ポケジェクト場外乱闘:「プレゼンテーション「大人向けのポケモン」」編

「ポケ論2」を肴に色々なことを考える「ポケジェクト場外乱闘」。第二回は「プレゼンテーション「大人向けのポケモン」(執筆者:ぷらぶす/@pluvs_ev 氏)」。「2062年のポケモン一家」の提示から始まるこの論から見えるものは。ポケモンの大人への売り方、そして・・・意外なことに子供・・・も?
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ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

ポケ論2を肴に色々考える「ポケジェクト場外乱闘」、第二回はぷらぶすさんの「プレゼンテーション「大人向けのポケモン」」

2012-11-21 01:45:29
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

2062年のポケモンを冒頭に提示し、ポケモンを今後このようなコンテンツに育てたい、しかし、その為にポケモンは今後、主要ターゲットである小学生、そして急速に拡大している10代後半から20代だけでなく、「大人」に向けて展開される必要がある・・・というのが本論である。

2012-11-21 01:49:02
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

「2062年、三世代に渡ってプレイされ続けるポケモン」という像は面白く、是非とも目標のひとつにして欲しいと願うところである。ポケモンというゲームが世代間継承されるということは、ポケモンというキャラクターも世代間継承されることになるためだ。

2012-11-21 01:56:43
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

また市場や展開についての分析も面白い。既に高年齢層への展開が始まっているとする分析は、ポケモンの現状をしっかりと捉えていると存じる。

2012-11-21 02:00:36
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

とはいえ、本論を読んでいて感じたのは、「大人にポケモンを普及させる」事を述べているが、肝心の「大人」の姿が見えてこないということである。漠然と「ポケモンに無関心な大人」という像は見えるが、輪郭、またはある程度の像を伴った「大人」が見えてこないのである。

2012-11-21 02:07:02
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

ここで例えば「年齢30代以上~40代」「男性」「会社勤め」「子供の影響でヒーローものに関心はあるが、ポケモンには関心が薄い」という様な像を設定すると、ポケモンを売りたい「大人」像が明確になる。すると、ポケモンがそこに、自身をどう売り込めるかを考えることが可能になる。

2012-11-21 02:11:41
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

また、ポケモンが「大人」に対して発信できる像、イメージを考えることで、売り込むことを想定している層への、ポケモンの展開をより踏み込んで考えられる。例えば「知的」であるとか、「ノスタルジー」であるとか、色々なキーワードを基にして、どうポケモンを売るかを考えると、切り込み方が変わる。

2012-11-21 02:20:35
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

これらを基に考えると、本論では「今ポケモンが持っているものを“大人”に対して展開する」という事が想定されているが、売るべき相手である「大人」を、より深く検証・想定し、「キーワード」を用意し思索することで、より効果的にポケモンを展開可能になると考える。

2012-11-21 02:25:16
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

今、ポケモンが持っているものを大切にしつつ、“大人”に向けた展開を考え、実行する。それは大切なことであるが、対象である大人を分析し、実体化させることによって、具体性を加味すれば、「ポケモンが持つものを大切にしつつも、新しい方向性の展開を行う」事も可能であろう。

2012-11-21 02:35:30
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

それでは、ポケモンはどのようにして大人に広める事が可能だろうか?考え方はいくらもあろうが、ここではひとつの大人の例として、「年齢30代中~後半」「家庭を持っている」「子供の影響でヒーロー物に関心がある」という像を設定して考えてみたい。

2012-11-21 02:40:41
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

この例で行くと、例えば「家庭」である。ここで「家族でポケモンを楽しむ」ことを提案できれば、そこに売り込みやすい余地が出来る。しかし、家庭によっては、ゲームを拒むかもしれない。その場合は、ポケモンが武器にしている「遊び」を、ゲームに限定しないことが意味を持つだろう。

2012-11-21 02:49:40
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

「遊び」をゲームに限定しないとは、「遊び」をTCGやビデオゲームだけでなく、より広範に捉えるということだ。ゲーム機やカード以外の玩具を使って遊ぶ行為も、「遊び」である。

