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2012年11月18日

「ウェザリング効果」と「プルーム」

地球科学の専門用語を使うときは、地球科学のしきたりを守ってほしい。 ▼言い換え案 ・ウェザリング効果 → 浸食効果 ・プルーム → 放射能霧
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5月9日

早川由紀夫 @HayakawaYukio

「さらに風雨などの自然要因による減衰(※ウェザリング効果)で,これよりはやく空間放射線量率が減少すると考えられています。※ウェザリング効果・・・放射性物質が流れ出したり飛んでいったり雨・風などによる出入りの影響をいいます。」土浦市文書 http://t.co/oRynftrK

2012-05-09 13:05:00
早川由紀夫 @HayakawaYukio

ウェザリングと、わざわざわけわからないカタカナ言葉を使ってる時点でまったくよろしくない。態度が悪い。風化というわかりやすい日本語がある。そのうえ致命的なのは、風化weatheringでは放射能はへらない。移動して減るプロセスは浸食という。こういう基本ができてないのがなさけない。

2012-05-09 13:08:26

10月3日

早川由紀夫 @HayakawaYukio

興味深く拝見しました。「ウェザリング効果によって、将来の空間線量率はさらに減少することが見込まれる」とはどういう意味ですか?Weatheringはふつう風化と訳されます。その場で風化して線量率が減少す.. http://t.co/8lwbhxu6

2012-10-03 08:23:13
早川由紀夫 @HayakawaYukio

そのような意味合いでのウェザリング効果という表現を他でも見たことがあります。原子力業界では普通の言い方なのかもしれませんが、地質学地形学専門用語の誤用です。学際的には通じません。 http://t.co/muwlJt8n

2012-10-03 10:04:00
早川由紀夫 @HayakawaYukio

(放射性プルームという語もそうだね。気象学であれを表現するベストの用語は雲でしょう。すくなくともプルームではない。プルームには特別の意味がある。サーマルに対峙。) http://t.co/el2lvWlv

2012-10-03 10:06:14
早川由紀夫 @HayakawaYukio

なお、浸食運搬がない場所での減衰状況を私自身でいくつか測定してます。参考までにお知らせします。http://t.co/2LyHP8paおおむ.. http://t.co/TYU2aBcv

2012-10-03 10:11:15
早川由紀夫 @HayakawaYukio

それをツイッターでウェザリング効果と呼ぶのをやめてもらえませんか。地質学者からの強い要望です。RT @hyd3nekosuki: ウェザリング効果による空間線量率の減少分を評価すると

2012-10-03 10:56:25
早川由紀夫 @HayakawaYukio

おとといの「コケと地衣類は同じ」は論外だが、ウェザリングだとかプルームだとか、こういう言葉で当該現象を表現してもなんともおもわない感性の鈍さが致命的だ。学際的・総合的な学術が育つ土壌はこの国にないとみられる。

2012-10-03 11:13:22
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

宜しければ「雨や風等の自然要因による放射性核種数密度の減少効果」を、地質学に則るとどういった日本語で表現するのが適切なのか、ご教示頂けますと幸甚です RT @HayakawaYukio それをツイッターでウェザリング効果と呼ぶのをやめてもらえませんか。地質学者からの強い要望です。

2012-10-03 11:21:42
早川由紀夫 @HayakawaYukio

ひとことで言いたいなら浸食です。運搬の語を加えてもよい。RT @hyd3nekosuki: 宜しければ「雨や風等の自然要因による放射性核種数密度の減少効果」を、地質学に則るとどういった日本語で表現するのが適切なのか、ご教示頂けますと幸甚です

2012-10-03 11:24:28
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

ご回答誠に有難うございました。今後、表現に留意致します。 RT @HayakawaYukio ひとことで言いたいなら浸食です。運搬の語を加えてもよい。RT @私: 「雨や風等の自然要因による放射性核種数密度の減少効果」を、地質学に則るとどういった日本語で表現するのが適切なのか

2012-10-03 11:27:57
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

@HayakawaYukio 氏の場合は「原子力推進」はもちろん「安全安心」とも一線を画して禁欲的に情報発信していると感じます。「原子力の専門家」がそういうスタンスであることに好印象を持つ私は座標を時流に流されているのかな。

2012-10-06 10:17:28
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@kutaromichikusa ウェザリング効果という彼ら業界の言葉をよく調べもしないで使ったところに学力不足を感じます。ただし技術力は高そう。

2012-10-06 10:23:34
早川由紀夫 @HayakawaYukio

ウェザリングの効果によって半減期で期待されるよりも放射線量が早く減ってると主張する人は、原子核の崩壊速度が温度圧力あるいは化学変化によって変わると主張しているのであろう。ウェザリングweatheringは日本語で風化という。ほんとうなら、ノーベル賞ものの発見だ【毒】

