芦田先生 @jai_an 講演『学歴社会と学生が就職することの意味について』 in 九州国際大学

RT ‏@jai_an 九州国際大学の全学部の学生と法学部3年生の諸君に、就職キャリア講演(8月に行った全学FD研修の続編)。タイトルは、学歴社会と学生が就職することの意味について ― 「就職活動開始の学生諸君に贈る ― 就職活動への檄20箇条」補論。 http://ow.ly/fiEin
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志村俊朗 @toshiro

RT @jai_an http://t.co/cmmQ7272 ちょっと逆光でよく見えないが、これが九州国際大学。 #ashida1116

2012-11-16 14:08:26
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志村俊朗 @toshiro

RT @jai_an これが今日講演を行う500人ホール。 http://t.co/dHbgOJfo #ashida1116

2012-11-16 14:08:53
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志村俊朗 @toshiro

RT @jai_an http://t.co/aVfshPOs コレを書き込ませて、後半の質疑応答に使うらしい。 #ashida1116

2012-11-16 14:19:26
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志村俊朗 @toshiro

本日の九州国際大学の全学部の学生と法学部3年生に向けた芦田先生の就職キャリア講演のハッシュタグは、 #ashida1116 です。

2012-11-16 13:18:53
山本 啓一 @kyamamoto

今日の芦田先生の講演をツダリます。会場到着されました。#ashida1116

2012-11-16 14:42:29
山本 啓一 @kyamamoto

普段は4〜5時間やるので、今日は短いのでちょっと早口になるかも。あと、今日は就活のノウハウとかは全然話をしない。「学生とはどういうものなのか」をきちんとわかれば就活は怖くない。 #ashida1116

2012-11-16 14:51:53
山本 啓一 @kyamamoto

福沢諭吉の「学問のすすめ」の冒頭から始まりました。「学歴社会」とは「身分社会」の反対概念。勉強ができるできないを、社会を再構成する原理にしようということ。近代社会は学歴社会。自由・平等はメリトクラシーによって成り立っている。メリトクラシーとは「努力主義」 #ashida1116

2012-11-16 14:57:19
山本 啓一 @kyamamoto

主要5科目の意味とは、いい先生に出会えばなんとかなる科目のこと。本人がどれくらい努力したかに関わる。本人の資質や家庭環境、地域環境は相対的に影響力が低い。体育、音楽、美術は努力でどうにもならない面がある。天賦の才能が必要。 #ashida1116

2012-11-16 15:00:53
山本 啓一 @kyamamoto

マークシート試験とは、家庭環境などを覆い隠す試験。その反対概念は、面接やレポートで人を選ぶとは、日常の振る舞いとか長い時間で獲得された根性が問われる。 #ashida1116

2012-11-16 15:02:28
山本 啓一 @kyamamoto

面接試験とはその人の家族を見ること。東京の名門私立学校群は反メリトクラシー。「点数だけで人を判断してはいけない」というが、点数だけで判断するから自分の身分を隠せる。 #ashida1116

2012-11-16 15:05:21
山本 啓一 @kyamamoto

フィッシュキンのトリレンマの話。実力主義、平等主義、家族の自律性の3つを同時に成立させられない。家族の自律性を全面化(子どもは親のもの)させると子どもは親の階級を脱することはできない。「子どもは社会のもの」という立場にたつと教育は親から引き剥がすことになる #ashida1116

2012-11-16 15:08:41
山本 啓一 @kyamamoto

就職の時に、いったい自分はどちらに傾斜する人物なのかということが問われる。 #ashida1116

2012-11-16 15:10:17
山本 啓一 @kyamamoto

社会的評価と家族の評価は相反する場合がある。家族の評価は試験の点数、金を稼ぐといった観点とは別物。社会的秩序や偏差値を越えたところで自分を見ているのが家族。親子愛とは反社会的なもの。犯罪者であってもかけがえのない存在でありうる。これは革命の原理になり得る。 #ashida1116