2012-11-21 02:54:26
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

また「遊び」以外の方向で、「家族」にポケモンを浸透させる事も可能と考える。幼い子供がいる家庭であれば、ポケモンが自身の有するキャラクター群を生かし、創作絵本を多数展開することも可能だろう。そこに「読み聞かせ」などの要素を加え展開する。この様な切り口も存在する。

2012-11-21 03:01:55
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

「ヒーロー物に関心がある」というキーワードからは、ポケモンと他のキャラクターのコラボレーションの可能性を汲み取れるだろう。ポケモンはそもそも、「ウルトラマン」や「仮面ライダー」といった、1960年代頃の特撮ドラマのオマージュを含んでいる。

2012-11-21 03:04:43
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

こうしたポケモン誕生の背景に絡めつつ、ヒーローとポケモンの連携企画を展開することで、ポケモンに関心を抱いてもらうという攻め方も考えられる。別の攻め方としては、こうしたヒーローが生まれ、活躍した時代を取り上げ、ポケモンと絡めるという売り方も出来る。

2012-11-21 03:07:03
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

この様に、漠然と「大人」を考えるのではなく、「どんな大人にポケモンを知って欲しいか」を考えることで、ポケモンが採れる展開は大きく変わってくる。大人像を見える様にする事で、攻め方が見えてくるし、読み取れるキーワードによっては、ポケモンの新たな展開の発見にも繋がるのだ。

2012-11-21 03:12:28
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

そうしてポケモンの側から、多面的なイメージを展開・提示して、大人に近づいていくことにより、ポケモンを広めることが可能と考える。ポケモンが現在持つイメージを大きく崩さない範囲でこれを行う、という制約をつけるとしても、「大人をきちんと見て、知る」ことにより採れる選択は多くなるはずだ。

2012-11-21 03:18:15
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

最後に、「子供を対象にしたポケモン」がプロダクトの大多数を占めているという点について、この「子供」についても、実は小学生以下の年齢層については、ポケモンの未来に向けた、更なる展開を考える余地がある。

2012-11-21 03:49:15
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

というのも、玩具メーカーのバンダイが実施している「こどもアンケート」の数値を見る限り、子供でも「小学生」と「小学生以下」では、ポケモンの支持率に大きな開きが存在するのである。

2012-11-21 03:56:10
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

最新のデータでは、男女総合で、小学生では6~8歳で500人中97人、9~12歳で500人中69人、対して3~5歳では500人中33人、0~2歳では・・・圏外である。もっとも、乳幼児層においては、アンパンマンが絶対的支持を確立して久しいため、仕方ない面もあるのだが。

2012-11-21 04:00:42
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

また、男女別では、3~5歳は250人中、男子では21人、女子では12人となっている。幼児においてもポケモンは男女問わず好かれる、という傾向が見て取れるが、小学生では男子6~8歳で250人中74人、9~12歳で48人、女子6~8歳で250人中23人、9~12歳で21人となる。

2012-11-21 04:05:17
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

ここで読み取れるのは、まず「小学生女子」と「3~5歳の未就学児童」、ここにポケモンが今後何かしらの働きかけを行う余地があるということだ。彼等に「ポケモンが一番好き」と言ってもらい、ポケモンを選んでもらうために、ポケモンに出来ることがある。

2012-11-21 04:09:10
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

そして将来的には、「0~2歳児層」にポケモンを展開することを考えたい。この層に対する展開を考える意味は、ひとつは「幼児の親」をポケモンに取り込む事に繋がるからであり、ひとつは将来のポケモンファンの高年齢化の進行に伴い、乳幼児層への展開が具体性を帯びるためだ。

2012-11-21 04:14:17
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

「ポケモン関連商品を買ってもらう」「ポケモンを遊んでもらう」だけでなく、「積極的にポケモンを選択してもらう」ために、ポケモンが子供達に対して出来る事は何かということを、ポケモンはより一層深く考えるべきかもしれない。ポケモンは、もっと多くの子供達に好いてもらうことができるはずだ。

2012-11-21 04:22:50