏の態度に擁護的であるが、それは氏をムラ学者と裁断する性急な議論への対抗である。氏が私の「読み」通りの人物であった場合、氏がムラ学者としてバッシングされ離任に追い込まれることは損失である。私の「読み」が外れていれば私が恥をかくだけで済む。
2012-11-09 09:24:42