2012-11-16 15:13:00
山本 啓一 @kyamamoto

学校という場所はメリトクラシーによって成り立っている。親がどのような人物であっても教員が第2の親になる。勉強して良い点数をとれば、その子の社会的背景がどんなものであってもきちんと評価してやらなくてはいけない。教室ほど自由な場所はない。 #ashida1116

2012-11-16 15:16:15
山本 啓一 @kyamamoto

校門の外は社会的ノイズが入り込んでいるが、校門の中はそうしたノイズを消して人類の文化的遺産を享受できる場所。校門から校舎までのアプローチはいわば「お清め」の場所。大学の空間も反社会的な性質がある。 #ashida1116

2012-11-16 15:17:57
山本 啓一 @kyamamoto

学校教育とは若い子を預かる教育。10年後20年後にリーダーとなって活躍しなければいけない人材を育成する場所。次世代の人材育成の場所。現在の社会的ニーズを反映してはいけない。社会にでる前に人類が獲得してきた遺産を学ぶから、40代・50代になって仕事が出来る。 #ashida1116

2012-11-16 15:19:40
山本 啓一 @kyamamoto

学校教育の反社会性が社会を変え、新しいものを生み出すことになる。学校教育は社会的な今の階層をシャッフルするためのもの。 #ashida1116

2012-11-16 15:21:01
山本 啓一 @kyamamoto

メリトクラシーの立場にたてば、点数ほど人間的なものはない。近代社会の立場にたてば、点数で人を評価することが大事。日本の点数主義(一日の受験で人生が決まる)は、人生を変える契機となる。評価期間が短いほどそうなる。twitterなんかもそう。下克上が起きる。 #ashida1116

2012-11-16 15:25:33
山本 啓一 @kyamamoto

twitterの話になりました(笑)twitterとは一日受験体制と同じ。過去を問わない。アメリカの大学は様々な判断をしながらトータルな評価をする。 #ashida1116

2012-11-16 15:27:39
山本 啓一 @kyamamoto

偏差値は連続的、相対的な上下関係。偏差値は身分を意味しない。ヨーロッパの大学は違う。D.H.ロレンスは貧乏な階級から大学進学したが両方の階層からいじめられた。【まとめ】学校教育と点数試験は近代的な自由の原理。 #ashida1116

2012-11-16 15:30:22
山本 啓一 @kyamamoto

苅谷剛彦は、母親の学歴の再生産が強いことを指摘している。もちろんそういうことはあるが、日本は学校教育と点数試験は日本の近代社会の原理となっている。 #ashida1116

2012-11-16 15:31:43
山本 啓一 @kyamamoto

就職の話に移りました。現在、高卒求人数が激減している。1992年は高卒求人数が167万件あったが2010年には19万件に縮小。高卒で社会にでる場所がないから今大学に来ている。高卒を収容する社会システムが存在しない。潜在的失業人口のプールが大学。 #ashida1116

2012-11-16 15:34:23
山本 啓一 @kyamamoto

高校で勉強せず就職できなかった人間が、大学で勉強しなければ就職できるわけがない。 #ashida1116

2012-11-16 15:35:08
山本 啓一 @kyamamoto

高卒求人数が減少した理由は、①製造業の減少、低位スキル職の海外移転による国内労働市場の縮小 ②労働者派遣事業方の改正による非正規雇用の拡大 ③IT化によって単純労働が縮小 ④一流大学生の天下り #ashida1116

2012-11-16 15:38:56
山本 啓一 @kyamamoto

高卒求人数が減少した理由その2 ⑤アジアの一流大学の学生採用枠が拡大 ⑥仕事は自己表現の手段という考え方、意欲・個性重視(←新卒学生に個性を発揮できる仕事を与えるわけがない)⑦教員サポーター論の登場による教育と進路指導の衰退 #ashida1116

2012-11-16 15:45:12