2012-10-17 16:59:25

11月17日

森口祐一 @y_morigucci

検討会でも問題になったのですが→第1回環境回復検討会議事録。http://t.co/iktRhT6X この問題の口火を切られた田中俊一委員(現原子力規制委員長)の発言はp15、森口の発言はp23。全文議事録は重要。@birdtaka @reemayufu @niigatamama

2012-11-17 11:13:57
早川由紀夫 @HayakawaYukio

↓ 大臣が出席する国の会議でも、「ウェザリング効果」で放射線量が減ると思い込んで話してるのね。ノーベル賞ものだ【毒】。「ウェザリング効果」てなんだか、説明できる人がその場にひとりもいなかったのか。愚かな国だ。

2012-11-17 11:29:01
早川由紀夫 @HayakawaYukio

検索すると、「ウェザリング効果」と言ったのは、田中委員だけだ(15ページ)。おそらく配布資料に書かれていたのであろう。

2012-11-17 11:31:08
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「ウェザリング効果」はweathering。 日本語では「風化」という。その場で、化学的・物理的に物質の状態が変わることをいう。放射壊変の速度は、物質の状態がどんなに変化しようと、温度圧力条件がどんなに変化しようと、変わらず一定であると現代物理学は信じている。

2012-11-17 11:33:08
早川由紀夫 @HayakawaYukio

物質が雨や風で移動することは、浸食erosion・運搬transportationという。浸食・運搬があれば、その場の放射線量は減る。それは、河川・急傾斜地・裸地で日常的に起こる。植生に覆われた緩斜面では起きない。

2012-11-17 11:35:22
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「ウェザリング効果」てグーグル検索するとすごいね。この国、ぼろぼろだね。

2012-11-17 15:51:21
早川由紀夫 @HayakawaYukio

地理学会、地質学会、なんでこれ、だまってるんだ。

2012-11-17 15:52:03
早川由紀夫 @HayakawaYukio

原子力業界による「ウェザリング効果」という誤用を私が初めて知ったのは、今年5月9日。土浦市文書。 http://t.co/ShMduMIE そのときは、役所がやとったコンサルタントが誤用したのかと思った。業界(学界)全体が誤用しているとは思わなかった。

