孤独のゾンビサバイバル まとめ

サバイバル中にお世話になった方々や関わりを持った方々のツイートを、まとめの中で使わせていただいておりますが、問題がございましたらご連絡下さい

本日の更新（4月6日付）【今日の孤独のサバイバル】324日目更新。

現在のリプレイ状況は、プロローグから11日目。14から21日目。25,27,40,41,44,47から50日目。56,57,67から69日目。106,108,120,155,169,184,190,191,199日目。206,214日目。

※リプレイ中のBGMタイトルは主にスクリーントーンズの『孤独のグルメ』O.S.T『孤独のグルメSeason2』O.S.Tから。時折、他作品のものも混ざってきます。

目次

・イントロダクション・　今日の孤独のサバイバル　・プロローグ　・これまでの「孤独のゾンビサバイバル」

イントロダクション

【今日の孤独のサバイバル】324日目

HP99/100 食料96/100 探索度0 覚醒 新薬効果D-1 警備○ 炊出 脱出目撃○ 睡眠薬
アイテム【チェーンソー+1】（【戦闘】で受けるダメージ常に－４。最低１点は受ける）※改造+1
　　　　【救難信号弾】】（使い捨て。これを使用したとツイートし、２４時間以内にフォロワーの助けを得られれば最新の診断結果を無効化できる）
クリアフラグＡ(奇妙な地図)
クリアフラグＡ(カードキー)
ヘリポート発見済み

プロローグ

BGM:Stay Alone
　「××島か。ここに来るのは初めてだなあ」
　俺は井之頭五郎。個人で輸入雑貨商を営んでいる。雑貨商と言っても、店は構えず、小さな事務所とノートパソコンを使って気楽な商売をしている。我ながらいい身分だ。現在独身。
　俺がこの島を訪れたのは、バカンスではなく商談のためである。以前に取引を持った顧客からの紹介による大口の依頼があり、三日間の予定での出張となった。
　島はなかなかに広く、本数は少ないが本土との連絡船が通り、小さいながらも小型機が発着できる飛行場もある。他の商談との日程の兼ね合いもあり、今回は小型の旅客機を使うことになった。その費用は経費として先方払いにしてくれるそうだ。まったくありがたい話である。
　
BGM:タテブエAlone
「住所は･･････ここか」
　先方から報されていた住所にあったのは、割合に大きな店舗兼住宅。ほー、なかなかいい感じのバルじゃないか。ま、酒は飲めないんだけどね。
　なんでも以前は銃砲店を営んでいたとかで、店の造りに特徴がある。なるほど、それでか、このカウンター。しっかりとした重厚な造りをしていて、こりゃあいかにもって感じだな。うん、いい味出てる、いい感じだ。今回は調度の多くを一新したいということで、そこそこ大きな仕事になりそうだ。
　滞在中の宿泊先は相手からの薦めもあって、先方宅の離れを使わせてもらうことになっていた。
　島には小さなホテルや旅館もあるということなので、俺としては気を使わないホテル暮らしが良かったのだが、ここは先方の意を汲んでご厄介になることにする。
　滞在中は食事も一緒にどうかと勧められたのだが、そこは辞退して外で取ることにした。オーナー夫妻や息子はいい人たちなのだが、さすがにそこまでお世話になるのも申し訳ない。それに、正直なところ、俺は食べるものと食べる時ぐらいは自分で決め、誰にも邪魔されず気を使わずに自由に食事がしたいのだ。

BGM:嫌な予感
「忍者!?　いや、これははたして忍者なのか･･････？」
　それは二日目の夜のことだった。俺が晩飯を終えて離れに戻ると、そこには忍者がいた。金髪碧眼の筋骨隆々たる体に頭巾と褌だけを身に着けた半裸の男が、部屋で正座して俺を待っていた。いや、頭巾を被り褌を締めただけの男のことは、本来、忍者ではなく変態と呼ぶべきなのだろう。
　俺がそれを忍者だと認識したのは、昔ハマッたことのあるコンピューターゲーム『Wizardry』の影響だろうか。そのゲームをやって以来、俺にとって忍者とは、半裸でシャーマン戦車並の防御力を持ち、素手で敵の首を刎ねる人のことだと認識が出来てしまっている。
「あ、あなたいったいなんなんですか!?」
　咄嗟に俺は古武道の構えを取る。育ての親だった祖父が古武道の館長だったため、それなりには心得があるが、それが果たして忍者に通じるものだろうか？　それともこの場は今の流行に従って「アイエエエエ!　ニンジャ!?　ニンジャナンデ!?」とでも叫んで逃げ惑うのが正しいのか？
「ドーモ、井之頭＝サン。裸忍者です」
　忍者は不意に立ち上がると、綺麗な姿勢でお辞儀をし、そう挨拶をした。
「あ、どうも。井之頭です」
　つい、釣られてお辞儀を返してしまったが、これは仕方のないことだろう。お辞儀は大切だ。お辞儀をおろそかにするとCPUの難易度が最高レベルに上がってしまう。それは俺がカラテカから学んだ真理である。
　いや。というか、この忍者。というか裸･･････忍者？　なんでそれが俺の名前を？　だが、俺が目を上げると、そこにはもう忍者はいなかった。ただ、虚空から「オタッシャデー」という声だけが響き、部屋のテーブルの上には一つのお守りとなにかの地図が残されていた。
「こりゃあ、水天宮のお守りじゃあないか」
　そのお守りには見覚えがあった。以前に知人の女性に頼まれて、日本橋にある水天宮に安産の腹帯を貰いに訪れたことがある。どうも、これはそこで見たのと同じお守りのようだ。なぜ、こんなものがここに？　それにこの地図はなんなのだろう。