2012-11-17 15:55:48
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コメント

早川由紀夫 @HayakawaYukio 2012年11月18日
「ウェザリング効果」は放射線量の今後の推移見通しを立てるときに、「プルーム」は昨年3月の放射性物質放出の具体的イメージを構築するに、それぞれとても重要な概念である。それが誤用された専門用語で語られている現状は無残である。学術先進国だとは言えない。
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早川由紀夫 @HayakawaYukio 2012年11月18日
ウェザリングで放射線量が減少することはない。この国にとりたてられた学界は、昨年3月にフクシマからまき散らされた放射性物質が自然界でどのような挙動をとるかを予想する能力をもっていない。
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早川由紀夫 @HayakawaYukio 2012年11月18日
プルームは継続的な熱の供給があって初めて成立する。フクシマからの放射能放出が定常的だったか間欠的だったかには当初から議論があった。プルームは定常論者が好んで使う語だ。しかしフクシマは間欠的だった証拠だけが積み上がった。もはやプルームはフクシマを表現するに不適切な語だと私は思う。
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森口祐一 @y_morigucci 2012年11月18日
プルームは以前もメンションしたとおり、原子力以外でも大気汚染分野では国際的に使われ、「プルームモデル」をはじめ、移流拡散を理解する基本概念だと思います。むろん分野によって定義は違うわけですが。 http://en.citizendium.org/wiki/Air_pollution_dispersion_terminology
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森口祐一 @y_morigucci 2012年11月18日
放出が連続的(定常)でなく、間歇的であったとしても、風下側へ汚染気塊が移流しながら乱流拡散によって拡がる形状を「プルーム」と表現することはとくに問題ないと思います。無風時には「パフモデル」という別のモデルがあります。
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森口祐一 @y_morigucci 2012年11月18日
Gaussian-Plumeモデルの基礎となっているTaylorの研究は1920年代。大気拡散研究の初期段階で地球科学でPlumeという語が別の形態について使われているのを知らなかったのかもしれませんが。 http://maths.mq.edu.au/texdev/MathSymp/Finnigan/node2.html
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早川由紀夫 @HayakawaYukio 2012年11月18日
垂直方向への移動を考慮しない大気塊の運動をプルームと表現することに、言語的違和感を覚えます。
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森口祐一 @y_morigucci 2012年11月18日
大気汚染物質の拡散においても、排ガスが持つ熱と吐出の運動量による初期の排煙の上昇は煙突高として考慮しますが、その後の運動は、水平方向への移流・拡散と鉛直方向の拡散として表現し、その形状をPlumeと呼んでいます。
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森口祐一 @y_morigucci 2012年11月18日
熱、吐出(噴出)の両面で、大気汚染物質の拡散では、火山に比べて、鉛直方向への運動に働く力が相対的に小さいために生ずる概念の相違だと思います。
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早川由紀夫 @HayakawaYukio 2012年11月18日
y_morigucci 1920年というとかなり古いです。少なくとも火山学のプルームより古いです。大気科学についてはいつから使われているか知らない。
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早川由紀夫 @HayakawaYukio 2012年11月18日
y_morigucci 内容に踏み込みます。火山学でも大気科学でも、プルームは浮力による効果を重要視します。大気汚染分野でいうプルームが横方向の移動を論じてるだけなら、浮力の効果はないでしょう。わざわざプルームと呼ぶ必要はないように感じます。拡散方程式だけで記述できる。
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森口祐一 @y_morigucci 2012年11月18日
先に引用した図では水平方向にだけ拡がっているように見えたかもしれませんが、むろん鉛直方向の拡散も考慮します。http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/06/06030502/01.gif
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森口祐一 @y_morigucci 2012年11月18日
HayakawaYukio 大気科学での「プルーム」は拡散方程式で記述される煙の広がりの全体の形が、「鳥が羽を広げたような形状」だからPlumeと呼ぶのだ、と教わりました。Plumeは形状としての鳥の羽。浮力とは無関係だと思います。
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森口祐一 @y_morigucci 2012年11月18日
HayakawaYukio なお、大気汚染の分野で鉛直方向の運動が重要になるのは、重い高濃度の有毒なガスが地表に溜まるケースで、これはまさに「勉強しないと死ぬぞ」という分野です。
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早川由紀夫 @HayakawaYukio 2012年11月19日
工場の煙突から垂直に立ち上る柱と、それが風に流されて水平に移動する雲を区別せず、どちらもプルームと呼ぶのは賢い用語法だと思えません。前者は浮力支配(周辺大気を取り込んで熱膨張することが本質)、後者は拡散支配です。制御メカニズムがまったく違いますから。
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早川由紀夫 @HayakawaYukio 2012年11月19日
火山学では、前者をplume、後者をcloudと呼んで、明確に区別します。
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早川由紀夫 @HayakawaYukio 2012年11月19日
今回の場合、火山学ではプルームの存在を認めません。すなわち熱上昇することなく原子炉から放射性物質を含む雲が発生して、そのまま風に流されたと記述します。その高さは低い。地表を這うような雲です。霧といったほうがより適切か。
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森口祐一 @y_morigucci 2012年11月19日
HayakawaYukio プルームという用語について、火山学と大気科学との間で元の概念が違うわけですが、熱膨張、浮力という視点は今回の事故においても重要だと思います。
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森口祐一 @y_morigucci 2012年11月19日
HayakawaYukio 原発のどの位置(排気塔なのかそれ以外の破損個所か)、どの程度の温度のガスがどの程度の量排出されたかによって、浮力による初期上昇が異なり、その後の地表への到達にも影響するためです。
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森口祐一 @y_morigucci 2012年11月19日
HayakawaYukio なお、「雲」という語は、放出されたガスや微粒子が大気中を移動する際の性状(液滴だったのかどうか)という観点からもその適否を論ずる必要があると思います。
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森口祐一 @y_morigucci 2012年11月19日
HayakawaYukio 「霧」については、、「霧」状だったのか湿度の低い空気塊だったのかが地面や樹林への沈着において重要な意味をもつため、これも慎重に考えたほうがよいと思います。
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森口祐一 @y_morigucci 2012年11月19日
HayakawaYukio 今回の事故による放出は、火山からの噴出に近い事象にまでは至らずに済んだと考えており、そういう意味では地球科学の用語ではなく、100年近い大気汚染研究における用語の適用が強ち間違っているとはいえないと思います。
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早川由紀夫 @HayakawaYukio 2012年11月22日
y_morigucci きのういわき市で工場の煙突をたくさん見て思いました。プルームという専門用語の本質は、浮力よりも定常放出にあるのではなかろうか。もしそうなら、昨年3月の放射性物質放出は定常ではなかったのでプルームの語はふさわしくない。複数回の「瞬間的」だったから、継続性を要求しない雲の語がよい。
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森口祐一 @y_morigucci 2012年11月22日
HayakawaYukio 確かに大気汚染分野でのプルームは主に定常放出について適用されます。定常か(ベントのような)だったかが重要な意味を持つ今回の事故で、そのこだわりが大切であることは同意します。
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森口祐一 @y_morigucci 2012年11月22日
HayakawaYukio (ベントのような)瞬間的だったか、と書くべきところ、書き損じましたので再送。確かに大気汚染分野でのプルームは主に定常放出について適用されます。定常か(ベントのような)瞬間的だったかが重要な意味を持つ今回の事故で、そのこだわりが大切であることは同意します。
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