BGM:Jiro'sTitle
　結局のところ、あの忍者はなんだったのか。その謎は全く解けないまま、俺は三日目の朝を迎えることになった。その頃、外では大変な事態が起こっていたのだが、今の俺にはそれを知る由もなかったのである。

EDテーマ:五郎の12PM.part1

これまでの「孤独のゾンビサバイバル」

【孤独の1日目】

--【井之頭五郎 孤独の1日目】
HP95/100 食料95/100 探索度0 脱出者目撃特典未使用
アイテム【コンバットマグナム】拳銃（【戦闘】で受けるダメージ常に－１。最低１点は受ける）
　　　　【水天宮のお守り】お守り（時刻で効果が変わる【アクシデント】で好きな効果を選べる。使い捨て）　　　
クリアフラグＡ(奇妙な地図)

BGM:箸立てをぶっ倒す
「俺は･･････夢でも見ているようだ･･････」
　オーナーがぶっ放したレミントンM870がそいつの頭を粉みじんに吹き飛ばした。隣で奥さんが構えているのはSIG552。息子が取り出したのはAA-12だろうか？　なんにせよ、レミントンはともかくとして、どちらも日本の銃砲店で扱っているような代物じゃあないだろう。ここは一体どこで、彼らはなにと戦っているんだ？
「いったい、なにが始まるんです？」
「第三次世界大戦ってわけじゃないが。井之頭さん、あんたもこれ、持っといた方がいい」
　そう言って息子が俺に手渡したのは、スミス＆ウェッソンM29。おほぅ、マグナム44。ダーティーハリー、憧れたなあ。グッとくるじゃないか。っと、そんなことを言っている場合じゃない。
「こんなもの、使えませんよ」
「そうか。体格的には似合うと思うんだが。じゃあこっちを」
　ほー。今度はコンバットマグナムか。次元大介。早撃ち0.3秒。いや、いかんいかん。
「いや、どっちにしろ私には撃てませんよ」
「そんな悠長なことを言ってられる状況じゃあないんだ。使えなければ使えるようになるんだな。まあ、ともかくはお守りだとでも思って持っておいた方がいい」
　お守りなら持っている。ほら、水天宮の。いや、これが今の状況で銃より役に立たないのは確かか。
「じゃ、じゃあとりあえず」

BGM:ある日の東京
「詳しいことはともかくとして、さっきのあれ。あれはゾンビだって言うんですか？」
　一通りの掃討が終わった後、オーナーから事態の説明を受けた俺はそう呟いた。そんな馬鹿な。映画やゲームじゃないんだ。そんなものが存在していいわけがない。
「だが、あんたも見ただろう。あれは現実に存在する」
「博士はとうとうアレを始めてしまったのかしら。館の様子を見に行かなければいけないわね。私は準備にかからないと。あなたは銃をお願いね」
　言うが早いか、奥さんは息子を伴って店の裏の住居エリアに向けて出ていってしまった。
　アレってなんだ？　アレ、アレか。それに、館って？　館なに？
「井之頭さん。俺たちはこの事態をどうにかするため、行かなきゃならんところがある。だが、あそこはかなり危険な状況になっているはずだ。だから、あんたを連れて行くわけにはいかない」
「あ、いえ。私は今日でこの島を離れるつもりなので」
　だが、オーナーの言葉は非情だった。
「空港は真っ先に封鎖されてるはずだ。当面は飛行機が飛ぶことは無いだろう。当然、港もだ」
「えっ!?　そんな。じゃあ、私はどうすれば」
「当面はこの店を使ってください。ここは元々銃砲店だったから、防備を固めればそう簡単に侵入されることはないでしょう。それに、食料も保存の利くものを蓄えてあります」
　俺の質問に堪えたのは、様々な物資を抱えて戻ってきた息子だった。彼が搬入する物資や装備を奥さんが手際よく軍用のALICEパックに詰めていく。　
「おそらくはどこかに脱出用のルートが確保されているはずよ。まずはそれを探してください」

BFM:背中を借して～吉野のテーマ
　なんてことだ。××島をなめてたか。
　しばらくの後、様々な火器で装備を固めたオーナー家族は車を駆ってどこかへと出ていった。あれはハマーだったか。いや、どうも違う。もしかすると軍用のハンヴィーというやつではないだろうか。
　･･････それにしても、腹が減った。なんにせよ腹になにか入れておこう。腹が減っては戦はできぬ。取り残された俺は、それでもひとり食べるんだな。生きているというのは体にものをいれてくということなんだな。

EDテーマ:五郎の12PM

【孤独の2日目】